ホンビノス貝とは?

 

ホンビノス貝とは、底びき網漁業で獲れる千葉県の新名産品です。主に千葉県船橋市で獲られています。

 

出荷数も安定しているようで、新たな水産資源として非常に注目を集めており、関東中心に今後もスーパーなどで扱われることが増えていく食材だといえるでしょう。

 

あさりと同じで、口が開かない貝はあれど1年を通してホンビノス貝は手に入りやすく、どの季節でも楽しむことができます。

 

大きさは殻長5.5cm~7cm(比較例:はまぐりは6cm〜8cm)ほどで、貝殻は白色もしく灰色。身は黄色がかっています。

 

貝殻の色と見た目がはまぐりに似ていることから白はまぐりと別名がつけられました。

 

はまぐりより安価で手に入るので、人気が徐々に上がっている貝です。

 

ホンビノス貝の下処理の仕方

 

1.ザルにホンビノス貝を入れることで、吐き出した砂をもう一度体内に取り込むのを防ぐので、ザルとボウルの2層構造で準備をしてください

 

2.水600mlと塩大さじ一杯入れたものをボウルに張り、その中にザルに入れたホンビノス貝を沈めてアルミホイルでボウルをおおいます

 

3.2の状態のホンビノス貝を冷蔵庫に1時間ほど置いて砂抜きをしてください

 

4.ホンビノス貝は塩分を多く含むので砂抜きだけだと身がしょっぱいままのため、塩抜きが必要です

 

5.バットに貝を並べ真水を貝に被さる量を入れ、アルミホイルで蓋をしてさらに1時間冷蔵庫で保存します

 

6.取り出して流水で貝の外側の汚れをきれいに取り除いたら下処理完了です

 

基本の茹で貝の作り方

 

1.水洗いをして海水を洗い落とします。

 

2.ホンビノス貝は水からゆでます

 

3.お湯が沸騰してホンビノス貝の殻が開くので、開いた貝から引き上げます。

 

4.貝が開いても茹で続けると身が硬くなってしまうので手早く取り出しましょう。

 

下処理不要!冷凍ホンビノス貝

 

「自宅で下処理をする時間がないから、貝は買えない…」そんな方もいらっしゃると思います。そこで朗報です!

 

缶保存や下処理がされている状態でホンビノス貝が販売されていないかを探してみたところ、食べチョクで東京湾水産さん急速瞬間冷凍 ボイルホンビノス貝を見つけました。

 

 

下処理とボイルまで調理済みになっているので、使いたい時に冷蔵庫で解凍しておくだけで調理ができる非常に便利な商品です。

 

剥き身は全量で800gですが、200g×4パックに小分けされているので、使いたい分だけ利用ができます。

 

しかも保存期間も長いので一度に使い切らなくても良いところもポイントです。

 

急速瞬間冷凍しているので、美味しさを保ったまま冷凍庫で2〜3ヶ月保存可能だそうです。

 

ホンビノス貝を実食!どんな味?

 

私自身の予想としては、ふわふわで柔らかく磯の香りがすると思っていたホンビノス貝。

 

茹でて味を確かめてみたところ、身はしっかり引き締まっていて歯ごたえがありました。例えるならホルモンのような噛みごたえです。

 

味は貝の出汁が濃いめで磯の香りを強く感じ貝の出汁を堪能できるスープや酒蒸しが合うのかなという印象を受けました。

 

あさりの肝のような部分が少ないので、肝が苦手な人も食べやすい貝です。

 

予想していたふわふわな身ではありませんでしたが、溢れる貝の出汁は色々な料理で味に深みを出してくれる食材になります。

 

ホンビノス貝のおすすめレシピ3選

下処理をしておけば簡単にすぐに調理ができるので、その中でも美味しかったレシピをご紹介します。

 

材料入れて10分でできる絶品ワイン蒸し

 

【材料(3〜4人分)】

ホンビノス貝 200g

白ワイン        60cc

ニンニク        ひとかけ

バター            10g×2

パセリ    適量

胡椒     適量

 

【作り方】

1.加熱前のフライパンにバターを落として下処理をしたホンビノス貝と白ワインを入れます

 

2.10分ほどで全ての貝がひらいてきます(開いていない貝は取り除いてください)

 

3.最後に追いバター10gをとパセリと胡椒を適量かけて完成です

 

【一言アドバイス】

ワインの香りが貝の出汁が合わさって匂いだけで美味しいことがわかります。追いバターをすることで香りもコクも深まるので、ぜひ乗せてから召し上がってください。

 

貝の出汁を堪能!豆乳クラムチャウダー

 

【材料(3〜4人)】

ホンビノス貝            200g(下処理後)

玉ねぎ            1玉(200g)

マッシュルーム        1パック

じゃがいも     2個

豆乳        150cc

コンソメ      1片

白ワイン      大さじ2

有塩バター             15g

パセリ       適量

塩胡椒       適量

水         150cc

 

【作り方】

1.フライパンに有塩バターを溶かして玉ねぎとじゃがいもを火が通るまで炒めていきます

 

2.1にマッシュルームと白ワインとコンソメと水を入れて沸騰させて白ワインのアルコールを飛ばしてください

 

3.火を弱火にしてホンビノス貝と豆乳を入れ10分ほどコトコト煮ていきます

 

4.塩胡椒で味を整えてから器にもりパセリをかけて完成です

 

【一言アドバイス】

ほっこり温かいスープに貝の出汁がよく出ていているので、パンを染み込ませて食べるのがおすすめです。ホンビノス貝の身も食感がしっかりしていて、噛むほどジュワッと出汁の味がでます

 

カレー香るホンビノス貝の一口フライ

 

写真右側がホンビノス貝のフライです。左側は牡蠣屋がつくった絶品かきフライを使っています。普段なかなか見かけない組み合わせの、貝ミックスフライにしてみました。

 

【材料】 3〜4人

ホンビノス貝            200g(下処理後)

カレー粉           大さじ1

小麦粉            大さじ2

全卵                1個

パン粉       適量

食用油       適量

 

【作り方】

1.下処理をしたホンビノス貝をキッチンペーパーで表面の汁気を拭き取ります

 

2.ボウルにホンビノス貝とカレー粉と小麦粉を合わせて混ぜ合わせる

 

3.ときほぐした全卵を2に合わせたものにパン粉を一つずつまぶしていきます

 

4.フライパンに2〜3cm量の油を入れて揚げていきます

 

5.ホンビノス貝は加熱処理されているので、火が通りやすいので表面に焼き色がついたら取り上げて完成です

 

【一言アドバイス】

カレーの下地をつけるとそのままでも美味しいですが、ウスターソースとタルタルソースの組み合わせがよく合いますさっと揚げたホンビノス貝のフライは噛み切れるので食べやすいです。

 

旨味があるのでレモンを絞るだけでも十分に味わいを楽しむことができます。

 

▼冷凍カキフライはこちらの記事でご紹介しています。

【冷凍カキフライ】牡蠣屋が作ったこだわり濃厚カキフライを3種のタレで!

 

まとめ

ホンビノス貝がどんな貝が知って頂けたでしょうか?お出汁たっぷりで旨味が濃縮されたホンビノス貝は、様々な調理方法で簡単に食べることができます。ご紹介したレシピ以外でもぜひご賞味ください。

 

東京湾水産さんのホンビノス貝はまだ手に入るようですので、こちらもぜひチェックしてみて下さいね。

 

東京湾水産のホンビノス貝を見る

 

参考資料

千葉県庁

https://www.pref.chiba.lg.jp/suisan/brand/ninteihin/honbinosu.html

船橋市のHP

https://www.city.funabashi.lg.jp/jigyou/nousuisan/001/index.html

船橋市漁業協同組合

http://www.funabashi-gyokyou.jp/

【無脊椎】ホンビノスガイの参考情報

https://web.archive.org/web/20170523211805/http://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/list/files/196.pdf

(株)海洋生態研究所

http://www.marineco.co.jp/index.html

 

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