新たまねぎとは
一般的に出回っている新玉ねぎは、通常よりも早く収穫することのできる早生種や極早生種の玉ねぎのことを言います。
採れたての状態ですぐに出荷することから甘みとみずみずしさが普通の玉ねぎよりも優れていてやわらかく、生で食べるのにもピッタリ!
全国に出回っている玉ねぎの生産量は圧倒的に北海道が1位ですが、3~4月頃の北海道では玉ねぎの収穫は行えません。
そのため比較的暖かい地域である佐賀県や兵庫県で春に収穫されたものが新玉ねぎとして出回っています。
新たまねぎは保存できる?
水分が多い新玉ねぎは、貯蔵には向かないと言われているので早めに使い切るのが一番ですが、うまく行えば保存することも可能です。
ここでは毎年新玉ねぎを大量に消費、保存している私がいつも行っている保存方法を紹介します!
ネットに入れて保存
農家の方などが新玉ねぎを保存する場合は収穫したての玉ねぎの葉っぱをそのまま残し、紐などで吊るして風通しのいい場所で貯蔵するのが普通です。
しかしスーパーなどで手に入れることのできる新玉ねぎは葉っぱが既に切られているため、吊るして保存することはできません。
新玉ねぎがたくさんあって消費しきれない、という場合にはネット状になっている野菜の保存袋で保存するのがおすすめ!野菜の保存袋がないという場合は粗めの洗濯ネットで代用可能です。
新玉ねぎをネット状の袋に入れたら、涼しくて風通しのよい日の当たらない場所で保存しましょう。上手く保存できれば翌年までもつことも!
時々保存している玉ねぎをチェックして腐っているものがあれば省くことをおすすめします。チェック方法は玉ねぎの頭の部分を軽く押してみて、水分が出てくるようであれば腐り始めているサイン。
少しでも腐り始めているものがあると他のものまでどんどん腐っていくので、切ってみて中身が腐っていなければ早めに使い切ってしまいましょう。
冷凍保存
確実に保存したい場合や、保存したい玉ねぎが少量のときなどは冷凍保存にするのもおすすめです!
冷凍保存をする場合はまるごとではなく、スライスやみじん切りにしてすぐに使える状態にして保存用袋に入れて冷凍しておくと、料理の時にすぐ使えるだけでなく美味しさも逃がすことなく料理することができます。
生で食べることはできないですが、スープやカレーなど玉ねぎを加熱調理して使用する物であれば何にでも使えて、冷凍することで火の通りも早くなるのでとても便利な保存方法です。
新玉ねぎを大量消費したい時のおすすめレシピ
オニオンスライスやマリネなど生で食べるのが一番美味しいとされる新玉ねぎ。生食は大量消費には向かないのが難点でもあります。
たくさん買ってしまって大量消費したいときなどはスープにするのがおすすめ!
玉ねぎをたくさん使ったスープと言えばオニオングラタンスープを思い浮かべる方も多いと思いますが、今回は新玉ねぎを贅沢に使用したクリーミーで甘みがぎゅっと詰まったポタージュスープのレシピをご紹介します。
【材料4人分】
・新玉ねぎ 2~3個
・じゃがいも 1個
・水 1と1/2カップ
・牛乳 1と1/2カップ
・コンソメ 2個
・生クリーム 50ml(無くても可)
・塩 適宜
【作り方】
1.新玉ねぎは大き目のものなら2つ、小さめなら3つ用意しましょう。最初に新玉ねぎを薄くスライスし、じゃがいもも皮をむきスライスしておきます。
2.鍋を熱して油を引きスライスした新玉ねぎを投入し、塩一つまみを加えてじっくり炒めます。しんなりしてきてかさが減る位炒めたら、じゃがいもも投入しさらに炒めてください。このときになるべく焦がさないように意識すると、白く綺麗な色のスープに仕上がります。
3.全体的に油が馴染んだら、分量の水を加えて具材がひたひたに浸かるのを確認し、足りなそうだったら様子を見ながら水を足してください。
4.水を入れたら分量のコンソメを投入し弱火で煮て、じゃがいもに火が通ればOK。ミキサーなどでピューレ状にしたら鍋に戻し分量の牛乳と生クリームを加えてひと煮立ちさせ、塩で味を整えれば完成です!
まとめ
新玉ねぎのポタージュを美味しく作るコツは、新玉ねぎの水分を飛ばすようにじっくりと炒めること。その際に焦げないように弱火で炒めることも大切です。
新玉ねぎだけでも十分美味しくできますが、じゃがいもを少し入れることで自然なとろみがついて更に美味しくなります。
頑張って大量消費しても食べきれない分は今回紹介した保存方法を参考にして上手に保存してみてください!
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ぜひご覧ください。
東京多摩青果(株)
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サンマルツァーノトマトに出会い家庭菜園を始めた半農半ライター。農業、食、アウトドアを中心にライターとして活動中。主に固定種の野菜を育てています。