おいしいとうもろこしの選び方
食用のスイートコーン種はみずみずしく甘みが強いタイプです。ここでは、スーパーや産直市場で並んでいるとうもろこしの中から、おいしいものを見つける基準をご紹介します。
皮付きの場合、色が濃い緑のものが良いです。先端のひげがついている場合には、褐色、あるいは黒褐色のものが完熟している証です。
ひげは1本1本が1粒と繋がっているため、ひげが多いものほど粒が多いということになります。良品なのは、実が先まで詰まっていて、ふっくら、ツヤのあるもの。粒が揃っているほどに見た目も美しく、品質の良いものといえるでしょう。
基本の保存方法
とうもろこしは収穫後に急速に栄養価が落ちていきます。そのため買ったらその日のうちに食べることをおすすめします。しかし、そうするのが難しい場合もありますよね。
今回は食べる期間に合わせて3通りの保存方法を紹介します。
翌日までに食べる場合
皮付きのままラップで包み、野菜室で保存しましょう。使用する際は用途に合わせて皮付きのまま茹でたり、実を外すのがおすすめです。
2,3日後に食べる場合
1本丸ごと、または食べやすいサイズに切って茹でます。粗熱が冷めたらラップに包み、冷蔵庫で保存しましょう。
しばらく食べない場合
硬めに茹で、3〜4cmの輪切りにするか、実を外します。密閉袋に入れた後、冷凍庫に入れて保存しましょう。外した実のものは、解凍せずに調理をすることができます。炒め物やスープなどに活用します。
簡単おいしいレシピ
とうもろこしとシシトウの唐揚げ
〈材料〉食べたい量とご家族の人数に合わせて調整してください
・とうもろこし
・ししとう
・片栗粉…それぞれの野菜に満遍なくまぶせるくらい
・揚げ油…鍋に1cm程度
・塩…少々
・スパイス(お好みで)…少々
〈作り方〉
1.とうもろこしを3分割にしたあと、それぞれを1/4にカットする。
2.ボウルか袋に片栗粉、とうもろこし、シシトウを入れ、混ぜ合わせる。
3.鍋で油を温めたあと、2を並べて揚げ焼きにする。
4.ほんのり焦げ色がついたら鍋から取り出す。
5.塩(お好みでスパイス)をまぶして、皿に盛り付けたら完成。
王道スパイスは胡椒やレッドペッパー、七味など。山椒やワサビ塩で少し和な雰囲気を楽しんでも良いですし、カレーパウダーでカレーの副菜にするのも良いですね。
一品料理やビールのおつまみ、小腹を満たすおやつとしてもお楽しみください。
バター香るとうもろこしごはん
〈材料〉2合分
・とうもろこし…1本
・米…2合
・水…2カップ
・塩…小さじ1
・醤油…少々
・バター…30g程度
〈作り方〉
1.米を研ぐ。
2.とうもろこしは実を外し、芯は半分にカットする。
3.鍋に、芯も含めた全ての材料を入れる。
4.ごはんを炊く要領と同じく、最初は強火でしばらく炊く。吹きこぼれそうになったら弱火に切り替える。
5.水気がなくなりパチパチと小さな音がするようになったら、強火で10秒炊き、火を止める。
6.しばらく蒸らした後、芯を取り出し、しゃもじでさっと混ぜ込んだら完成!
炊飯器をお使いの方は、ボタンを押して待つだけです。
とうもろこしの甘さとバターのコクが絡まり、お米の一粒一粒までおいしくいただけます。チラチラ見える黄色がかわいらしく、見た目にも華やかなため、お弁当にも嬉しいですね。
ラップに包み、冷凍保存をすることも可能です。食べる際にはレンジで温めたり、ラップから外して蒸したりしてお召し上がりください。
まとめ
茹でるだけでも十分においしいとうもろこし。選び方や保存方法など、基本への理解が深まることで、購入するところからもっとお楽しみいただけるのではないでしょうか。
シンプルで簡単なとうもろこしレシピで、皆様の食卓がより彩り豊かになることを祈ります。
参照
JAグループ https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=26
キューピー https://www.kewpie.co.jp/recipes/knowledge/article/11/
「自然の近くで文化的に暮らす」をテーマに仕事や暮らしを選んでいます。作り手の考え方や、生み出されたものの魅力を発信するためのイベント・ワークショップの企画運営、商品開発、広報活動(撮影、執筆)に携わっています。詳細はinstagramで発信中!
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