親子丼やオムレツや、かに玉やケーキまで、和洋中菓子類とどんな料理にも欠かせない食材の「卵」。

 

調理方法によって形が自在に変化する面白い食材ですが、実は栄養素的にも優秀な食材であることをご存知ですか?

 

この記事ではそんな卵に注目し、日本の朝ごはんの定番であるTKG(卵かけごはん)の奥深い魅力を「日本たまごかけごはん研究所」の代表理事であ上野貴史さんにお話を伺いました。

 

・今回インタビューにご協力いただいた一般社団法人日本たまごかけごはん研究所 代表理事上野 貴史さん

 

 

イタリアン・フレンチを経て、女子栄養大学の学生食堂で12年。皇室をお迎えしてのイベントプロデュースをきっかけに【日本の食文化・歴史を世界と後世に伝える】天命と出会い、2018年6月、株式会社 八紘 設立。

 

栄養学・食育に特化したプロの料理人・プロデューサー・講師として、料理教室や富裕層向けケータリング、講演活動、コンサルティング、メディア出演など幅広く活躍中。

 

 

■日本は世界的な卵大国!

 

今では日常的な食材の卵ですが、一般的に日本で広まり始めたのはポルトガル人との貿易(南蛮貿易)が盛んだった室町時代の末期ごろからと言われています。(※諸説あります)ポルトガル人との貿易が盛んだった九州を中心に肉や卵を食べる習慣が浸透し、徐々に全国へ広がっていきました。

 

そんな日本での一人当たりの卵消費量は、なんとメキシコに次ぐ世界第2位。(2020年時点)日本人全員が、ほぼ毎日1個卵を食べている計算になるそうです。

 

また、卵かけごはんのように卵を生のまま食べることは海外で少なく、日本に来た外国人に驚かれることもよくあります。

 

 

日本では卵の衛生管理や輸送方法が徹底されており、安全に生卵を食べることができるようになっているのですね。

 

■卵かけごはんは栄養満点な朝ごはん!

卵は、たんぱく質の原料となるアミノ酸をはじめ、ビタミン、ミネラルなど数多くの栄養成分を含んでいます。特に、アミノ酸は人が体内で作れない9種類のアミノ酸(必須アミノ酸)をバランスよく含んでおり、理想的なたんぱく質源としても有名です。

 

 

エネルギー源として食卓によく登場する「お米」は、この必須アミノ酸が2種類(リジン・スレオニン)不足しています。その為、お米単品で食べるのではなく、卵を追加して”卵かけごはん”にして一緒に食べることで簡単に栄養満点なご飯に早変わりしますよ。

 

これにオレンジなどのフルーツを加えればさらに栄養バランスの良い朝ごはんの完成です。

 

■シンプルなご馳走:卵かけごはんの黄金比率とは

 

ごはんと卵、醤油があればすぐに完成する卵かけごはん。

 

シンプルな料理だからこそ作り方にもこだわり、さらに美味しい食べ方を見つけたいですよね。そんな今回は、美味しい卵かけごはんの作り方に迫るべく、上野さんに卵かけごはん作りのコツをお聞きしました。

 

上野さんのおすすめする絶妙な卵かけごはんの黄金比率は、

 

硬めに炊いたごはん150g:醤油7g:卵Mサイズ60g

 

この割合を守ることで各素材の味が消えず、ごはんの旨味や卵本来の味わいまでをしっかりと味わうことができるそうです。

 

また、様々な卵かけごはんの食べ方を研究されている上野さんですが、その中でも特におすすめの食べ方を教えていただきました。

 

▶「サンライズ」

 

①お茶碗によそったごはんに醤油をかけて混ぜ、醤油ご飯を作ります。

 

②別皿で卵を割り入れ混ぜます。

 

③②を①にかけ、全体を混ぜ合わせて完成です。

 

できたてをすぐにいただきましょう!

 

口に入れると最初に卵だけの味を感じ、次第に醤油の塩味によって卵の味わいやコクが深まり、最後にお米本来の旨味を感じる・・・という口の中で変化する味わいを楽しむことができます。卵本来の味を楽しめるからこそちょっぴり良い卵で味わってみたい一品ですね。

 

また、卵白の水っぽさが気になる・・・という方には「タイフーン」という作り方がおすすめです。卵白がお米によくなじみ、卵黄のコクもしっかりと感じることができますよ。

 

▶タイフーン

 

①お茶碗によそったごはんに、卵白だけを先に入れてしっかり混ぜ合わせます。

 

②卵黄、醤油を上にのせ、全体を混ぜ合わせて完成です。

 

(記事内のイラストは、一般社団法人日本たまごかけごはん研究所さんの確認をいただき利用しています。)

 

 

■卵かけごはんにちょい足し!アレンジ術3選

卵かけごはんは好きなんだけど、醤油味に飽きてきたな・・・という方に必見なのがこちら。ひと味違う美味しさを楽しめる、おすすめのちょい足し食材を上野さんにお聞きしました。

 

その1「わさび」

 

お寿司やお刺身に欠かせないわさび。ツンとした爽やかな風味が特徴の薬味ですが、卵かけごはんとも相性抜群です。一緒に海苔も追加すれば、まるで高級寿司のような味わいに早変わりします。

 

その2「黒コショウ」

 

卵かけごはんに黒コショウ?!と思われるかもしれませんが、意外と知られてないおススメ食材です。黒コショウをかけることで味にキレが追加され、卵の味わいが際立ちつつ後味もすっきりと仕上がります。お好みで粉チーズを追加すれば、カルボナーラ風の卵かけごはんに大変身!是非お試しくださいね。

 

その3「オリーブオイルと塩」

 

醤油の代わりにオリーブオイルと塩で味付けしていただく洋風卵かけごはんです。シンプルな味わいがスッキリと食べやすく、リゾット感覚でいただくことができます。卵の味をしっかり楽しめるので、卵黄の濃い卵を使うとより美味しく召し上がれますよ。

 

■まとめ

 

いかがだったでしょうか。

 

すぐに作れて栄養バランスも良い「卵かけごはん」ですが、ひと手間で様々な味わいを楽しめることをこの記事より知ることができたのではないでしょうか。

 

スーパーやコンビニエンスストアなど、身近な場所で手に入る卵ですが、日本には栽培方法や飼料にこだわり、手間暇かけてつくられたブランド卵が数多く存在します。シンプルな味付けで、卵本来の味を楽しめる「卵かけごはん」だからこそ、生産者さんこだわりの味を堪能できること間違いなしです。

 

この機会に是非、自分のお気に入り卵を見つけてみてくださいね。

 

生産者さんこだわりの卵はこちら

生産者さんのこだわり卵は、食べチョクからも購入できます。

濃厚な黄身の味がお口に広がる卵は絶品です。ぜひお試しください。

 

 

こだわりの卵はこちら

 

上野さんが代表理事を務める

一般社団法人日本たまごかけごはん研究所

 

参考文献

「丸ごとわかるタマゴ読本 著者:渡邊乾二」

 

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