意外と知らない人が多い!落花生とピーナッツは同じものです
こんにちは。
会社員のかたわら、フードコーディネーターとして活動している千葉恵美です。
今回取り上げるのは、落花生です。
落花生はマメ科ラッカセイ属の植物で、食用になっているのは種子の部分です。落花生とピーナッツが別物だと思っている方が意外と多いのですが、落花生は日本名でピーナッツは英語名なので、落花生とピーナッツは同じものです。また、殻付きや薄皮が付いた状態のことを落花生と呼び、種子だけ取り出されている状態のことピーナッツと呼ぶことが一般的のようです。
ナッツと名前に入っていますが、厳密にはナッツではなく豆類です。栄養豊富なナッツに負けないくらい美容や健康に良いとされています。
落花生の薄皮には、強い抗酸化力のあるポリフェノールが豊富!
落花生の脂質には不飽和脂肪酸のオレイン酸とリノール酸が多く、悪玉コレステロールを減らして、動脈硬化を予防します。また、抗酸化作用のあるビタミンEや皮膚に潤いを与えるビタミンB2、整腸作用のある食物繊維なども豊富に含まれており、美容と健康を保つ手助けをしてくれます。
そして、落花生の栄養素の中で一番注目したいのが、薄皮の部分に含まれるレスベラトロールというポリフェノールです。レスベラトロールは強い抗酸化力を持つため、健康食品や化粧品に用いられることも多く、ベリー類やブドウにも含まれています。
レスベラトロールの最大の特徴は、普段は眠っている状態の長寿遺伝子に働きかけて細胞を活性化させることができるという点です。そうすることで細胞が若返るので、若返りと長寿の栄養素と呼ばれています。
今まで薄皮を剥いてしまっていた方は、今日から薄皮ごと食べることを心がけましょう。
色んな料理に活用!落花生を薄皮ごと使った調味料レシピ2選
「うま辛!食べるラー油(ピーナッツ入り)」
材料
・★ごま油 50cc
・★サラダ油 30cc
・★一味唐辛子 10g
・にんにく 3〜5かけ
・ピーナッツ(薄皮付き) 20g
・赤唐辛子 2〜3本
・ねぎ(青い部分でも白い部分でもOK)少々
・◎砂糖 小さじ1
・◎塩 小さじ1
・◎醤油 大さじ5
作り方
1.あらかじめ唐辛子とねぎは小口切り、にんにくはみじん切り、ピーナッツはお好みの細かさに砕いておきます。
2.小鍋に★の調味料を入れ、工程1の材料を加えて強火にかけます。
3.油がぐつぐついってきたら、弱火にして2〜3分煮ます。
4.火からおろして完全に冷めてから、◎の調味料を加えて完成です。
活用方法
ご飯や冷奴にそのままかけても美味しく、肉や魚とも相性抜群です。炒め物のアクセントに使ってもいいですし、こってりしたラーメンに少し入れると担々麺風の味になるのでおすすめです。餃子を食べるときに餃子のタレに加えると、普段の餃子が数倍美味しく感じます。
「ピーナッツバター」
材料
・ピーナッツ(薄皮付き) 500g
・砂糖 大さじ3
作り方
1.ピーナッツと砂糖をフードプロセッサーに入れ、ペースト状になるまで撹拌したら完成です。ピーナッツの粒入りにしたい場合は、撹拌する時間を短くしてペースト状になる前に止めてください。
活用方法
トーストももちろん美味しいですが、トースト以外の楽しみ方もたくさんあります。普段使っている和風ドレッシングやイタリアンドレッシングにピーナッツバターを混ぜるだけで、淡白な味のささみや胸肉などに合う濃厚ピーナッツバタードレッシングが出来上がります。また、ピーナッツバターに同量の砂糖と半量の醤油を加えれば、胡麻和えのような感覚で、ピーナッツバター和えのタレが完成します。
まとめ
落花生は「高カロリーで太りやすい」「ニキビができる」などマイナスなことを言われがちですが、実は美容にも健康にも嬉しい食材なのです。ご紹介した食べるラー油かピーナッツバターを作っておけば、上手に食生活に落花生を取り入れられるのではないでしょうか。ピーナッツバターはクッキーやマフィンに混ぜ込んで焼いても美味しいですし、炒め物に加えるだけで香ばしさをプラスできるので是非試していただきたいです。
【岐阜県中津川市の落花生】
根強いファンに支えられている岐阜県中津川市の落花生が食べチョクにて販売。
赤土で育つ落花生は風味が良いのですが、生で食べる事はない落花生だからこそ、
焙煎が味を決めます。
昔ながらのガス火の焙煎機で少量をじっくり炒ることで、ムラなく均一に香ばしく仕上がります。
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専門学校卒業後、ITベンチャー企業に入社。飲食関連のWEBメディアの運営に携わり、フードコーディネーターとしても活動。現在、芸能事務所のMD事業部で化粧品とファッションの企画に携わる。料理、化粧品、美容、健康の知識を活かして執筆活動中。