そもそも品種改良とは何か

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品種改良とは、言葉の通り「何らかの方法によって、その品種の性質を改良する」ことを指します。代表的な品種改良としては、交配や遺伝子組み換えなどが挙げられるでしょう。

 

実は、現在、市場に流通している食材のほぼ大半が品種改良によって生み出されたもの。度重なる品種改良によって、大量生産が可能となり、さまざまな食味が生まれたことは確かです。栽培される土地に合わせて、多様な形態の品種も生み出されています。

 

品種改良が私たちにもたらしたもの

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品種改良によって、私たちが「安定してさまざまな食品を、安価に手に入れられるようになった」ということは、確かな事実。害虫に強い品種、農薬や化学肥料に強い品種、災害に強い品種など、環境変化や薬剤への耐性を強化するために栽培されてきたものも多いのです。米や小麦など、野生種の時代から「人が安定して大量生産する」ことを明確な目的とし、品種改良を行ってきた作物もあります。

 

しかし、品種改良によって生み出された食材には「ある種の弊害」が含まれているものもあります。

 

例えば、小麦。野生種や古代種と比較すると、グリアジンの含有量が非常に高くなっていると言われており、欧米などでは「品種改良された現在の精製小麦は、リーキーガット症候群の原因となる」とされています。

 

在来種・固定種の需要が高まっている

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日本では、伝統野菜を売り出していこうとする機運が高まっています。単なるビジネスチャンスの一つにも見えるかもしれませんが、伝統野菜の多くは、品種改良をほとんどなされていないため、その土地に適した形で栽培されているのです。また、栄養バランスを操作していないため、「自然な形で存在している」という事実もあります。

 

昨今、オーガニックに対する意識も高まっていることもあり、「昔ながらの品種が保持されている」という事実は、食材の安心・安全を裏付けるポイントのひとつになっているとも言えます。

 

品種改良や遺伝子組み換えがおこなわれた食材は広く流通していますが、食材の安心・安全やより健康的な食事を求める人が増えている今、在来種、固定種と呼ばれる存在の需要がより高まることは間違いないでしょう。

 

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