緑色のシロップは「きゅうりとキウイ」で
ひとつめは、きゅうりとキウイを使ったシロップをご紹介します。好みに合わせて砂糖の量を調節して、甘さを変えてみてくださいね。
大人味にしたいときは、カルダモンやミントなどのスッとしたハーブを追加するのもおすすめです。
材料
きゅうり 1と1/2本
キウイ 2個
砂糖 15g~
塩 少々
作り方
1. 皮をむいて一口大に切ったきゅうりに塩を振り、10分ほど置いておく。出てきた水分を洗い流してペーパーで拭く。
2. 鍋に、きゅうりと一口大に切ったキウイ、砂糖、水を入れて蓋をし、40分ほど煮る。
3. きゅうりが潰せる柔らかさになったら、木べらで潰しながら少しだけ水分を飛ばす。
きゅうりがシロップに!? ってびっくりする方もいらっしゃると思いますが、砂糖と合わせて煮ていくと、きゅうり独特の青い香りと甘みの相性がよく、爽やかな仕上がりになるんですよ。
赤のシロップはスーパーフードの「アサイーとビーツ」で
つづいてはレシピというほどのものではないのですが、アサイーとビーツを使った栄養満点のシロップです。
アサイーとは、ブラジルやアマゾンで育つヤシ科の植物の実で、鉄分やポリフェノールなど、女性に嬉しい栄養素がまるごといただけます。
わたしが常備しているのは、アサイーをペースト状にして冷凍したもの。すぐに自然解凍できるので、そのままスムージーにしたり、ヨーグルトとまぜてアサイーボウルを作ったりと、とっても便利なんです。
もうひとつのビーツは、いわば赤いかぶのような野菜で、根の部分をいただきます。
生のものもスーパーに並んでいるのですが、モノによって土くささがあったり、甘みが少なかったりするので、状態のいいものを茹でて真空パックしてあるものをいつも買っています。
これだと、このままスライスして食べるのはもちろん、ポテトサラダに潰して入れたり、牛肉の煮込みに入れたりと、手軽にビーツの栄養を摂ることができるんですよ。
作り方は簡単!
それぞれを好きなだけ入れてお鍋で加熱していくだけ。お好みではちみつを入れると、甘さが出て子どもウケがよいかもしれません。
今フツフツと流行りはじめている「フルーツオンザボトム」のように、シロップの上からヨーグルトをかけていただくのもおいしいですよ。
大人も大好きなかき氷、今年はヘルシーで栄養のあるシロップをぜひ取り入れてみてくださいね。
食のライター・料理家。
書籍や雑誌、webなどで執筆と料理の仕事をしている。アウトドア好きが高じて『メスティンBOOK』(山と渓谷社)、『キャンプでしたい100のこと』(西東社)でアウトドア料理のレシピ監修も行う。『こねこのコットン チアーカフェストーリー』(学研プラス・7/6発売)では、児童向け小説の執筆と、おはなしの中に登場するレシピの開発をしている。5歳と13歳の母。