キュウリの基本情報
種類のこと
大別すると白いぼキュウリと黒いぼキュウリがありますが、日本で栽培されているものの多くは白いぼキュウリとなります。
表面につく細かい白い粉をブルームといい、種類によってあるタイプとないタイプとに分かれます。
青々としていて見栄えがよいことから、ブルームレスキュウリが主流となっていましたが、昨今は生食や漬物などにした際の食味がよいことで、昔ながらのブルームのあるタイプも見直されてきています。
新鮮でおいしいキュウリの選び方
・太さが均一のもの
・表面の緑の濃いもの
・重みとハリのあるもの
・色ツヤの良いもの
・多少の曲がりは問題なし!
・切り口がみずみずしいもの
・イボのある品種の場合には、チクチクするくらい尖っているもの
保存方法
乾燥と低温が苦手なので、早めに食べ切るのが基本ですが、適切な保存方法で10日間〜2週間程度の保存が可能です。
夏場はビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。冬場は冷暗所で保存しましょう。表面に水分があると痛みやすくなるため、水分は丁寧に拭き取りましょう。
密閉せずにポリ袋などで包み、ヘタを上にして立てて保存することで傷みやすさを防ぎます。保存性をより高めたい場合には、ポリ袋に入れる前にキッチンペーパーなどで包みましょう。
生食だけじゃないキュウリの楽しみ方2選
サラダや漬物など、生食で食べる印象の強いキュウリ。炒めたり焼いたりしたらトロみが増し、生食とは違った食感がお楽しみいただけます。今回は火を通したキュウリのレシピを2つお届けします。
キュウリのポタージュ
〈材料〉
・玉ねぎ…1/2個
・キュウリ…2本
・油…大さじ2程度
・塩…小さじ1/2〜1程度
・水…200cc程度
・牛乳…150〜200cc
・胡椒…少々
〈作り方〉
1.玉ねぎはみじん切りに、キュウリは0.5〜1cm程度の厚みの半月切りにする。
2.鍋に油、玉ねぎを入れ、弱火で炒める。
3.しっとりしてきたら塩を加え、引き続き弱火で炒める。水を少しずつ加え、焦げ付かないように気をつけます。
4.キュウリを加えてしんなりするまで炒めたら火を止め、水を加える。
5.4をミキサーに入れ、滑らかにするまで混ぜたら、スープベースの完成。
6.スープベースを牛乳でのばす。温めても、冷たいままでもお楽しみいただけます。
キュウリのカレー
〈材料〉
・ニンニク…2片
・キュウリ…2本
・玉ねぎ…1個
・鶏肉…適量
・ほかの野菜…お好みで適量
・塩…小さじ1程度
・油…大さじ2
・水…適量
・パウダースパイス(クミン、カルダモン、パプリカ、ジンジャー、チリ、カレー等)…適量
[作り方]
1.ニンニクと玉ねぎをみじん切り、鶏肉、キュウリ、ほかの野菜を食べやすいサイズに切る。
2.鍋に油、ニンニク、玉ねぎを入れ、弱火で炒める。
3.塩を加えて炒め、水分がなくなってきたら少しずつ加水しながらキツネ色になるまで炒める。
4.鶏肉、キュウリ、ほかの野菜を加え、しばらく炒めたら、パウダースパイスを加える。
5.油が全体にまわってしっとりしてきたら、材料を覆うくらいの水を加える。
6.20分程度煮込んで全ての材料がクタクタになり、ルーとも馴染んだら完成。パウダースパイスは、固形のルーに代用も可能です。
まとめ
キュウリの基本から、あまり馴染みのない“火を通す”レシピまでをご紹介しました。いつでも比較的手に入りやすい野菜から、意識して手にとってみたい野菜へと印象が変わったならば嬉しいです。
参考
キューピー株式会社 https://www.kewpie.co.jp/recipes/knowledge/article/12/
JAグループ https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=2
「自然の近くで文化的に暮らす」をテーマに仕事や暮らしを選んでいます。作り手の考え方や、生み出されたものの魅力を発信するためのイベント・ワークショップの企画運営、商品開発、広報活動(撮影、執筆)に携わっています。詳細はinstagramで発信中!
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