豚バラ大根
大根の旬は冬。スーパーでよく見かけるのは「青首大根」といわれる種類で、一年を通じて手に入れることができますが、寒い時期のほうが、甘みがありみずみずしくおいしいです。葉に近いほど甘く、下にいくほど辛みが強くなります。好みによりますが、大根おろしとして薬味で使う場合は、下の部分がおすすめです。
根にビタミンCと消化酵素のアミラーゼが多く含まれていますので、消化を助け、胸やけや胃もたれの解消を手伝ってくれます。食べ過ぎや飲み過ぎ、胃もたれや胸やけが起こりやすい方には胃腸の機能を高めてくれるのでおすすめです。
また、食物繊維も含まれているため、腸の働きを刺激して活発にしてくれます。豊富に含まれる不溶性食物繊維は、便のカサを増し腸の運動を促してくれる排便促進効果があります。胃腸の働きを整えるので便秘解消にぴったり。女子には嬉しいお野菜ですね。
ほかにも、カリウムが含まれているので、むくみやすい方にも◎。老廃物を体外へ排出するので、利尿効果もありデトックス効果が期待できます!
調理時間:40分
[材料 2人分]
・豚バラ肉薄切り :250g
・塩 :少々
・コショウ :少々
・酒 :小さじ2
・大根 :1/2本
・ゴマ油 :大さじ1
(煮込み調味料)
・きび砂糖 :小さじ4
・酒 :小さじ4
・みりん :小さじ4
・しょうゆ :大さじ2
・だし汁 :200ml
・ショウガしぼり汁 :1かけ分
(仕上げ用)
・青ネギ(小口切り) :適量
[調理方法]
1. 豚バラ肉はひと口大の大きさに切ります。塩、コショウをし酒を振りかけ和えます。
2. 大根を切ります。大根は皮をむき、5㎝幅の輪切りにし、いちょう切りにします。
3. フライパンにごま油を熱し、豚バラ肉を炒めます。
4. 豚バラ肉が半分程度色づいたところで大根を加え一緒に炒めます。
5.大根に油が回ったところで煮込み調味料(きび砂糖、酒、みりん、しょうゆ、だし汁、ショウガのしぼり汁)を加え煮立たせます。
6. 煮汁が沸騰したところで落としぶたをして、中火で20~25分煮込みます。
7. 煮汁が半分程度になり大根が柔らかくなったところで火を消します。
8. 器に盛り付け青ネギを散らし、お好みでゆで卵を添えます。
[ワンポイントアドバイス]
大根をあらかじめ下茹でして煮込み時間を短くすることも出来ます。その場合は10分程度下茹でして、煮込み時間は10~15分程度にしてください。
今回は豚バラ肉を使いましたが、ひと口大に切った鶏もも肉でも美味しく仕上がります。ぜひアレンジしてみてください!
料理家。大学卒業後、航空会社勤務を経て、本格的に食の世界へ。自宅にて料理教室「ごぼう茶.com」を主宰。フードコーディネーターとして、大手企業のメニュー開発やフードスタイリング、レシピ提供など食に関するあらゆる分野にて活動中。