忙しい朝の栄養補給に
お野菜料理家のいまむらゆいです。
バタバタと忙しい朝には、料理を作る時間をできるだけ短くしたいものです。しかし、時短だけでなく、「おいしくて栄養のあるものを作りたい!」という思いもあるのではないでしょうか?
スープは体を芯から温め、満腹感も高めてくれる一品。体を目覚めさせたい朝には積極的に取り入れたいものです。
今回は、さっと作れて野菜も摂れる栄養満点の即席スープのレシピを4つご紹介します!
材料を汁椀にセットしておけば、お湯を注ぐだけであっという間に出来上がりです。
また、夜のうちに汁椀に具材を準備しておくのもおすすめですよ。ぜひ試してみてくださいね。
即席スープレシピ4選
水菜とわかめのあっさりスープ
水菜のシャキシャキ感と具材の出汁の風味がたまりません。食欲のない朝にもさっぱりといただけます。
【材料(1人分)】
・水菜…10g
・乾燥わかめ…小さじ1
・干し椎茸スライス…5枚
・すりごま…小さじ1/2
・ごま油…小さじ1/2
・かつおぶし…ひとつまみ
・しょうゆ…小さじ1
・塩…少々・お湯…適量
【作り方】
汁椀に材料を全て入れ、お湯を注ぐ。わかめと干し椎茸が戻ったら完成です。
【ポイント】
水菜の代わりに白菜やレタスでもおいしく仕上がります。水菜を切るときには、キッチンバサミを使えばより時短になります。
即席スープは、生でも食べられる野菜を使うことがポイント。加熱時間なしで手軽に作ることができます。
長いもとコーンのごま豆乳スープ
コーンの甘み、長芋の食感が楽しい満足感のあるスープです。
ごまや豆乳といった体を労わる食材も入っているので、体調が優れないと感じるときにもおすすめ。
【材料(1人分)】
・長芋…50g(いちょう切りorすりおろし)
・コーン缶…大さじ1
・ねりごま…小さじ1
・塩…小さじ1/2
・乾燥パセリ…少々
・無調整豆乳…80ml
・お湯…適量
【作り方】
汁椀に材料を全て入れ、お湯を注いでよく混ぜる。
【ポイント】
長いもをすりおろせば全体にとろみがつき、より体を芯から温めてくれるスープになります。
さらに濃厚にしたい場合は、粉チーズを追加するとコクのあるスープに仕上がります。
サバ缶とねぎのしょうがスープ
サバ缶を使うことで旨みたっぷりのスープが手軽に作れます。夜食にもぴったりの味です。
【材料(1人分)】
・さばみそ缶…1/4缶
・鯖缶の汁…小さじ1
・長ねぎ…15g
・豆腐…35g
・しょうが…小さじ1/2
・塩…少々
・粗挽き黒胡椒…適量
・お湯…適量
【作り方】
汁椀に材料を全て入れ、お湯を注いでよく混ぜる。
【ポイント】
サバ水煮缶を使う場合は、味噌を大さじ1程度加えて味を調整しましょう。
ほかの味付け缶でも楽しめるので、簡単に味のバリエーションを増やすことができます。
トマトの塩麹かきたまスープ
トマトの酸味と卵のまろやかさ、塩麹のコクでシンプルなのに味わい深いスープです。
トマトは大きめに切り、ごろっとした食感にすることで食べ応えがアップします。
【材料(1人分)】
・トマト…1/2個(くし切り)
・溶き卵…1/2個分
・青ねぎ…適量
・塩麹…小さじ1
・熱湯…適量
【作り方】
汁椀にトマト以外の材料を入れ、熱湯を注ぎよく混ぜる。切ったトマトを加える。
【ポイント】
なるべく熱いお湯を加えて、すぐに箸で混ぜ合わせるとふんわりとした、かきたまスープになります。
スープで毎日を健康的に
出汁の代わりになる乾物、生でも食べられる野菜を使うことがおいしい即席スープ作りの秘訣です。
忙しい日々の中でもスープでひと呼吸おいて、健康的に過ごしていきましょう。今回ご紹介したレシピを参考に作ってみてくださいね。
スープの他にも、野菜で作る調味料の作り置きレシピは、忙しい日に便利です。
こちらの記事では、タレやソース、ドレッシングの作り方をご紹介しています。ぜひご覧ください。
管理栄養士、お野菜レシピ考案家。レシピ提供、フードスタイリング、コラム執筆、料理教室など野菜に関する分野を中心に活動。Instagram【 #ぽんレシピ 】で100レシピ以上公開中。