ダチョウ肉の基本情報。世界で1番大きな飛べない鳥

 

 

ダチョウは、鳥類の中でも最大種だと言われています。原産国はアフリカ地域とされていて、全長2~3mほど。

 

鳥ですが、飛ぶとこはできず、その代わり歩く、走るで移動するため脚力が大きく発達しています。走る際は、時速50キロにもなるそうです。

 

英語表記では「ostrich」(オーストリッチ)と言います。皮製品では有名で、聞き覚えのある人も多いのではないでしょうか。

 

お肉の特徴は、脂質の少ない赤身肉です。普通、鶏肉というと白いイメージがありますが馬や鹿のようなきれいな赤身です。お肉の部位は「もも、ドラム、フェレ、ネック」があり、砂肝やレバーもあります。

 

環境に優しいお肉として注目されている

 

 

ダチョウは少量の生草や牧草で大きく育ち、広い牧場も必要がありません。そのため、食肉を育てる際に必要な大きな設備や飼料を抑えることができます。また、メタンガスの排出もほとんどないという点でもすぐれています。

 

畜産物の牛は、習慣として反芻によりゲップをします。その際に排出されるのがメタンガスですが、こちらは温室効果を促進させてしまうガスのひとつなのです。

 

このように社会問題を解決できる食材を「オルタナフード(社会問題解決性食材)」と呼びます。普段食べる食材から社会問題が解決できているとなると一石二鳥ですよね。

 

意外と簡単?自宅で!アウトドアで!ダチョウ肉の楽しみ方

 

食べたことのない食材を1人で食べるとなると勇気がいりますし、なかなか手を出しづらいですよね。

 

ダチョウ肉をどうやって食べるのか、どう調理したらおいしく食べられるのか。ダチョウ肉はネットで購入して、筆者の知合い団地のメンバーと一緒に考えてみました。

 

今回購入したお肉は、茨城県でダチョウを育てている「クイーンズオーストリッチつくば」さんのドラム肉(前もも)500gを使わせてもらいました。

 

 

①ダチョウシチュー

 

自宅で作れて馴染みのあるメニューとして、シチューにしたらどうだろうかという案があり作ってみました。

 

〈材料〉

・ダチョウ肉200g

・玉ねぎ 1つ

・人参 1本

・デミグラスソース 1缶

・ソース、ケチャップ、赤ワイン、塩コショウ(お好みで)

 

〈作り方〉

圧力鍋を使いダチョウ肉に下味を付け、軽く炒めたあとは圧力鍋で20分煮込むだけトータル30分くらいでできあがりました。

 

 

赤身肉と煮込みの相性は抜群!

 

ドラム肉は繊維がはっきりしているのでお肉にしっかりと味が染み込みますし、牛肉のフィレのようにホロホロと肉がほどけ絶品でした。

 

②ダチョウ肉の焼き鳥

 

代表的な鶏料理の一つ、焼き鳥をダチョウ肉で挑戦してみました。

 

〈材料〉

・ダチョウ肉 適量

・ネギ 1本

・しお、たれ(味付けはお好みです)

 

〈作り方〉

今回は本格的に七輪で焼いてみました。お家にあるキッチングリルを使ってもできます。

 

網にダチョウ串をおいて、表面に焼き色がついたところでOK。両面焼いても10分もかからずに焼けました。

 

ダチョウ肉は生でも食べられるのでお好みで、焼き具合を変えても面白いです。

 

 

焼き鳥でいう、ハツのような食感です。味わいはとり肉とは思えないです。脂質が少ないためさっぱりと楽しむことができます。

 

半レアくらいに焼き上げ、でさっぱり食べるのもおすすめですが、ハーブ、スパイスをまぶして焼いてもおすすめします!

 

③ダチョウ肉の藁焼き

 

アウトドアならではで楽しめるメニューとして藁焼きをやってみようということになりました。

 

〈材料〉

・ダチョウ肉 適量

・薬味(茗荷、大葉、ニンニク、しょうが)

・藁

 

〈作り方〉

ダチョウ肉を串に刺し、藁に火をつけそこに出たけむりと炎であぶります。表面の色味が変化してきたところで引き上げます。

 

※お肉のレア具合で炙り時間を変更してもいいです。

 

所要時間はお肉をセッティングしてから約20分くらいで焼きあがります。

 

 

ダチョウ肉の食べ方として1番のおすすめ

 

柔らかく、馬肉のようになめらかで甘みがあり、さっぱりとしたお肉でした。焼きすぎるとかえって硬くなってしまうことがありますので、レアで食べるのをおすすめしたいです!

 

※生食の安全性については、日本オーストリッチ協議会指定の食肉処理場(山形県・岐阜県のダチョウ専用食肉処理場)において、平成10年に定められている牛肉・馬肉の生食用食肉の衛生基準に準じた食肉処理場の設計・処理マニュアルを組み食肉処理を行っています。

 

ダチョウ肉や珍しい食材の可能性

 

 

普段食べたことがない、気になる食材があってもなかなか手を出しづらい、もしくはどんな味わいかわからないから、買って失敗したくないというのがネックになります。

 

しかし、1人や家族だけでなくそれ以外の人たちと一緒に調理することで、普段作らない料理を味わえたりアレンジ出来たりするのがおもしろいところです。

 

皆さんも、気になる食材をシェアして楽しむ会でお試ししてみてはいかがでしょうか!

 

今回購入したダチョウ肉はこちら

 

・【ダチョウ肉ドラム】

 

・【ダチョウ肉モモ150g+フィレ150g】

 

ダチョウ肉生産者の商品を見てみる >

 

【参考資料】

 

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