みなさんこんにちは。システムエンジニア兼ライターの北條怜子です。
暑さが増してきて、キッチンに長時間立って調理するのが辛いな…と感じることが増えてきました。
なるべく楽したい、でも夏バテにならないためにも栄養はしっかり摂りたい!というのが最近の本音です。
今回は、手軽に旬の夏野菜の旨味を美味しく摂取できる「すりながし」のレシピをご紹介します!
旬の食材をだしでシンプルに味わう
「すりながし」とは、野菜や魚介類などの食材をだしでのばして、スープ仕立てにしたものを指します。
食材とだしを一緒にミキサーやブレンダーにかけて、お好みで調味料などを加えて作ります。
だしが主体なので、ヘルシーなことに加えて、食材を変えなくてもだしの種類を変えるだけで印象の違う味わいになり、アレンジ方法も豊富です。
また、バターや乳製品を加えないため、乳製品アレルギーのある方でも安心して食べることができます。
夏のごちそう!とうもろこしの「すりながし」
ぜひ、この時期ならではのとうもろこしで味わっていただきたいごちそうスープです。
材料(2人分)
・とうもろこし 1本
・だし汁 200cc
・塩 ひとつまみ
・醤油 少々
作り方
(だし汁は冷やしておきます)
1. とうもろこしの薄皮を数枚残した状態でラップにくるみ、レンジ(600w)で4〜5分加熱します。
2. とうもろこしが冷めたら、芯から実の部分だけを包丁でこそぎとります。
3. 2と残りの材料を全てミキサーにかけます。
※皮の食感が気になる方は、ミキサーにかけた後に一度濾すと良いです。
口を近づけると、牛乳やバターを加えていない分とうもろこしの甘くていい香りがダイレクトに伝わります。
とうもろこしと言えば、牛乳でのばしたコーンスープというイメージを持っていたのですが、とうもろこしの旨味とだしのまろやかな風味がとても良く合っていて驚きました!
自然な甘みが引き立ってとても美味しいです。
繊維のシャリシャリ感があるため食べ応えもありつつ、クリームのもったり感がないので、とてもさっぱりしていてごくごくと飲めます。
洋食にも和食にも合う!トマトの「すりながし」
旨味たっぷりの一品です。
材料(2人分)
・トマト 1個(大玉)
・だし汁 100~150cc
・塩 一つまみ
作り方
(だし汁は冷やしておきます)
1. トマトは湯剥きした後、適当な大きさにざく切りします。
2. 1と残りの材料を全てミキサーにかけます。
※だし汁の量はトマトの水分量によって調整してください。
トマトの酸味が、だしのまろやかさでいい感じにやわらいで、洋食にも和食にも合いそうな味わいです。
もともとトマト自体にグルタミン酸という旨味成分が含まれていることもあり、だしの旨味との相乗効果で旨味がしっかり感じられる、満足感のある一杯になりました。
冷やした状態でも美味しいですが、温めて朝食にするのもオススメです。
ヘルシーなおやつにも!かぼちゃの「すりながし」
和食の定番、かぼちゃの煮物を思わせるほっこりと懐かしい味わいです。
材料(2人分)
・かぼちゃ 1/8玉(皮を剥いて正味100gくらい)
・だし汁 150〜200cc
・醤油 少々
作り方
(だし汁は冷やしておきます)
1. かぼちゃは2~3cm角に切って、レンジ(600w)で4〜5分加熱します。
2. 粗熱がとれたら、皮を外します。
3. 2と残りの全ての材料をミキサーにかけます。
※だし汁150ccだと、とろっと感がしっかり&かぼちゃの味と甘さがしっかり目になります。200ccだと、さらっとした食感になります。
かぼちゃの優しい香りにふわっとだしが香って、子どもから大人まで皆に愛されそうなほっこりする味わいです。
飲みやすいけれど、とろみもあってスープというよりはポタージュのような食感です。
こちらも、温めても冷やしても美味しいです。作り方2.で外した皮は、細かく刻んで上に載せるのもオススメです。
甘みがしっかりしているので、おやつ替わりにも!
胃腸にやさしい!オクラの「すりながし」
材料
・オクラ 8本
・だし汁 200cc
・塩 ひとつまみ
・醤油 小さじ1/2
作り方
(だし汁は冷やしておきます)
1. オクラを塩もみし、沸騰したお湯で2分ほど茹でます。
2. 茹で上がったら、適当な大きさに切ります。
3. 2と残りの材料を全てミキサーにかけます。
4. 冷蔵庫でしっかり冷やします。
オクラとだしで、ザ、和風!な良い香りがします。
オクラのほどよい青み&マメっぽい香ばしさが、だしの風味ととても良く合っていて美味しいです。
ネバネバ&とろとろで、上澄みはふわふわとした食感です。
ふわふわしている分冷たさを感じにくいため、しっかりと冷やしてから召し上がることをオススメします。
さらっとした食感がお好きな方は、だし汁を足して調節してください。
他の「すりながし」レシピと比べて、個人的にお醤油は気持ち多めの方が旨味が増して美味しいと感じました。
また、醤油の代わりにポン酢を入れるのもオススメです!
まとめ
今回は、旬の夏野菜を使ったレシピをご紹介しましたが、基本の作り方は変わらないため、一年中旬の食材を使って楽しむことができます。
温めても冷やしても美味しくて、まただしの量で食感が大きく変わりますので、ぜひお好みのバランスを見つけて楽しんでみてください。
すり流しに最適な食材、いかがですか?
システムエンジニア兼ライター。農学部でトマトの栽培を4年間研究したのち、IT×農業で何かできないかとシステムエンジニアに転向しました。食べること、作ること、そして人と関わることが大好きです。読んだ人の栄養になる。を目指して言葉を発信していきたいです。