二日酔いを防ぐ、ネバネバ野菜の実力。

 

肝機能を落とさないためには、肝臓の働きを良くすることが必要になります。そこでおすすめしたいのはネバネバした食品です。ネバネバした食品といえば、おくらや山芋、里芋、モロヘイヤそして納豆などが思い浮かぶのではないでしょうか。

 

このネバネバしたぬめり成分の正体はムチン。ムチンが肝臓の働きを良くし機能を高めます。アルコールは肝臓で分解し排出されるため、この処理がスムーズに行われないと二日酔いになるというわけです。

 

ネバネバ成分のムチンはまた、たんぱく質の消化吸収も助けます。ネバネバ系おつまみを食べてから、唐揚げなどの肉類、お刺身などを食べることで消化がスムーズになります。そしてゆっくり飲むことで胃でのアルコール停滞時間が長くなり、1~2時間かけてゆっくり吸収されていくため、酔いも緩やかになるというわけです。

 

ということで、居酒屋さんに入ったらまず、「おくらのおかか和え」や「マグロの山かけ」、「千切りに切った山芋」「里芋の煮っころがし」などを注文するのがよいでしょう。自宅でゆっくりお酒を飲まれる方もネバネバ系と一緒がおすすめ。オクラを刻んで納豆と合わせ、ネバネバコンビの気軽なおつまみなどいかがでしょうか。

 

 

しかしこのネバネバが邪魔になって困るのが里芋の煮物。ネバネバが強すぎて煮汁に入れても味がしみこまないことがあります。このようなときは、皮をむいてから塩を軽く揉みこみさっと湯通ししてから煮汁に加えることで、味のしみ込みも良くなります。

二日酔いの原因は水と糖…

 

体が脱水症状になることでも二日酔いを起こしやすくなります。アルコールには利尿作用があるためどんどん体の水分が尿として排出されていきます。予防としてはお水と一緒にお酒を飲むことがいいでしょう。

また低血糖も原因の一つです。通常肝臓は血糖値が下がると蓄えられていた糖を血液中に放出します。ただ体内にアルコールを摂取している場合、肝臓はアルコール分解でフル回転働いているため、糖を血中に放出することがしづらくなります。このため血糖値が下がり、頭痛やだるさ、頭がぼんやりするなどの症状が出るのです。お酒の〆には糖質であるおにぎりやお漬けなどの炭水化物を食べるようにしましょう。

 

お酒は百薬の長とも言いますが、ホント??

 

アルコールは全て体に悪いというわけではありません。「食前酒」というお酒があります。「そもそもなぜ食事の前に?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、アルコールの度数の低いお酒は消化分解酵素を増やしたり胃の血流を良くすしたりすることで胃の働きを活発にし、食欲増進の作用などもあるのです。

 

というわけで、お酒は少量ならば良い働きをしてくれますが、飲み過ぎればもちろん二日酔いになります。防止策の一番は、なにより適度な飲酒量にすることです。どれくらいが適度な飲酒量かというと、ビールなら中ビン1本、日本酒は1合、ウイスキーダブル1杯、ワイングラス2杯弱です。アルコールの分解は男女差もありますので、あくまで目安です。体のためにも、二日酔いをしない程度にお酒を楽しみたいものですね。

 

参考文献

厚生労働省 eヘルスネット

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-02-002.html

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-03-005.html

農林水産省HP

http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1109/spe2_01.html

 

 

金子あきこ

管理栄養士、節約美容料理研究所代表。レシピ開発、セミナー、コラム執筆、メディア出演等。40代からのダイエットサポート、セッションなど女性の美に特化し行っている。著書に「ショウガ甘酒食べる健康法」(日本文芸社)。

https://akiko-kaneko.com

関連する記事

食材の教科書の記事ランキング

人気の食材の教科書の記事

おすすめの記事

食べチョク&moreで注目の記事

新着の記事

最新のトレンドをチェック

こだわり農家の朝どり野菜をご自宅で

全国の厳選オーガニック農家から直接届く、素材本来の美味しさ。
その“楽しみ”をあなたも体験してみませんか?

食べチョクをチェックする