スイートコーンとは
とうもろこしには様々な種類があります。
例えば、粉にして食用や家畜の飼料にする硬粒種の「フリントコーン」や、お菓子のポップコーンにする爆裂種の「ポップコーン」。
また、コーンスターチの基になる硬粒種の「フリントコーン」などがありますが、多くの人に一番なじみがあるのは、甘味種の「スイートコーン」だと思います。
とうもろこしの収穫は早朝に行います。気温の下がった夜に糖分を蓄え、気温が上がる前の早朝に収穫することで、より糖度の高い状態で収穫することができます。
美味しいスイートコーンを見分けるポイントはヒゲ。ヒゲの数は実の数と同じです。
ヒゲが多いものには粒がぎっしり詰まっています。そして先が濃い色の方が熟しています。
また、スイートコーンは鮮度が命。収穫した瞬間から糖度が落ちてしまいます。
そのため、購入したらすぐに蒸すか茹でるのがオススメですが、どうしても保存したい場合にはすぐに冷蔵庫などの涼しい場所で保管するようにしましょう。
スイートコーンの種類
スイートコーンには
・全ての粒が黄色い「黄粒種」
(ゴールドラッシュ・味来・サニーショコラなど)
・全ての粒が白い「白粒種」
(ピュアホワイト・雪の妖精・ホワイトショコラなど)
・黄色と白色が混ざった「バイカラー種」
(甘々娘・ドルチェドリーム・ピーターコーンなど)の3種類があります。
中でもバイカラー種は、メンデルの遺伝の法則に基づき、黄色と白色が3対1の割合で入っています。
もし気になるかたは、数えてみるのも面白いですよ。
人気上昇中の「白いとうもろこし」
最近人気上昇中なのが「白粒種」のスイートコーン。栄養価に関しては黄粒とそれほど違いはないのですが、注目すべきは「甘さ」です。
白粒種は比較的粒皮が柔らかく、クリーミーな味わいを感じるものが多いんです。
そんな白粒種ですが、実は栽培がとても難しいと言われているのをご存知でしょうか。
下の写真、左が「白粒種」のピュアホワイトで、右が「バイカラー種」のグラビスです。
全て皮をむいて並べるとこんな感じ。左2本がピュアホワイトで、右2本がグラビスです。
しかし、よく見ると左から2番目のものには黄色の粒も混ざっていますね。「白粒種」のピュアホワイトであるはずなのに、なぜこんなことが起きているのでしょうか。
とうもろこしの花粉は風によって運ばれ授粉が行われます。そのため、近くで異なる品種を栽培すると交雑することがあります。
これをキセニア現象といい、その場合優性の性質が現れるため、白粒より優性な黄粒になってしまいます。また、こうなると色だけではなく食味も落ちると言われています。
おそらく上のピュアホワイトやグラビスは、近くにあった「黄粒種」の花粉によって交雑が起こり、このようになってしまったと考えられます。
これを避けるためには、畑の間隔を200メートル以上離したり、種を撒く時期をずらして開花時期をずらすよう調整したりする必要があります。
これが「白粒種」の栽培が難しいと言われている理由の1つなのです。
スイートコーンの旬は始まったばかりです。ぜひいろいろな品種を食べ比べてお気に入りを見つけてくださいね。
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工学部卒の元SE。
結婚後、「焼肉屋の嫁が野菜ソムリエっておもしろくない?」という興味で野菜ソムリエプロの資格を取得。その後もフードツーリズムマイスターやフードロスゼロ料理アドバイザーなどの食に関する資格を取得し、現在は自治体等と連携しながら農産物のPRや地産地消の推進、食育活動などを行なっている。