土用の丑の日、今年は7月23日と8月4日
「2022年の土用の丑」は7月23日(土)、8月4日(木)の2回あります。
そもそも土用の丑の日とは?
陰陽五行説では、木・火・土・金・水の5要素を、木は春、火は夏、金は秋、水は冬とあてはめて、残った土をそれぞれ立夏・立秋・立冬・立春直前の約18日間としました。土用は春夏秋冬、年4回。
夏の“土用の丑の日”とは、立秋前の土用の期間におとずれる丑の日のことを指しています。もともとこの時期には夏バテを防ぐために、うなぎ以外にも土用餅というあんこ餅や、土用卵など精がつく食べものを食べる習慣があったようです。
古くから小豆は厄除けの力があるとされ、暑さの厳しいこの時期に小豆を使った餅を食べることで、無病息災で過ごせるといわれています。
うなぎをさらにおいしくする方法をご紹介!
ほんの少しの一手間で、ふっくら柔らかくおいしいうなぎができる方法をお伝えします。
まず、うなぎの頭を落とし4等分に切り分けます。
切り分けたら湯をわかした鍋にうなぎを入れ、さっと茹でます。
茹で上がったらざるにあげ、お酒大さじ2を入れた鍋で3〜4分ほど蒸します。
蒸した後フライパンに油大さじ1をひき、うなぎを皮目から焼いていきます。
おいしそうな焼き目がついたら完成!自家製タレをかけ、シンプルにごはんに乗せていただくことにしました。
自家製タレ
すべてを火にかけ煮詰めるだけの簡単レシピ。
〈材料〉
・醤油…大さじ2
・みりん…大さじ2
・酒…大さじ2
・砂糖…大さじ1
夏にピッタリな、うなぎのアレンジレシピ
うなぎの酢の物
お酢は糖分と一緒に摂ると疲労回復の効果もあるといわれているので、暑さで疲れやすいこの時期の食卓に、どんどん取り入れていきましょう!
〈材料〉
・うなぎの蒲焼…半身
・きゅうり…2本
・しょうが…1/2かけ
・調味液
酢…大さじ4
砂糖…小さじ2
塩…大さじ1/4
1.うなぎは食べやすい大きさに切る。
2.きゅうりは薄い輪切りにし、塩をふっておく。
3.小さめのボウルに調味液を混ぜ、1と水気をしぼった2を加え、やさしく混ぜ合わせる。
4.すりおろしたしょうがをのせて完成。
まとめ
うなぎ以外にも、牛、うり、梅干し、うどんなど夏の土用の日は、「う」の付く食材を食べると夏バテしないといわれています。ますます暑くなるこれからの季節。夏バテしない体づくりのために、「う」のつく食べものですこやかに夏を過ごしましょう!
参考
農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/2008/02.html
フードスタイリスト。旬の野菜で料理をするのが大好きで、季節を愛でる暮らしをしています。温泉ずき。