豆を塩水に浸しておくと、鮮やかなグリーンに
絹さやがグリーンピースになると、それまであんなに柔らかかったさやの部分も、硬くごわごわとし、食べられなくなってしまいます。残念ですが豆だけを取り出し、さやは捨てましょう。
さやから豆を出すのは、子どものお手伝いにもぴったり。
さやから豆を取り出したとき、つやつやしていて丸く、しっかり硬いものが鮮度のよいもの。しわが寄っていたり、ひしゃげたような形になっているものは、鮮度が悪いかきちんと成長していないものです。
このような豆は、加熱しても柔らかくならないことがあります。
ピンと張りのある豆がたくさん出てきました。
グリーンピースは傷むのも早いので、購入したらすぐさやから出し、調理をはじめましょう。どうしても難しいときは、豆が乾燥しないようさやのままキッチンペーパーに巻き、保存袋に入れて冷蔵保存します。2〜3日ならこれで大丈夫です。
すぐに調理できる場合は、水に塩を少し入れてグリーンピースを浸しておきます。では、グリーンピースと一緒に蒸す新じゃがも準備していきましょう。
新じゃがの皮の剥き方
皮がまだ柔らかい新じゃがは、包丁やピーラーで剥かず、割り箸などの角でごしごしとこすって皮を剥くのがおすすめです。身が削られてガタガタにならないよう、注意しながら剥いていきましょう。
せいろ蒸しの作り方
せいろの中にじゃがいもを入れたら、まずはじゃがいもだけで蒸します。ぐらぐらとお湯を沸かして蒸気がたっぷりと出ているところにせいろをのせて、強火で蒸していきましょう。
蒸しあげる目安は、じゃがいもの中心まで爪楊枝が刺さるくらい。だいたい10〜15分くらいかかります。
柔らかくなったじゃがいもの上からグリーンピースをのせ、さらに5分ほど蒸します。
グリーンピースに火が通り、パサパサとした食感がなくなったらできあがりです。
新豆と新じゃがの組み合わせは爽やか。ただ塩を振っただけでも、素材の味が感じられておすすめです。マヨネーズにたっぷりすりごまを入れたソースやハーブソルトなどをつけていただくのもおいしいですよ。
▼冒頭でご紹介した「絹さや」の記事はこちら
【旬野菜レシピ】脇役じゃない!モリモリ食べられる絹さやのお浸し
食のライター・料理家。
書籍や雑誌、webなどで執筆と料理の仕事をしている。アウトドア好きが高じて『メスティンBOOK』(山と渓谷社)、『キャンプでしたい100のこと』(西東社)でアウトドア料理のレシピ監修も行う。『こねこのコットン チアーカフェストーリー』(学研プラス・7/6発売)では、児童向け小説の執筆と、おはなしの中に登場するレシピの開発をしている。5歳と13歳の母。