豆苗だけじゃない!人参や大根や長ねぎも再生野菜です。

 

こんにちは。会社員のかたわら、フードコーディネーターとして活動している千葉恵美です。

 

今回取り上げるのは、再生野菜です。

再生野菜はリボーンベジタブルを略してリボベジとも呼ばれ、通常なら捨ててしまいがちな野菜の一部を使って葉や芽をもう一度育てることを言います。

 

基本的には水に浸けて栽培しますが、水に浸けて根が出たものを土に植え替えることもあります。

 

再生野菜として収穫できる野菜には豆苗やかいわれ大根の他にも、小松菜や水菜や長ねぎなどの葉物野菜や、人参や大根などの根菜類があります。

根菜類はヘタの部分から葉を収穫して使うことができます。

 

 

今すぐ始めよう!再生野菜の栽培をおすすめする理由

 

初心者でも手軽に始められる!

種や苗を買わなくても、野菜の切れ端と水を張った皿や密閉容器さえあれば栽培できます

水耕栽培の場合は土も不要なので、わざわざプランターを買う必要もありません。

庭やベランダがなくてもキッチンの狭いスペースで育てられるので、初心者でも挑戦しやすいです。

 

食費の節約になる!

天候などで野菜が値上がりしても再生野菜を栽培しておけば安心です。

また、生ごみを削減するエコな取り組みも同時にできます。

 

食卓に彩りをプラスできる!

青ねぎや豆苗を育てておくと、料理の彩りが寂しいときにすぐ使えるので便利です。

 

インテリアにグリーンをプラスできる!

野菜の新芽の緑色でキッチンが明るくおしゃれな雰囲気になります。

観賞用としても可愛らしく素敵なインテリアになるので、栽培中も眺めて楽しむことができます。

 

 

【野菜別】再生野菜の育て方の基本

再生野菜の育て方には大きく分けて、水を使った水耕栽培と土を使った土壌栽培の2種類があります。

水だけでもある程度野菜は育つので豆苗やかいわれ大根は水耕栽培で十分です。

また、人参や大根などのヘタから葉を再生させたい野菜は水耕栽培の方が適しています。

 

小松菜などの葉物野菜を大きく育てたい場合、または同じ根から2回目に収穫する場合にはプランターに土を入れて植え替えることをおすすめします。

土壌栽培に適しているのは根から葉を再生させる野菜だけです。

 

 

人参・大根(ヘタから葉を再生/水耕栽培)

 

ヘタの部分を2cm程残して切り、ヘタの上部に水がかからないように1cmほどの水を張った容器に入れて浸けておきます。

ヘタの部分を厚めに残すことがコツです。約10日で収穫できる位まで育ちます。

 

 

豆苗・かいわれ大根(根から葉を再生/水耕栽培)

 

根元から3〜5cm程残して切り、根が完全に浸かる程度の水を張った容器に入れて浸けておきます。

7〜10日で芽が伸びてきて収穫できるほどになります。芽が伸びてきたときのために深めの容器で育てるといいでしょう。

 

 

長ネギ・水菜・小松菜(根から葉を再生/水耕栽培→土壌栽培)

根元から3〜5cm程残して切り、根が完全に浸からないように水を張った容器に入れます。

 

例えば、スポンジに切り込みを入れて野菜を挟んで固定すれば、根が完全に水に浸らずらないような位置を保てるので便利です。

順調に育てば15日程度で収穫できます。

 

ある程度育ち、もっと大きく育てたい場合には土壌栽培に切り替えます。プランターに土を入れ、根を植えます。

毎日水をあげれば10日程度で食べれるまでに成長します。

 

どの野菜も1〜2回再生を繰り返すと元気が無くなってしまいます。根や葉が成長しない場合には、新しい根やヘタで栽培を始めましょう。

 

 

成功の秘訣は水と温度!再生野菜を育てるときに注意したいこと

・菌やカビの繁殖を防ぐために毎日水を交換しましょう。

 

・日当たりがよく、涼しい場所に置きましょう(夏場は水の温度が上がると腐りやすくなるので要注意です)。

 

・水が多すぎると根腐れするので、適切な水の量を守りましょう。

 

・容器は綺麗に洗ったものを使いましょう。

 

 

まとめ

 

観葉植物のような感覚で育てることができるうえに、育てた野菜を食べることができるので再生野菜の栽培はとても楽しいです。

毎日水をあげて、たくましく育つ野菜を見ていると愛着も湧いてきて、美味しく調理してあげたいという気持ちもでてきます。

 

マグカップに入れて栽培するとキッチンのオシャレ度も増しますよ。

野菜嫌いな子供たちも育てた野菜に特別感を感じることができて、野菜を食べられるようになるのではないでしょうか。

節約もでき、食育にも繋がるリボベジを生活に是非取り入れてみてください。

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