【レモン効果をお鍋で丸ごと】加熱しても栄養は壊れない?
「レモンがたっぷり摂れるのはうれしいけれど、ビタミンCは加熱しても壊れないの?」
今回の記事執筆にあたり、筆者が一番に持った疑問です。調べてみると、加熱しすぎに注意すれば、お鍋にしても問題なく摂取できるそう。
ただ、ビタミンCは水溶性で水に流れ出やすいため、汁ごと食べた方がベター。
その点、お鍋はスープを飲みながらいただくし、最後のシメにごはん系を選べばスープを使い切ることだってあるメニューです。
健康と美容のためにレモンを摂りたい人は、ぜひお鍋のラインナップにレモン鍋を追加してみてください。
【多彩な健康効果】アンチエイジング、疲労回復にも
まず、レモンの栄養についてご紹介します。これを知れば、今晩のメニューをレモン鍋にしたくなるくらい、意識して摂りたい食材だということがわかりますよ。
レモンが豊富に含むビタミンCは、美肌効果が有名ですが、細胞を若々しく保つ働きもあります。
また、レモンの皮にはポリフェノールや香りにリラックス効果があるリモネンが。白い部分には、抗酸化作用のあるエリオシトリンやヘスペリジンを含んでいます。
さらに、レモンを食べることで食欲に関係するホルモンのレプチンを減少させるという研究結果もあるんです。疲労回復効果やミネラルの吸収を上げるクエン酸も含んでいたりと、美容と健康に多彩な効果を発揮してくれる果物なのです。
見た目も華やか、レモン鍋のアイディア3つ
レモン鍋は、最近注目されつつあるお鍋界の新星です。
塩味のスープであっさりいただくのが基本の味付け。レモンはぐつぐつ煮るのではなく、仕上げに輪切りをのせるスタイルです。
レモンの爽やかさと酸味がスープにプラスされ、今までにないさっぱり感が楽しめるお鍋ですよ。
鶏だんごのレモン塩ちゃんこ鍋
鶏団子のレモン鍋は、購入した「塩ちゃんこ鍋の素」を活用して作ったそう。ちゃんこ鍋なので具はお好みですが、写真のお鍋には鍋用のカット野菜、もやし、水菜、豆腐、油揚げが入っています。
レモンを乗せるだけで、いつものお鍋が新鮮に見えるから不思議。家族でわいわい、おいしさをシェアしながら食べたいレモン鍋です。
豚バラと白菜のミルフィーユレモン鍋
白菜、豚バラ、人参を重ねてからカットしてお鍋に敷きつめたミルフィーユ鍋も、最近人気がでてきたお鍋のひとつです。ここに、レモンをのせたら…絶品なこと間違いなし!
写真のお鍋は、白だしベースのあっさりとした味付け。豚バラ肉のジューシーさと白菜の甘さに、レモンの酸味と爽やかさが加われば日々の疲れを吹き飛ばしてくれそうです。
野菜が減ってお鍋にスペースができたら、春雨を追加するのもおすすめです。
ソーセージとプチトマトのアレンジレモン鍋
最後にご紹介するのは、レモン鍋のアレンジバージョン。
豆腐や野菜の他にソーセージやプチトマトもはいったお鍋です。
レモンを入れることで酸味が増し、アジアンテイストな爽やかさが加わるので、日本的な「お鍋の具」に囚われずに様々な具材にチャレンジするのも面白いかもしれません。
写真を提供してくれた@la_corolle_さんによると色々試した結果、一押しの塩レモン鍋の素はカルディの商品なんだとか。
また、スタンダードなレモン塩鍋を楽しみたいなら、鶏もも肉をおすすめするそう。鶏もも肉はジューシーなので、レモンのさっぱり感と相性が良いんですね。
また、シメはリゾット風に仕上げると最高においしいとも教えてくれました。ビタミンCはスープに流れ出てしまうので、リゾットならスープごとたべられて栄養的にも言うことなしです。
おわりに
SNSで目にとまって知ったレモン鍋、最初はお鍋にレモン!?と驚きました。しかし、よく考えると、ベトナム料理のフォーにはレモンを絞って食べるし、あのさっぱり感を楽しむ料理なんだと興味が湧いてきました。
調べていくと、美容と健康のためにも積極的に食べたいお鍋だし、仕上げに輪切りレモンを並べるだけで手間もかかりません。
レモン鍋は、レモンが皮ごとスープに浸かるので、安心して食べれるものを選びたいと思いました。そんな時、食べチョクは農家さんの顔が見え、栽培方法も知ってから買えるので、安心だな…と記事を書きながらレモンをポチろうとしている筆者です。今年は、レモン鍋をたくさん食べたいと思います。
日経doors
https://doors.nikkei.com/atcl/wol/magazine/15/022310058/092700083/
元化粧品会社のブランドディレクターで美容好き。「おいしく食べてきれいになる」を日々追求しています。短大の食物栄養学科卒/野菜ソムリエ/日本化粧品検定1級