フードカッターでくるくるまわすだけで作れるベジ麺
まずはフードカッターをご紹介しましょう。わたしが持っているのはこんな感じのもの。
上部にズッキーニをセットして、ハンドルを回すと下から麺状になったズッキーニが出てくる仕組みです。
さまざまなタイプがありますが、「ベジヌードル」や「スパイラルカッター」という名前で売られていることが多いので、調べてみてくださいね。
すっかり忘れてしまいこんでしまう時期もあるのですが、体重増加が気になる時や、野菜が足りていないな、という時、また、重たくない夜食をつくりたいな、という時にふと思い出す便利なアイテムです。
1本20キロカロリー! 栄養豊富な優秀ズッキーニ
旬のズッキーニは特に皮が柔らかく、香りや味のクセもないので生食にも向いています。
また、ビタミンやミネラルも豊富で、1本20キロカロリーと超低カロリー。
こんなに細く麺状になるので、ラーメンのスープに入れたり麺つゆで食べたり、ジャージャー麺のようにピリカラの肉味噌をのせたり……。
ゴマだれで冷やし中華風、コーンスープに入れてスープパスタ風にするなど、食欲が落ちる夏にぴったりなアレンジが楽しめます。
おいしいオリーブオイルとお塩でシンプルなパスタ風に
今回は、火を使わずにローフードで、冷製パスタ風にしていただきます。
ズッキーニを麺状にスライスしたら、オリーブオイルを和えてから、岩塩や黒こしょうを振って盛りつけます。仕上げにミントや、さいの目に切ったトマトをのせましょう。
サラダと同じで、先に塩を振ってしまうとズッキーニの水分が出てしまい、せっかくのシャキシャキした食感がしんなりしてしまいます。
オイルを先に和えてコーティングしてから味つけしましょう。
少しボリュームアップして、シーチキンやカリカリに焼いて細かく刻んだベーコンなどを入れたり、粉チーズをたっぷり振ったりしてもおいしいですよ。
ズッキーニ以外にも楽しめるベジヌードル
ベジヌードルは、いろいろな野菜で楽しむことができます。
黄色いズッキーニは、緑色のものよりも皮が柔らかくて更にクセのない味。
にんじんは、ズッキーニよりも歯ごたえがあるので、温かいスープに入れても食感が損なわれません。
ラーメンスープに入れたり、シチューや鶏がらスープなどに入れたら、お腹も満たされる夜食になりますよ。
他にも、大根やビーツで作ったり、ごぼうやジャガイモはヌードル状にカットしてから揚げたり茹でたりすると、また違ったお料理が楽しめます。
ぜひつくってみてくださいね。
食のライター・料理家。
書籍や雑誌、webなどで執筆と料理の仕事をしている。アウトドア好きが高じて『メスティンBOOK』(山と渓谷社)、『キャンプでしたい100のこと』(西東社)でアウトドア料理のレシピ監修も行う。『こねこのコットン チアーカフェストーリー』(学研プラス・7/6発売)では、児童向け小説の執筆と、おはなしの中に登場するレシピの開発をしている。5歳と13歳の母。