カレーはいつ頃から食べられる?

 

離乳食も後期にはいると、ずいぶんと食べられる食材が増え、少しずつ大人の食事から取り分けて与えられるメニューもでてきます。では、食卓の定番メニューともいえる、カレーはいつ頃から与えてよいのでしょうか。

 

一般的に、赤ちゃんには1歳頃を目安に、カレーを与えることができるとされています。時期としては、離乳食の完了期頃ですが、赤ちゃんそれぞれの食の進み具合を見ながら、与えてください。

 

また、カレーは大人用ではなく、1歳〜などと記載されている子供向けのレトルトカレーやカレールウ、ベビーフードのカレーを選ぶのもポイントです。

 

赤ちゃんにカレーを与える目安は、下記が参考になります。

 

>下記引用

指でつぶせるかたさの固形物が食べられること。

少量の油を使った料理を食べても消化不良を起こさないこと。

・しょう油やケチャップなどの基本の調味料を食べたことがあり、カレー粉などの香辛料を香りづけ程度に使っても嫌がらないこと。

 

引用元

ハウス食品グループ本社株式会社 https://housefoods.jp/data/curryhouse/cook/kodomo_curry.html

 

カレーは、ごはん、野菜、肉が一皿で摂れるし、調理も簡単。作りおきもできるので、毎日の離乳食に疲れてしまった時の救世主になってくれそうです。

 

はじめてのカレー 基本のレシピ

赤ちゃん用、はじめてのカレーレシピを紹介します。具材に決まりはありませんが、ここではシンプルな定番具材を使用しました。

 

 

〈材料〉2皿分

・人参…20g

・じゃがいも…30g

・玉ねぎ…30g

・鶏のひき肉…20

・赤ちゃん用粉末カレールウ…20g

・サラダ油…小さじ½

・水…300ml

 

〈作り方〉

野菜は、赤ちゃんが食べやすいサイズに刻みます。

 

 

写真では、筆者の娘の食の進みに合わせてカット。娘(満1歳)はよく食べるので、具材を大きめにカットすると丸飲みしてしまうことがあり、少し小さめにしました。

 

噛む練習をしたい赤ちゃんの場合、もう少し大きめにカットするのもおすすめです。

 

<作り方>

1.小さめの鍋にサラダ油を熱し、中火で鶏ひき肉を炒める

 

2.肉に火が通ったら野菜をよく炒める

 

3.水を入れ、あくを取りながら沸騰後、約15分煮込む

 

4.火を止め、カレールウを入れる。※粉末タイプのルウはダマになりやすいので、少しずついれて溶かすのがコツ

 

5.時々かき混ぜながら、弱火で5分煮込む

 

とろみがついたら、できあがり!

 

軟飯80gにカレールウをかけたら、赤ちゃんカレーの完成です。普段の離乳食と違い、見た目も大人のカレーのよう。赤ちゃんも喜んで食べてくれそうです。

 

大人カレーと同時調理のアイディア

赤ちゃんカレーは甘口で、スパイスも控えられているため、大人が食べるには物足りなく感じるかもしれません。

 

大人用カレーもあわせて作る時は、大人カレーから具材だけ赤ちゃん用に分けて刻み、肉だけひき肉に変更したり、細かくカットすると同時に調理できます。

 

フードプロセッサーで一気に食材を細かくする場合は、大人だけルウを変えてキーマカレーにしたり、カレースープにするのもおすすめです。

 

まとめ

カレーは煮込み料理なので、具材がやわらかくなる上、ルウのとろみで飲み込みやすいのが特徴です。少し大きめに具材をカットすれば噛む練習になるし、肉のパサつきが苦手なお子さんでも、カレーなら食べやすくなります。

 

何より、様々な食材と相性がよいのがポイント。お子さんが苦手な食材や、はじめて食べる食材にチャレンジする時も、カレーに入れると食べやすくなることもあります。

 

また、カレーライスの翌日は、カレーうどんにしたり、ドリア風にチーズを載せて焼いたり、パンに塗ったりアレンジも自在。カレーが食べられるだけでも、離乳食の幅が広がるのは心強いですね。

 

子どもに人気のメニューだからこそ、お子さんが様々な食材やメニューを食べるきっかけにカレーを活用していきましょう。

 

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