お弁当箱は冷凍もできて電子レンジ可の保存容器が便利
お弁当箱に使うのは、冷凍できて電子レンジの使用もできる保存容器。
プラスティックのお弁当箱でも、電子レンジの使用が不可だったり、冷凍できなかったりするものもあるので、よく確認してから詰めましょう。
冷凍しても味が落ちない! 野菜たっぷりで栄養も満点なドライカレー弁
作ってみたのは、ドライカレーのお弁当。おにぎりやウインナーの入ったお弁当でも冷凍できますが、お弁当を作るのも大変ですよね。
そこで、育ちがさりの子どもがちゃんと栄養をとれるように、にんじんや玉ねぎをたっぷりみじん切りにして入れたドライカレーをお弁当にしてみました。
カレーと一緒に食べるごはんは、炊飯のときにターメリックパウダーを小さじ1程度入れて炊いたターメリックライス。冷凍してもごはんの香りが気にならず、おいしくいたただけます。
添えたものは、紫キャベツのラペと、らっきょう、にんじんの酢漬け。そして枝豆です。温かいらっきょうってどうかな……と思ったのですが、辛みと独特のくさみが抜けてまろやかに。
さて、この状態まで作ったら粗熱をしっかり取り、冷凍庫へ。
冷凍できない野菜やおかずに注意!
冷凍弁当で注意したいのは、冷凍できないものや、冷凍するときに注意しなくてはならないものがある、ということ。
ただ、ナスは大丈夫でじゃがいもはダメで……と、いちいち覚えるのも大変なので、基本的にレタスやきゅうりなど生で食べるものは入れられない、と覚えておきましょう。
また、お弁当に入れがちな厚焼きたまごやゆでたまごなど、たまご料理もNGです。
おすすめなのは、にんじんやごぼう、レンコンなどを使ったきんぴらごぼう、葉物の野菜で作るお浸し、ピーマンやキャベツなどの野菜炒めなど。
カチカチのお弁当は蓋をとってラップをかけたらチン!
さあ、カチカチに凍ったドライカレー弁ができあがりました。なんだか食品サンプルを見ているようでちょっとおもしろい。
こんなふうに数種類のお弁当をいくつか冷凍しておいて、「好きなものをチンして食べてね」と準備しておくと、子どものごはんもマンネリ化せず、好きなものを選べる楽しみもありますよ。
どうせなら、今年の自由研究のテーマは「冷凍」にしたいところです。子どもたちに冷凍できる野菜やおかずを調べてもらおうかな。
子どものごはんには「一食一口野菜」を意識して
お弁当用に料理する時間がないときは、夕飯を作るときにおかずをちょっと多めに作っておいて、ごはんと一緒に詰めて冷凍しちゃいましょう。
それだけで一食分のお弁当が貯金できます。炊いたごはんに冷凍食品のハンバーグを詰めて、ゆうべの残りのきんぴらを添えて冷凍するだけでも大丈夫。
仕事が忙しくなってくると、どうしても子どものごはんがおろそかになってしまいがちな我が家。
そういうときは無理をしてもつらいので、“一食一口野菜”を合言葉にしています。つまり、一食の中に一口だけでも野菜を出す、ということ。
保育園の帰り道に慌てて買ってきた焼き鳥しかない!というときは、冷蔵庫にあるお漬物や、きゅうりやトマトを切っただけのものを食卓に並べます。
それで栄養が摂れているわけではなく、ただ私が「なんか焼き鳥とごはんだけで申し訳なかった……」と暗くならず、「できることはやった」と思いたいというだけなんですけど、そういうときのためにも、残った夕飯のおかずを冷凍しておくのは本当に便利。
上手に冷凍庫とおつきあいしたいですね。
食のライター・料理家。
書籍や雑誌、webなどで執筆と料理の仕事をしている。アウトドア好きが高じて『メスティンBOOK』(山と渓谷社)、『キャンプでしたい100のこと』(西東社)でアウトドア料理のレシピ監修も行う。『こねこのコットン チアーカフェストーリー』(学研プラス・7/6発売)では、児童向け小説の執筆と、おはなしの中に登場するレシピの開発をしている。5歳と13歳の母。