読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋……

 

夏から秋に変わり、気候も涼しくなるこの季節の風物詩といえば、そう「お月見」です。

 

お月見は別名「中秋の名月」ともいい、月を鑑賞しながら 秋の収穫に感謝する行事のこと。

 

秋に旬を迎える芋類の収穫を祝う行事でもあるため、「芋名月」と呼ばれることも。

 

そんなお月見に欠かせない食べ物といえば…… お月見団子

 

今回は、お月見団子をアレンジし、芋名月らしい さつまいもで作るスイートポテト大福をご紹介します。

 

火を使わず、 電子レンジだけで作れるのでとってもお手軽です。

 

うさぎのお月見スイートポテト大福

材料(中サイズ約10個分)

■求肥

・白玉粉 100g
・上白糖 50~60g(今回は50g使用しました)
・水 150ml
・片栗粉 適量

 

■さつまいもペースト
・さつまいも 中1個(約200g)
・バター 10g
・練乳 50~60g (さつまいも重量の25~30%)
・生クリーム 180~200ml(さつまいも重量の80~100%)
(・上白糖 甘さが足りない場合:適量)

 

■トッピング
・チョコペン等 お好みで準備してください

 

※使用するさつまいもの品種によって重量・糖度・水分量に差があるため、上記の割合を参考に適宜調節してください。(今回は紅はるかを使用しました)

 

作り方

 

求肥を作る

① 耐熱ボウルに、白玉粉・上白糖を加え、軽く混ぜ合わせる。

 

② 水を数回に分けて入れ、ダマにならないようしっかりと混ぜる。

 

③ ボウルにラップをし、電子レンジ600wで1分加熱する。

 

▲ 全体的に膨らみ、お餅らしくなってきました

 

④ 電子レンジから取り出し、全体をしっかりを混ぜる。

 

⑤ 再度ラップをし、30秒加熱する。

 

⑥ 全体をしっかりと混ぜ、完成です。生地が緩い場合は追加で加熱する。

 

⑦ バットやまな板に片栗粉→求肥→片栗粉を順にのせ、温かいうちに薄く伸ばしておく。

 

さつまいもペーストを作る

① さつまいもを皮付きのまま水洗いし、水で濡らしたキッチンペーパー→ラップの順にさつまいもを包む。

 

 

② 電子レンジ200wで約10分加熱し、さつまいもを柔らかくする。
(重量200gの場合:約10分 重量150gの場合:約8分)

 

低温でじっくりと温めることで、甘みを引き出します。

 

加熱しすぎると 水分が抜け硬くなってしまうので注意してください。

 

爪楊枝などでさつまいもを刺し、スッと入れば完了です。

 

③ ラップ・キッチンペーパーを外し、サツマイモの皮をむいていく。

柔らかくなり、手で簡単にむくことができます。

 

加熱後すぐは高温になっているため、 やけどに十分注意してください。

 

④ さつまいもをつぶし、温かいうちにバターを加えて混ぜる。

 

⑤ ④に練乳を入れてよく混ぜ、生クリームを2・3回に分けて入れる。しっかり混ぜ、全体がぽってりとしたら完成です。

 

生地の柔らかさの状態で、生クリーム量を調節してください。

 

▲さつまいもペーストの完成です

 

スイートポテト大福を作る

① 求肥を10等分に切り分ける。

 

② さつまいもペーストを、大さじ1強(約30g)ずつとり、①の求肥で包んでいく。

 

お月見の十五夜にちなんで、一寸五分(約4.5cm)にしてみてみるのも◎。

 

▲大さじスプーンを使うことで計量いらずで楽々です

 

③ お好みでデコレーションをして完成です。

 

今回はピンクと茶色のチョコペン2種類を使ってウサギ風にしました。

 

余った求肥を丸め、 しっぽや耳をつけても可愛いですね。

 


  

月でウサギがお餅つきをしている!?

一度はどこかで耳にしたことがある言葉。

 

月=ウサギ」という考えは昔から日本で根付いていますよね。

 

ウサギと月の関係は、神話「ジャータカ物語」にも記載されています。

 

<ジャータカ物語のウサギと月>
菩薩(釈迦)が昔、ウサギに生まれ変わった時のこと、森の中でお腹をすかせた老人(天の神)と出会いました。

 

何か食べ物を渡そうとしたのですが、うさぎは木に登って実を取ることも、川に入って魚を取ることもできません。

 

そこで、薪を集めて火を焚き、自らの身を焼いて差し出そうとしました。そんなウサギの善意な気持ちに心を動かされ、天の神は月にウサギの形を描き残したそうです。

 

確かに満月の夜、月の暗い部分を繋ぎ合わせるとウサギが餅つきをしている形に見えてきます。

 

日本では、月の模様を「ウサギが餅つきをする姿」と考えていますが、世界各地ではカニや女の人の横顔、ロバ…など様々な考えがあります。

 

2022年の十五夜は9月10日(土)

▲あなたはどう見えますか……?

 

ぜひ今年のお月見は、おうちでお月見スイーツを作って、優雅に月を眺める時間を楽しんでみてください。

 

芋名月に楽しみたい「さつまいも」は産直通販で♬

今回ご紹介したお月見スイーツ、せっかくならおいしいさつまいもで楽しみませんか?

 

食べチョクには農家さんがこだわって育てたホクホクで甘いさつまいもが出品されています。お子さんにも大人気な旬のさつまいも、ぜひ農家さんから直接お取り寄せして味わって下さいね。

 

 

手間ヒマかけたサツマイモ4.5kg

 

サツマイモの中でも糖度が高く、
ホクホクの食感が特徴的な金時いも。
ほんのり甘い、優しい味を
是非お試しください。

 

詳しく見てみる

 

<参考文献>
・日本テーラワーダ仏教協会

https://j-theravada.net/dhamma/jataka/
・国立科学博物館

https://www.kahaku.go.jp/exhibitions/vm/resource/tenmon/space/moon/moon02.html

 

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