カッテージチーズはどんなチーズ?
カッテージチーズは、牛乳とお酢やレモンで作られ、さっぱりとした味と柔らかくホロホロとした食感が特徴のチーズです。
家庭にあるもので簡単に作ることができ、熟成をさせていないフレッシュチーズなのでどなたでもお気軽に試していただけます。
脂肪分が除去されてできあがるチーズなのでとってもヘルシーです。
基本の材料と準備するもの
事前に揃えていただきたいものは以下になります。
▼材料
牛乳 250ml
酢またはレモン汁 大さじ1(15ml)
※加工酢の場合は大さじ2(30ml)
▼調理道具
小鍋
ザル
ボウル
キッチンペーパー
清潔な密封できる容器
基本的な作り方(所要時間15分)
1.牛乳を250mlとお酢を大さじ1(15ml)はかっておきます。
2.鍋にはかった牛乳を入れておよそ80°まで加熱します。洗い物が簡単なので樹脂加工された鍋がおすすめです。
3.牛乳が加熱できたら火を止めてからお酢を回し入れます。
4.分離させるために軽く混ぜて1分ほど時間を置いてください。
5.分離を待っている間にザルとボウルを重ねてザルにキッチンペーパーをひきます。
6.キッチンペーパーをひき、ザルへ4の牛乳を流し込みます。
7.熱いのですぐに素手では触らず冷めるのを待ってから、キッチンペーパーに固形だけ残るのでスプーンで掬いとって清潔な容器に移してください。
8.残った黄色いろの液体はホエー(乳清)と言われ栄養価も高いため捨てずに活用します。
カッテージチーズの保存方法
カッテージチーズは清潔な容器で保存して、冷蔵庫に入れると大体1〜2週間は日持ちします。
保存容器から取り出す時は乾いた清潔なスプーンを使ってください。
冷凍に対応している保存袋での保存の場合は、しっかりあら熱をとった後に袋に入れて空気が入らないように密封しましょう。
ムラができないように平にして冷凍庫に入れて置くと、使用する分だけ割って使えるので便利です。
冷凍保存の場合は1ヶ月ほど持ちます。
5種類のカッテージチーズを作ってみました
基本的な作り方をベースに、調味料(穀物酢・マイルドな酢・レモン汁)と牛乳(生乳・低脂肪)を組み合わせて変化を調べてみました。
①生乳×穀物酢
香り:強い
酸味:強い
味:酸味がある
【コメント】
生乳が固まりやすく一番作りやすいと感じました。
次の日になるとお酢の香りが飛んで食べやすくなります。
②生乳×マイルドな酢
香り:弱い
酸味:普通
味:カッテージチーズのさっぱりとした味
【コメント】
凝固する量が穀物酢より少ないですが、作り立てでも酸味が少ないので食べやすい仕上がりになります。
③生乳×レモン酢
香り:強い
酸味:普通
味:レモンの香りがよく爽やかなカッテージチーズ
【コメント】
レモンの香りがいいので、サラダにぴったりです。
使用するレモン汁の香りがいいほどチーズに匂いが移るので濃縮還元よりストレートタイプのレモン汁を使ってみてください。
④低脂肪乳×マイルドな酢
香り:弱い
酸味:普通
味:生乳よりさらにさっぱりしたカッテージチーズの味
【コメント】
生乳よりさっぱり、あっさりしています。淡白で酸っぱい味が好きな方向けです。
⑤低脂肪乳×レモン酢
香り:強い
酸味:普通
味:チーズよりレモンの風味を感じます
【コメント】
生乳よりチーズ感がなくレモンの香りが強く出ているので、レモン好きにはたまりません。
手作りカッテージチーズのミニtips
できあがり
生乳の方が凝固できる成分が多いので、できあがる量が多いです。
生乳で作った場合→生乳250mlに対して約50g
低脂肪牛乳で作った場合→低脂肪牛乳250mlに対して約30g
がおすすめです。
酸味が気になる場合は…
調味料の酸味や香りは冷蔵庫で1日寝かせると、味や香りの角が取れて食べやすくなります。
加工酢
お酢の種類の中に、果実などを加えた酸味が抑えられたお酢がありますが、その加工されたお酢を使用して作る場合は、お酢の量を規定の2倍となる大さじ2(30ml)を入れて作ってください。
大さじ1で作ると裏ごしタイプの仕上がりになります。
どんな料理に使える?
生乳で作ったカッテージチーズなら、サラダに使えます。
調味料の香りがあるのでドレッシングの材料に応用ができるので、チーズにオリーブ油塩胡椒を混ぜるだけで美味しいドレッシングができます。
そのまま食べるよりクラッカーやパンに乗せて生ハムなどと合わせるといい塩加減と食感が楽しめます。
パスタの定番パルメザンチーズもいいですが、カッテージチーズに変えると香りが違うのでいつもと違うパスタを味わうことができます。
まとめ
自宅で簡単に作れるカッテージチーズの作り方をご紹介しました。
15分で作れて材料も2つでできるので、できたてチーズを味わってみて下さい。
高等学校で調理師の勉強を1年勉強しています。のちに飲食店でキッチンを担当していました。現在は家事代行サービスで作り置きのご飯のご依頼を多数受けております。お子様に好評なレシピもご紹介していきます。