冬の12〜1月に旬を迎えるほうれん草。緑黄色野菜の代表で、ビタミンやミネラルが豊富に含まれることでも人気の野菜です。

西アジアから広まり、今では世界各地でも育てられているほうれん草ですが、スーパーに並ぶ種類の他にも実は様々な品種があるのをご存知ですか？

今回は、そんなほうれん草の種類やほうれん草がメインとなるおすすめレシピをご紹介します。

ほうれん草の種類

赤根ほうれん草

根の部分が赤く、スーパーでよく見かけるのがこちらの種類。

アクの元になるシュウ酸という成分が含まれているため、調理前にゆでて水にさらしてから使用します。ゆで時間は2分ほど。沸かした湯塩を入れ、茎の部分からさっとゆでることがポイントです。

サラダほうれん草

赤根ほうれん草と比較し、茎が細く色がやや薄いのが特徴の品種。

生食用に改良された品種であり、アクが少なくやわらかいためサラダにぴったりです。水耕栽培されたものもよく売られています。

ちぢみほうれん草

葉が厚く、どっしりとした見た目の品種。ほうれん草はハウス栽培されることが多いのですが、こちらはあえて寒さに当てることで糖度や甘みをアップさせています。

そのため、収穫できるのは冬季だけ。ちぢみほうれん草はアクの元となるシュウ酸の含有量が少ないため、下茹でしなくても使用できます。

旬のほうれん草を使ったアレンジレシピ

味のしっかりとした旬のほうれん草。今回は、ほうれん草の味わいをしっかりと楽しめる「ちぢみほうれん草」をたっぷり使用した、2種類のアレンジレシピをご紹介します。

もちろん、通常のほうれん草でもお試しいただけるのでぜひお試しください。

ちぢみほうれん草ときのこの濃厚キッシュ

〜材料（18cm型1台分）〜

・ちぢみほうれん草（又は通常のほうれん草）　100g

・しめじ　50g

・舞茸　50g

・冷凍パイシート（18×11cm）　2枚

・卵　2個

・生クリーム　100ml

★パルメザンチーズ　大さじ1

★塩こしょう　少々

・オリーブオイル　小さじ2

〜手順〜

前処理：冷凍パイシートはパッケージの表記通りに解凍しておきます。オーブンは200℃に予熱しておきます。

１．ちぢみほうれん草は3cm幅に切ります。しめじと舞茸は小房に割きます。

２．熱したフライパンにオリーブオイルを敷き、1を入れ中火でさっと炒めます。ちぢみほうれん草がしんなりしたら火からおろしてボウルに入れ、粗熱を取ります。

３．卵、生クリーム、★を入れ混ぜます。

４．冷凍パイシートは麺棒で型の1.2倍ほどの大きさに広げ伸ばし、型に被せます。

５．３を流し入れ、200℃のオーブンで20〜30分こんがり焼き色がつくまで加熱し、完成です。

※ちぢみほうれん草のアクが気になる場合は、下茹でしてから使用してください。

かつお節香る！ちぢみほうれん草のドライカレー

〜材料（2人前）〜

・ごはん　400g

・豚ひき肉　200g

・ちぢみほうれん草（又は通常のほうれん草）　100g

・玉ねぎ 50g（1／4個）

・にんじん　50g（1／2本）

・ニンニク　1片

・鷹の爪 1本

★カレー粉　小さじ2

★ケチャップ　大さじ3

★ウスターソース 大さじ1

★かつお節　5g

・オリーブオイル　小さじ2

〜手順〜

１．ちぢみほうれん草は5mm幅の細切りにします。玉ねぎとにんじん、ニンニクはみじん切りにします。

２．熱したフライパンにオリーブオイルをひき、ニンニク、鷹の爪を入れ中火で炒めます。香りが立ったら玉ねぎ、にんじんをいれ加熱します。

３．玉ねぎがしんなりしたら豚ひき肉、ちぢみほうれん草を入れ加熱し、豚ひき肉に火が通ったら★を入れ混ぜます。

４．全体に馴染んだら火からおろし、ごはんをのせた器に盛り付けて完成です。

※ちぢみほうれん草のアクが気になる場合は、下茹でしてから使用してください。

まとめ

今回は、ほうれん草をメインとした２種類のレシピをご紹介しました。

近年、品種改良などによりアクの少ない種類も増えたほうれん草。旬の冬の間に様々な種類を試し、お気に入りのほうれん草を見つけてくださいね。

新鮮な『ほうれん草』をお取り寄せ

脇坂 麻友美

滋賀県出身。管理栄養士・フードコーディネーター。「頑張る人たちを食で支えたい。毎日の小さな幸せを届けたい。」の思いを形にするべく、働きながらレシピ作成やライターとしても活動中。食と旅行が大好きな人。