レモンの種類
レモンのメジャーな品種は16種類あります。そのなかでも名前が知られているものはユーレカ種、リスボン種、ビラフランカ種、マイヤー種です。特に、ユーレカ種とリスボン種の二つは二大品種といわれています。
それぞれの品種ごとの特徴を下記にまとめました。
ユーレカ種
レモンの生産国で多く栽培されています。主な産地はカリフォルニアですが、オーストラリアやイスラエルも生産国です。柔らかい果肉を持っています。
リスボン種
レモンの中でも特に寒さや暑さに強く丈夫な品種。アルゼンチンやカリフォルニアの内陸部でよく栽培されています。果汁が多いのが特徴で、酸味は強めです。
ビラフランカ種
シチリアが原産と言われています。アメリカに渡ったあとに日本にも広まりました。国内では、この種を元に改良されたアレンユーレカ、道谷系ビラフランカがあります。
マイヤー種
オレンジとの交雑で生まれた品種です。通常のレモンよりも丸みがあり、皮もオレンジ色になっています。サイズも小ぶりで、酸味が少なく香りも甘いレモンです。ニュージーランドから輸入されて日本で栽培されています。
レモンの裏ワザ(切り方やワックスの取り方)
レモンの切り方
レモンはX型に切ると、中の果汁をたくさん絞ることができます。
最初に斜めに切り、次に反対側を同じように斜めに切ります。斜めに切ると白いワタの部分が果汁を遮ることがないため、たくさん果汁を絞れるのです。
ワックスの取り方
レモンの表面についているワックスは、この方法で取ることができます。
・手に塩をつけて、レモンをこすりながら洗う
・熱湯に入れ、たわしでよくこする
シンクの掃除にも使える!
レモンを絞って皮だけ残ったらシンクの掃除に使えます。
レモンの酸味の元であるクエン酸は、水垢を落とすことができるのです。皮でこすればシンクもピカピカになり便利ですよ。
【レシピ】レモンとディルのバター
最近、韓国で人気のレモンを使ったレシピを紹介します。
〈材料〉
・レモン…1個(皮と果汁少しを使う)
・バター…200g
・ディル…1パック
※クッキングペーパーとすりおろし器を使います。
〈作り方〉
1.バターを常温に戻しておく。バターを軽く指で押してへこむまで待つ。
2.レモンの皮をおろし器ですりおろす。黄色い皮の部分だけを使うのがポイント。お好みで果汁も少し加えてもOK。
3.ディルは太い茎の部分を取り除き、細かく刻んでいく。バターにレモンの果汁と皮、ディルを加え混ぜ合わせる。ヘラなどを使うと混ざりやすい。
4.クッキングペーパーの上にバターを乗せ、棒状に伸ばしていく。ペーパーをくるくると丸め、両端をキャンディーの様にねじり、冷蔵庫で冷やせば完成。
バターは冷蔵庫で1週間ほど保存できます。パンに塗ったり、魚料理の上に乗せても美味しいですよ。
まとめ
レモンは果汁を食べるだけでなく、皮をすりおろして香りづけにもできる便利な食材です。
また、果汁を絞った後も掃除に使えるのはエコですね。ぜひ、レモンの活用術を楽しんでみてください。
参考
株式会社吉岡国光園 http://www.ykken.jp/lemon.html
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社 https://www.pokkasapporo-fb.jp/lemon-museum/know/variety/
キユーピー株式会社 https://www.kewpie.co.jp/recipes/knowledge/article/58/page03/
シェフごはん https://chefgohan.gnavi.co.jp/food/lemon/
フードライター。「食に関する仕事をしたい」との思いを胸に、会社員から給食の仕事に転職。現在、調理師免許を取るべく奮闘中。女性向けメディア・ローカルメディアでレシピ作成を行う。好きな野菜はアスパラガス。