タイ料理・シンプルクッキング研究家、サクライチエリです。

 

菜の花やブロッコリー、そして、カリフラワー等のお花を食べるのは大好き。しかし、冬場に大玉のカリフラワーを1個買うと、ブロッコリーより消費されるのが遅い…なんて方は少なくないのではないでしょうか。

 

今回は、その原因を探りつつ、前菜からメインまで、カリフラワーを楽しみつくせる方法をご紹介。今後、カリフラワーを持て余す事がなくなるかもしれません。ぜひ最後まで楽しんで読んで下さいね。

  

カリフラワーの実力と、いまいち影が薄い原因

冬が旬の野菜の1つであるカリフラワーは、キャベツやブロッコリーと同じアブラナ科で淡い色の野菜です。花の部分を食べるという点でも、ブロッコリーと共通しています。

 

カリフラワーの栄養素で特筆すべき点は、ビタミンCがキャベツの約2倍もあるところ。ブロッコリーよりは少ないものの、これはとてもうれしいポイントです。 

 

また、カリウムの含有量は生のブロッコリーが460㎎なのに対してカリフラワーは410㎎とやや少ない程度。カロリーは、ブロッコリーより若干低く、100g中27kcalとなっています。

 

このカロリーの低さなどが注目され、カレーにかけるお米の代わりが美味しいと「カリフラワーライス」がブレイクしたこともありました。

 

【噂の白米代替食品】話題のカリフラワーライスを食べて、作ってみた!

▲カリフラワーライス

 

では、カリフラワーは何故ブロッコリー程重宝されないのでしょうか。一部ではこんな意見があがっているようです。

 

「お弁当の彩りにならない」

「どんな風に使えばいいのかわからない」

「味はキャベツみたいだけど、キャベツみたいに野菜食べている感覚があまり湧かない」

 

たくさん長所があるのに、選ばれにくい。まさに「いい人なんだけど…」と、振られてしまう人のような、あと一歩のお野菜。でも「いい人」ならではのオールマイティさがたくさんあるのです。

 

次はそんな万能さを活かしたお料理をご紹介します。

 

カリフラワーでコース料理を作ってみた

カロリーも低くて、ビタミンC含有量も多くて、くせもなく、必要とあればお米の代わりにもなれる。まさに「いい人」の立ち位置であるカリフラワー。

 

冬は1玉単位で買えるので、前菜からメインまで、楽しみながら使ってみてはいかがでしょう。

 

カリフラワーのカルパッチョ

 

茹でる印象が強いカリフラワーですが、実は生食が出来ますぽりぽりモロモロした食感は、まるで「畑の数の子」ですよ。

 

■作り方

1.食べやすく房に分けたカリフラワーを酢水に10分程度漬けてアクを取る

 

2.5㎜厚程に切り分けて、お皿に盛りつける

 

3.オリーブオイル、レモン汁、塩コショウをふりかけて、彩りにピンクペッパーと粗く刻んだイタリアンパセリを散らす

 

カルパッチョは、調味料を大らかに振りかけるだけですが、カリフラワーの味に癖がないので、クリーム系、さっぱり系など、どんなジャンルのドレッシングにも合います。サラダでいただくのもお勧めです。

 

カリフラワーのポタージュ

 

くたくさに煮崩したカリフラワーは、ただ茹でただけのものよりも、もさっとした感じが無くて食べやすくなります

 

さらにブレンダーで滑らかに攪拌(かくはん)してポタージュにすると、カリフラワーが苦手な方でもするっと飲めますよ。

 

■作り方(2人分)

1.玉ねぎみじん切り1/4個分をオリーブオイルで透き通るまで炒める

 

2.カリフラワー1/4個分小さめに切り分けたものを加え、全体に油が回ったら、水200mlとローリエ1枚を加えて15分程、カリフラワーが煮崩れるくらいまで煮込む

 

3.塩こしょうで味をある程度整えたらブレンダーにかけて滑らかにして、牛乳100mlを加えて温め、最後に塩気を確認して味を調えたら、彩りにピンクペッパー、パセリを散らす

 

カリフラワーのステーキ

 

カリフラワーを小房に分けて、フライパンやオーブン、グリルで焼くのも、表面がカリっとして美味しいのですが…ダイナミックに半分~まるまる1個を焼いてみるのはいかがでしょうか?

 

■作り方(カリフラワー1房)

1.油を多めに敷いたフライパンで全体にカリッとした焼き色をつける

 

2.200度のオーブンで10分程焼く

 

3.カリフラワーを焼いている間に、みじん切りのニンニクと玉ねぎを炒めて、好みのスパイスを油に溶け込ませる

 

4.焼きあがったカリフラワーに3をジュっとかけたら完成

 

外はカリっと、中はほっくりした、インパクトのあるステーキが出来上がります。

 

画像は、黄色いカリフラワーを使って作った時のもの。カリフラワーは白だけでなく、黄色や紫の色付きのものもあるので、カラフル・カリフラワーで作ってみるのも楽しいですよ。

 

カリフラワーは魅力たくさんの冬野菜

花を食べる冬野菜「カリフラワー」。その淡泊な味わいや、人によってはもさっと感じる食感で、目立つ野菜ではないかもしれませんが、調理の仕方によっては、主役級の料理にもなれる食材です。

 

風邪予防に有効なビタミンC等が豊富な野菜なので、美味しく安く食べられる間、様々な調理法でカリフラワー料理を楽しんでみて下さい。

 

カリフラワーは採れたて新鮮なものをお取り寄せ!

 

今回ご紹介したカリフラワーのアレンジレシピ、せっかくなら農家さんから直接届く新鮮なもので楽しみませんか?

 

食べチョクには、カリフラワーが入った野菜セットもたくさん出品されています。ぜひご覧ください。

 

冬の野菜セットを見る

 

 

<出典>

食品成分データベース

https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=6_06054_7

https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=6_06061_7

https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=6_06263_7

 

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