管理栄養士、お野菜レシピ考案家のみやかわゆいです。

大切な人に健康でいてもらうために、野菜をたっぷり食べてもらいたい」「美味しくて健康にも欠かせない野菜をもっと食べてほしい」そう思う反面、彼や旦那さんがなかなか食べてくれないと思うこともあるのではないでしょうか。

 

そんな方のために、野菜が苦手な人に野菜をたっぷり食べてもらう方法をいくつかお伝えします。

 

どうして食べてくれないの?

 

旦那さんや彼氏さんにどうしたら野菜をもっと食べてもらえるか悩んだ経験はありませんか?

特に男性は、肉などのたんぱく質源や白米などの糖質源カロリーの高いもの好む方が多い印象ですよね。

 

また野菜が苦手な理由として、野菜の食感や味、香りなどの特定の要素が苦手という方もいらっしゃいます。長年そうしたことを理由に、野菜を敬遠してきたという男性もいるのではないかと思います。

 

「野菜料理に馴染みがない」「野菜が苦手」という男性には、どう工夫をしたら野菜料理を食べてもらえるでしょうか。

 

管理栄養士であり、新米主婦の私がおすすめする方法を3つご紹介します。

 

野菜をたっぷり食べてもらう方法

方法① 肉や魚などの主菜に野菜を含める

牛丼やステーキなど、がっつり食べたい男性が好む肉類。

ご自宅で肉料理を出す際には野菜を肉料理に含めて調理することがおすすめです。

野菜を主菜として肉や魚と同じ味付けで仕上げることで、自然と口に運びやすくなります。

 

おすすめレシピ【かぼちゃと豚肉のにんにく大葉炒め】

 

 

<材料>(2人分)調理時間:15分
豚肉・・・・・・・・・200〜250g
かぼちゃ・・・1/8個(200〜250g)
ごま油・・・・・・・・・大さじ1
にんにく・・・・・・・・・1かけ
砂糖・・・・・・・・・・小さじ1
しょうゆ・・・・・・・・大さじ1
酒・・・・・・・・・・・大さじ1
大葉・・・・・・・・・・・・3枚

 

<作り方>
①かぼちゃは1cm幅に切り、にんにくは薄切り、大葉は千切りにする。

②フライパンに半量のごま油を中火で熱し、にんにくと豚肉を入れる。豚肉の色が変わるまで炒めたら一旦皿に取り出す

③空いたフライパンに残りの半量のごま油とかぼちゃを入れる。かぼちゃの両面に軽く焼き色が付き、火が通ったら豚肉を戻し入れ砂糖、しょうゆ、酒を加えさっと炒める

④火を止め、大葉を加える

 

<ポイント>

にんにくと大葉と焦がし醤油の香りに食欲をそそられるレシピです。

かぼちゃも表面が少しパリッとすることで、煮物とは違う食感を味わえます。

かぼちゃは切りにくいので、1/4カットのものを水に濡らしてラップで包み、電子レンジで500w3〜4分加熱してから切ると切りやすくなります。

にんにくが効いているので、かぼちゃの甘みが苦手な方でも食べやすい一品です。

 

方法② 調理法でより好みの味に。そして、野菜の苦手な要素をカバーする

彼や旦那さんの好きな料理はなんですか?

野菜を食べるきっかけを作るコツとして、お好みの調理法で野菜料理を作ることもおすすめです。唐揚げが好きなら揚げ物、ステーキやハンバーグなら焼き物などです。

 

また、その野菜のどういった部分が苦手なのかをはっきりさせることが重要です。

たとえば、かぼちゃほくほくとした食感が苦手な方はには、煮物ではなく、かぼちゃを薄くスライスして焼いたり炒めたりする。

 

そうすることで、表面がパリっとしてほくほく食感を軽減することができます。

その野菜の食感、味、香りなど特定の部分が苦手な方には、調理法によってそれらを感じにくくすることもできます。

 

方法②で次にご紹介するレシピでは、ごぼうを唐揚げにすることで揚げ物好きな方や、ごぼうの土臭さが苦手という方でも食べやすくなります。

 

おすすめレシピ【スティックごぼうの唐揚げ】

 

 

<材料>(2人分)調理時間:15分
ごぼう・・・・・・・・1本(180g)
しょうが・・・・・・1/2かけ(7g)
◇砂糖・・・・・・・・・小さじ1
◇醤油・・・・・・・・・小さじ2
◇酒・・・・・・・・・・小さじ2
片栗粉・・・・・・・・・大さじ3
小麦粉・・・・・・・・・大さじ3
揚げ油・・・・・・・・・・適量

 

<作り方>

①ごぼうは10cm長さに切り半割にする。(太ければ4つ割り)

②耐熱容器に、すりおろしたしょうがと◇の調味料を入れ、そこに切ったごぼうを加えて絡ませ、ラップをして電子レンジで600w3分加熱する。

③ボウルに片栗粉と小麦粉を入れて混ぜ、そこに②のごぼうを少しずつ入れて粉をまぶす

④小鍋やフライパンに油を5mm高さほどまで入れ、温まったら③を入れてカラッとするまで揚げる

 

<ポイント>

ごぼうは油との相性が抜群!!適度な食感を残しつつ、ごぼうの良い風味を引き立ててくれます。

また唐揚げにすることで、より食感も良くなります。粉はつけすぎず、まぶしたら軽く粉を落としてから揚げてください。

もっとパンチを効かせたいときは、すりおろしにんにくを加えて、黒こしょうをかけて食べても美味しいです。唐揚げ好きな男性におすすめなレシピです。

 

方法③ 料理の見栄えと香りで食欲をそそる

やはり料理は第一印象は見た目。「料理を食べたい!」と思わせるには、まず料理の見栄えが重要です。

そして食欲をかき立てる香りをたたせることも、しっかりと野菜を食べてもらうポイントです。

食欲をそそる見栄えと香りのポイントは以下のようなものが挙げられます。

 

見栄え』・・照り、焼き色、色鮮やかさ、トッピング

香り』・・・焼き目の香ばしい香り、香味野菜のさっぱりとした香り、複雑な出汁の香り

 

これらをうまく活用することで、野菜の良さを引き出しつつ、より食べやすくなります。

 

 

おすすめレシピ【葉玉ねぎのじっくり焼き】

 

 

<材料>(一皿分)調理時間:20分
葉玉ねぎ・・・・・・大1個(150g)
にんにく・・・・・・・・・・1片
油・・・・・・・・・・・大さじ1
塩・・・・・・・・・ひとつまみ〜

 

<作り方>

①葉玉ねぎは玉ねぎ部分と葉の部分に切りわけ、玉ねぎ部分は縦半分に切る。にんにくは輪切りにする

②フライパンに油を入れ中火で熱し、にんにく、葉玉ねぎを切った断面を下にしていれる。

③ジューっと音がたってきたら、弱火に落としてフタをし10分加熱、もう片面もさらに5分加熱する

④皿に盛り付け、塩を振る

 

<ポイント>

玉ねぎ好きさんにはたまらない、じっくり焼き!弱火でゆっくり火を通すことで、玉ねぎの旨味が倍増します。

また焦げ目をつけることで、香りがつき食欲を増進します。

まとめ

いかがでしたか?

野菜料理と言っても多種多様。色々な料理がある中で、どう調理しようか悩むこともあるのではないでしょうか。

そんな時は、今回ご紹介したような点を抑えながら調理することで、野菜が苦手な方でも食べやすい料理を作ることができます。

野菜をもっと食べてもらいたい彼や旦那さんがどうしたら喜んでくれるかをイメージしながら、料理を作ってみてくださいね。

 

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