冬瓜の歴史
冬瓜は、インドや熱帯アジアが原産国といわれています。3世紀ごろに原産地から中国に広まったとされており、日本には中国から伝わりました。
冬瓜については、奈良時代の『正倉院文書』や平安時代の『本草和名』の中で書かれており、古くから食材として知られていたようです。
冬瓜は夏に収穫されますが、カットしないでおけば冬まで保存ができるため、冬でも食べられる瓜から「冬瓜」という名前がつけられたといわれています。
日本国内での冬瓜の主な産地は、愛知県・和歌山県・岡山県・ 鹿児島県・ 沖縄県が有名です。
冬瓜の選び方や保存方法
冬瓜の選び方
まるごとの冬瓜を選ぶ場合、手に持った時にずしっと重く、表面に粉がふいているものがおすすめです。また、ヘタがしっかりとしているのもチェックポイント。
カットされている冬瓜は、果肉が白く、みずみずしさがあり、種がぎゅっとつまっているものを選びましょう。
保存方法
冬瓜は、切らないまるごとの場合は、冷暗所で6か月ほど保存が可能です。
カットした場合は、中のワタをスプーンなどでくり抜いて、皮付きのまま、キッチンペーパーとラップで包み、野菜室に置きましょう。およそ5日ほど保存できます。
また、皮をむいて小分けにしておげば、冷凍保存もできます。平らに並べ、ジッパー付きの袋に入れておけば、1ヵ月は保存が可能です。
【レシピ】冬瓜のサラダ
あまり知られていませんが、冬瓜は生でも食べられます。今回は冬瓜を使ったサラダのレシピを紹介します。
〈材料〉
・冬瓜…200g
・食塩…適量
・ツナ…1/2缶
・マヨネーズ…10g
・ブラックペッパー…適量
〈作り方〉
1.冬瓜を食べやすい大きさに切り、薄く切る。
2.ビニール袋に冬瓜と食塩を入れ、塩もみして10分ほど置く。
3.ボウルに移し、マヨネーズを加えて和える。
4.お皿に盛りつけ、ブラックペッパーを振りかけて完成。
まとめ
冬瓜は、淡白な味わいなので、ツナなどのコクのある食材と一緒に調理するのがおすすめです。旬が始まるのはこれから!ぜひ、冬瓜レシピを楽しんでみてくださいね。
▼この記事を読んだあなたにおすすめ
参考
マイナビ農業 https://agri.mynavi.jp/2017_10_16_8598/
東京新宿ベジフル株式会社 https://www.vf-shinjuku.jp/products/tougan/
株式会社嶋和 http://www.simawa.co.jp/p/question/tougan.html
カゴメvegeday https://www.kagome.co.jp/vegeday/yasai/winter-melon/
フードライター。「食に関する仕事をしたい」との思いを胸に、会社員から給食の仕事に転職。現在、調理師免許を取るべく奮闘中。女性向けメディア・ローカルメディアでレシピ作成を行う。好きな野菜はアスパラガス。