鯛の特徴
鯛はタイ科に属する魚で、国内で収穫される種類は13種類と言われています。
最も定番の鯛は「真鯛(マダイ)」であり、養殖されているものもあります。マダイによく似たものは「血鯛(チダイ)」というこちらも鮮やかな赤色が特徴の種類。また、黒色の「黒鯛(クロダイ)」や「平鯛(ヘダイ)」も人気です。
鯛は産卵後に味が落ちると言われており、夏は一度収穫量が落ちるのですが、春だけでなく、産卵期の違いによって秋にも美味しい鯛を楽しめる地域もあります。
春に収穫される鯛は、千葉県内房荻生あたりの「葛鯛(かつらだい)」、関西の「桜鯛(さくらだい)」などの呼び名で親しまれる地域もあります。
鯛を丸ごと楽しむ
お祝い事やおもてなしの際は、切り身ではなく、思い切って丸ごと1匹調理したいところ。
自宅で捌いたことがないという方は、魚屋さんで内蔵や鱗をとって下処理してもらえるところもありますので、お願いすると楽々です。
以前食べチョク&moreでは、おうちで作るお食い初め膳をご紹介しました。
▶【お食い初め膳を手作りしてみた】失敗しない鯛の焼き方と飾り付けアイディア
また、“真鯛のあら”から採れる出汁を活かした本格的な鯛めしの作り方もご紹介しているので、気になる方はこちらもぜひご覧下さい。
▶【エコレシピ】長崎県「山口養魚」の真鯛のあらを使って鯛めしを作ろう!
切り身で作る!お手軽絶品鯛レシピ
鯛1匹使って調理するのに憧れるけど、難しそう……という方は切り身を購入してきて料理に使用しましょう。
シンプルに塩焼きにするのも美味しいですが、ここでは少しアレンジを加えた30分以内で作ることができる料理を2つご紹介します。
鯛のアクアパッツァ
アクアパッツァと聞くと難しいイメージがあるかもしれませんが、フライパン1つを使い20分ほどで完成する簡単料理なんです!
フライパンごと食卓に出せるので、後片付けも楽々。食卓が一気に華やかに仕上がります。蒸し焼きにすることで、鯛のふっくらとした味わいと、あさりの旨味が相性抜群です。
〜材料〜
・真鯛 2切れ
・塩(下処理用) ふたつまみ
・あさり(砂抜きしたもの) 100g
・ミニトマト 8個
・マッシュルーム 5個
・ニンニク 1片
・白ワイン 大さじ3
・オリーブオイル 大さじ1
・塩、粗びき黒こしょう 適量
・パセリ 適量
〜手順〜
1.真鯛に塩をまぶして5分ほどおき、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。
2.マッシュルームは半分に切ります。ニンニクはみじん切りにします。
3.中火で熱したフライパンにオリーブオイル、2のニンニクを入れ弱火にし、香りが立ったら1を入れ中火で加熱します。
4.焼き色がついたら真ん中に寄せ、あさり、ミニトマト、2のマッシュルームを入れます。全体に白ワインを回しかけて蓋をし、弱火で5分ほど加熱します。
5.あさりの口が開き、真鯛に火が通ったら塩、粗びき黒こしょうを全体にふり、パセリを散らして完成です。
鯛のパン粉焼き
ふっくら焼き上げた鯛にサクサク香ばしいパン粉やパセリの香りが食欲をそそります。
パセリは乾燥ではなく生のものをみじん切りにして使用することで、さらに風味が良くなるのでおすすめです。
〜材料〜
・真鯛 2切れ
・塩(下処理用) ふたつまみ
★パン粉 大さじ3
★粉チーズ 大さじ1
★パセリ 大さじ1
・オリーブオイル 大さじ2
・添え物(レタス、ミニトマト)
〜手順〜
1.真鯛に塩をまぶして5分ほどおき、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。
2.ボウルに★を入れ、混ぜ合わせます。
3.中火で熱したフライパンにオリーブオイル、1を入れ、加熱します。
4.中まで火が通ったら、アルミホイルを敷いた天板に乗せ、2を全体にまぶします。オーブントースターで5分ほど焼き色がつくまで加熱します。
5.添え物をのせた器に盛り付け、完成です。
まとめ
鯛は丸ごとだけでなく、魚屋さんで好みの切り身やお刺身に調理してもらって購入できます。様々な調理に活用し、あなたのお好みの食べ方を見つけてください。
食べチョクでもお刺身や切り身魚、加工品まで様々な種類の鯛を購入することができます。この機会にぜひチェックしてみてくださいね。
滋賀県出身。管理栄養士・フードコーディネーター。「頑張る人たちを食で支えたい。毎日の小さな幸せを届けたい。」の思いを形にするべく、働きながらレシピ作成やライターとしても活動中。食と旅行が大好きな人。