「バターチキンカレー」とは
バターチキンカレーは、鶏肉を数種類のスパイスとヨーグルトに漬け込み、バターや生クリームとトマトを使ったソースで煮込むインドカレーの定番。辛さもマイルドで、小さなお子様でも美味しくいただけるので、近年日本でも人気上昇中のカレーです。
「トマト」の代わりに「すもも」
以前「【奥深いすももの世界】「大石早生」から「ケルシー」まで、代表品種をご紹介!」の記事で、いろいろな「すもも」をご紹介しましたが、今回ご紹介するカレーでは「ソルダム」という品種を使いました。
「ソルダム」は追熟すると果肉が真っ赤になる品種で、かつ他品種と比べると酸味が強いという特徴もあり、トマトの代わりに使えるのでは?と思ったのが今回のカレー誕生のきっかけです。
↑購入直後のソルダム(追熟前)
↑完熟のソルダム(追熟後)
すもものバターチキンカレーレシピ
材料(4人分)
・鶏むね肉 1枚
・(A)カレー粉大さじ1
・(A)プレーンヨーグルト大さじ4
・トマト 1個
・すもも(ソルダム) 2個
・バター 30グラム
・おろしニンニク 小さじ1
・おろしショウガ 小さじ1
・カレー粉 大さじ1
・生クリーム 100ミリリットル
・塩 小さじ1/2
・生クリーム 少々(仕上げ用)
・パセリ 少々(仕上げ用)
作り方
1.鶏むね肉をひとくち大に切り、(A)と一緒に保存袋に入れて揉み、冷蔵庫に入れて1時間以上漬け込む。
2.すももの皮をむき、トマトと共に1センチ角の大きさに切る。
3.鍋にバター・おろしニンニク・おろしショウガを入れて火をつけ、香りが出てきたらカレー粉を加えて焦がさないように炒める。
4.2を加えて、かき混ぜながら煮て酸味を飛ばす。
5.1を漬け汁ごと加えて蓋をし、鶏肉に火が通るまで煮る。
6.生クリームと塩を加え、ひと煮立ちさせる。
7.器に盛り、仕上げ用の生クリームをかけ、パセリを添える。
ポイント
4の工程で蓋を開けたまま煮込み、しっかり酸味を飛ばすのがポイントです。
最後に砂糖を加えて味を調えるレシピもありますが、フルーツの優しい甘味を活かすため、今回は使用しないで仕上げました。
トマトと「すもも」を1対2の割合で使っていますが、全て「すもも」にしても良いですよ。
他の品種でも作れますので、お好みに合わせてアレンジしてみてくださいね。
工学部卒の元SE。
結婚後、「焼肉屋の嫁が野菜ソムリエっておもしろくない?」という興味で野菜ソムリエプロの資格を取得。その後もフードツーリズムマイスターやフードロスゼロ料理アドバイザーなどの食に関する資格を取得し、現在は自治体等と連携しながら農産物のPRや地産地消の推進、食育活動などを行なっている。