こんにちは、保存食料理家・管理栄養士のきくち りつです。
前回、栃木県 那須高原の肥沃で広大な大地で育まれる、FARM1739井上さんご夫婦こだわりの「もっちりコシヒカリ」をご紹介させていただきました。
「もっちりコシヒカリ」は無農薬・無肥料、低農薬・有機肥料の栽培方法と遠赤外線でじっくりと乾燥し、出荷されるまで水分量や温度管理も徹底されたこだわりのお米。
そのお米を使って「子どもたちが安心してニコニコと笑顔で食べられるお菓子を作りたい」という願いを込めて作られたのが「イナポン」です。今回は、そんなイナポンをみんなが大好きな和風パフェにアレンジします。
「イナポン」ってなあに?
FARM1739の井上さんご夫婦が「人・環境・農業・皆が笑顔になるお米やお菓子作り」をするために立ち上げたTINTS株式会社。
「世の中にあるシリアル、おいしいけど、もっと原材料がシンプルだったらいいのに。食べたその時だけじゃなくて、食べたあとも気持ちやカラダがスムーズになるものがいい」そんな気持ちから生まれたのが「イナポン」です。
昔なつかしのポン菓子を現代風にアレンジし、味付けはブラウンシュガーとフランスのゲランドの塩を使ってちょっと贅沢に、ほっこりとする味わいに仕上げています。味付けは濃くなく、油を使わずに特殊な機械でお米を膨らませて作っているそうです。
口に入れるとすぐに柔らかく溶けるので、まだ咀嚼力が十分でない小さなお子様でも安心して食べられる一方、大人が食べてもホッとするお米の風味がおいしく感じられてついつい手がのびる、そんなお菓子となっています。
「イナポン」はミルクアイスとの相性がとても良いので、今回は和風のパフェにしてみました。
抹茶ミルクパフェ(2人分)
材料
〈抹茶ミルクゼリー〉
牛乳 350ml
抹茶 10g
砂糖 60g
ゼラチン 10g
水 大さじ2
〈抹茶ソース〉
抹茶 5g
砂糖 10g
湯 大さじ1
バニラアイス 80g
粒あん 40g
作り方
1.ゼラチンは水を注ぎふやかしておく。
2.抹茶と砂糖を耐熱保存容器に入れて擦り混ぜ、そこに牛乳の半量を入れよく混ぜ合わせ、600Wの電子レンジで1分30秒温める。
3.2に1のゼラチンを入れて溶かす。
4.残りの牛乳を3に加えて良く混ぜ、冷蔵庫で冷やし固める。
5.抹茶ソースをつくる。小さいボールに材料を入れて混ぜ合わせる。
6.4が固まったら一口大に切って器に入れる。
7.上にバニラアイス、粒あんを乗せて6の抹茶ソースをかける。
8.上に好きなだけ「イナポン」を乗せたらできあがり!
まとめ
「イナポン」はヨーグルトや牛乳を注ぐとすぐに柔らかくなるので、牛乳や乳製品を食べられるお子様(1歳以降~)の朝食や気軽なおやつにぴったりです。
バナナなどのフルーツや、ドライフルーツ、ナッツなどを組み合わせれば大人の忙しい日の朝食にもばっちり。添加物不使用でグルテンフリーなので小麦アレルギーの方も安心して召し上がることができます。
「自然のおいしさ、そのまま」で、簡単便利に食べやすい。そんな「イナポン」のやさしい味わいをぜひ体験してみてくださいね。
・FARM1739(高久農園) ・TINTS Inc. ・厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」 管理栄養士 保存食料理家 食育教室 自家製天然酵母パン教室講師病院、保育園、産科クリニック、オーガニックレストラン、有名ブランジェリーでの勤務と食物アレルギー児の子育て経験から、月齢に応じた離乳食作り、子供と一緒に楽しむ食育、食物アレルギー対応、妊産婦食などライフステージ栄養学に根差したレシピが得意。季節の旬の恵みを長く楽しむための発酵食・保存食作りがライフワーク。