栗にはビタミンが豊富に含まれています。
なかでも疲労回復に効果的なビタミンB1を多く含んでいます。
糖の代謝との関係が深く、乳酸を分解してエネルギー代謝を促進する効果も期待できます。
夏の疲れを癒すにはもってこいの食材ですね。
ほかにも、ビタミンCやビタミンB2、B6など美容効果に欠かせない栄養素も含まれています。
ビタミンCは、シミ・そばかすの改善効果があり、コラーゲンの生成を促すことでお肌にハリと潤いを与えてくれます。
ビタミンB1は、肌の新陳代謝を整えてくれて、肌を健康に保ってくれるので美肌をキープするためには欠かせない栄養素です。
ビタミンB2は、細胞の成長を促し、アンチエイジングに効果的です。さらにニキビの予防や改善もしてくれます! ビタミンB6は免疫力を高めて、肌荒れを改善してくれます。
おいしいだけでなくビタミン豊富で栄養たっぷりの栗!
まさに旬のこの時期にぜひ食卓に取り入れて秋を感じてはいかがでしょうか!
栗ご飯
調理時間:60分
材料 2人分
・栗 :250g前後(からつき)
・うるち米 :1.5合
・もち米 :1/2合
・塩 :大さじ1/2弱
・酒 :大さじ1
・水 :360ml(米と同量)
(仕上げ用)
・黒いりごま :適量
下準備
1.栗はたっぷりのぬるま湯に1時間程度ひたします。
水にひたすことで鬼皮(外側の硬い皮)をやわらかくし、むきやすくします。ひと晩ひたしてもOKです!
2.うるち米ともち米を合わせ、米を水で研ぎ、1時間程度、水に浸します。
調理方法
1.栗の鬼皮をむきます。まず底の部分を包丁で切り落とし、手で鬼皮をむきます。
2.鬼皮をむいたら渋皮を包丁でむきます。渋皮をむき終えたら、半分または3等分の大きさに切り分けます。
3.1時間程度水に浸したお米をざるにあげ、お鍋に移します。分量の水と塩、酒を加えよくかき混ぜます。
4.お米の上に栗を乗せ、ふたをして強火にかけます。沸騰して、ふたのわきから湯気と蒸気が吹きこぼれたら、弱火にし、12分程、炊き上げます。
炊き上がったら、最後に強火に30秒かけ、おこげを作ります。ふたをしたまま15分程度蒸らします。
5.ふたを開け、底からさっくりと混ぜ合わせ、器に盛り付けます。お好みで黒いりごまを散らします。
ワンポイントアドバイス
今回は鍋炊きで炊き上げましたが、炊飯器でも美味しく炊きあがりますよ♪
また、もち米を加えず、うるち米のみで炊き上げても美味しく仕上がります!
料理家。大学卒業後、航空会社勤務を経て、本格的に食の世界へ。自宅にて料理教室「ごぼう茶.com」を主宰。フードコーディネーターとして、大手企業のメニュー開発やフードスタイリング、レシピ提供など食に関するあらゆる分野にて活動中。