いちじくはどんな果物?
いちじくは漢字で書くと「無花果」です。実の内側に花が咲くため、外から見えないことが由来となっています。花がないわけではなく、果実のように見える部分が実は“花”だったのです。
いちじくは世界で200種類ほどありますが、種類によって味や風味が異なります。おいしい季節は5〜11月。7月8月は夏に熟す“夏果”、9月〜11月に熟す“秋果”と2回収穫できる品種も多く出回っています。
おいしく食べる切り方
まずは、へたの切り口に、ナイフの刃先をあてて親指で皮をはさみます。
このとき、いちじくから白い液体が出てきます。この液体はいちじくが傷ついたときに侵入してくる細菌などの外敵から実を守るためのものです。
そのまま皮を下にひっぱり薄くむきます。
横をずらしながら全体をむきます。
皮をむいたいちじくは崩れやすいので、手でほぐしてヨーグルトにのせて食べたりケーキのトッピングに使ってみてください。
縦8等分のくし切り
縦半分に切って、切り口を上にして寝かせます。それぞれをナイフで半分に切り、さらに半分に切ります。
輪切り
横に寝かせたいちじくに垂直にナイフを入れ、好みの厚さにスライスしてください。
アレンジレシピ
生でもおいしいいちじくですが、今回は火を入れてより豊かな味わいのあるレシピにしました。
いちじくと赤ワインのコンポート
〈材料〉
・いちじく…1パック(鍋に入る量)
・水、砂糖…いちじくの重さの30%
・シナモンスティック…1本
・クローブ…3つ
・赤ワイン…250cc
・レモン汁…大さじ1
〈作り方〉
1.いちじくをやさしく洗ってへたを切る。
2.鍋に、レモン以外の材料を入れ落とし蓋をして煮立たせる。
落とし蓋はクッキングシートを円形に切り、真ん中に穴を開けて作ります
3.沸騰したら弱火で5〜6分煮、レモン汁を加える。
4.鍋のまま冷まして冷蔵庫で冷やし完成。
バニラアイスを乗せていただきます!
保存方法
いちじくは痛みやすいのでひとつひとつキッチンペーパーに包んで冷蔵庫で保存してください。追熟しない果実なのでなるべく早く食べ切るようにしましょう。
まとめ
ハーブや生ハム、ナッツなど組み合わせによっていちじくはいろんなレシピが作れます。
まずはシンプルに食べ、いろいろなアレンジを試してみませんか?
フードスタイリスト。旬の野菜で料理をするのが大好きで、季節を愛でる暮らしをしています。温泉ずき。