夏バテを吹き飛ばす!夏野菜×カレー
ナス、トマト、ピーマン、トウモロコシなど色鮮やかな野菜がスーパーに並びはじめると、夏の訪れを感じます。
太陽の日差しをしっかり浴びて育った夏野菜は、夏バテ予防のためにも、積極的に食べたいですよね。
今回は、手軽においしく夏野菜を楽しむメニューとして、「夏野菜カレー」をご紹介します。
基本のカレーレシピに一工夫したり、盛り付け方を変えるだけでも、手軽に夏を感じるカレーが完成します。
ボリュームたっぷりの夏野菜カレーで今年の暑さを乗り切りましょう!
アイディア① カラフル野菜をトッピング!フォトジェニックな夏野菜カレー
まずご紹介するのは、一番手軽! 夏野菜をトッピングしたスタイルのカレーです。
作り方は簡単。
お好みの夏野菜を焼く、茹でる、素揚げするなどして下準備し、ご飯と共に盛り付けるだけ。
仕上げにカレーをかければ、あっという間に見た目も華やかな夏野菜カレーの完成です。
これからの季節にカレーをつくる時、気になる夏野菜も購入し、一緒に盛り付けてみてはいかがでしょう。
夏野菜の素揚げカレー
材料(2人分)
ナス 1本
ししとう 4本
赤パプリカ 1/4個
かぼちゃ (スライス2枚) 30g
揚げ油 適量
カレー、ごはん 各2人分
※カレーはいつもおうちで作っているもの、レトルトでもOK
作り方
1.ナスはヘタを取り、縦に4等分に切ります。
赤パプリカはへタと種を取縦に4等分に切ります。
ししとうはヘタを取って爪楊枝で5ヶ所に穴を開けます。
2.180度の油で1とかぼちゃを素揚げします。
3.ごはんと2の野菜を盛り付け、カレーをかけます。
食欲を刺激するトッピングカレーに仕上げるカギは、①野菜の切り方と②盛り付け方です。
トッピング用の野菜は、“断面が多く見える切り方”がおすすめです。
野菜を斜め切りや縦にカットすると、断面が広くなりボリューム感を演出できます。
例えばオクラなら、輪切りにすると星型で、子ども用のカレーぴったりのかわいらしい印象に。
縦半分に切るとスタイリッシュで、カフェごはんのようなイメージになります。
同じ野菜でも、切り方ひとつで色々な表情を楽しめるのは面白いですよね。
また、オクラやししとうなど小ぶりの野菜は、カットせず丸ごと盛り付けるとインパクトある一皿に仕上がります。
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盛り付け方のコツは、野菜を平坦な横並びにせず立体感がでるよう、“立てるように重ねる”ことです。
ごはんに高さを作って野菜を立てかけるように並べると簡単ですよ。
トッピングにおすすめの夏野菜と切り方
・オクラ、とうもろこし…塩茹でして縦切りに
・ミニトマト、ししとう、インゲン…丸ごと焼いて
・かぼちゃ…たべやすいサイズにカットして焼く
・ナス、ズッキーニ、パプリカ…輪切りにして焼く
アイディア② うまみが凝縮!夏野菜の味わいが溶け込んだカレー
夏野菜をさらに楽しみたい方は、野菜を煮込んだカレーがおすすめです。
夏野菜の旨味がカレーに溶け出し、夏限定の味わいが楽しめます。
夏野菜をプラスしても、基本のカレーと作り方は同じなので、難しく考えずに気軽に挑戦してみてください。
カレーのスパイシーな香りと夏野菜がマッチし、ついおかわりしたくなるような味わいが生まれます。
煮込むほどに野菜も柔らかく、とろみがでるのでお好みの加減を見つけてください。
筆者おすすめは、色鮮やかなおくら、パプリカ、インゲン、とろみ感がカレーとマッチしておいしいなす、ズッキーニです。
オクラとナスの煮込みカレー
材料(2人分)
オクラ 10本
ナス 1本
豚ひき肉 150g
ニンニク 1片分
カレールー 40g
水 400ml
サラダ油 適量
ご飯 2人分
作り方
1.オクラは板ずりをして幅1cmにカット、ナスは幅1cmのイチョウ切りにする。
2.フライパンに油を熱し、ひき肉とみじん切りにしたニンニクを炒める。肉の色が変わったら1を入れて炒める。
3.2に水を加え、煮立ったら10分位煮込む
4.カレールーを加え味を整えてできあがり
旨味と酸味をプラス!トマトカレーにアレンジ
夏野菜の煮込みカレーのバリエーションとして、トマトの追加もおすすめです。
トマトの酸味がプラスされたカレーは食べやすく、食欲のない時にもってこいのメニューです。
野菜を炒める際、まず材料の半量のトマトをプラスし旨味を引き出しながら煮込みます。
ルーを入れて完成する直前に、残りのトマトを加えれば食感も楽しめるトマトカレーの完成です。
夏野菜でラタトゥイユを作った時、次の日にカレールーをプラスして「ラタトゥイユカレー」に変身させてもいいかもしれません。
アイディア③ ごはんに夏野菜をMIX!変化球アレンジカレー
ここまでは、カレーに夏野菜をプラスするアレンジをご紹介してきましたが、発想を転換!
ごはんに夏野菜を混ぜ込むのもおすすめです。白いご飯に枝豆やとうもろこしなど、色鮮やかなビタミンカラーが映え、食卓が華やぎます。
今回は、とうもろこしご飯を紹介します。とうもろこしは旨味の詰まった芯も一緒に炊飯器にいれるのがポイント。
通常炊飯で簡単につくれるので、スーパーで生のとうもろこしを見つけた時は挑戦してみてください。
とうもろこしご飯
材料(4人分)
米 2合
水 (炊飯用) 適量
とうもろこし 1本
塩 小さじ1
無塩バター 10g
作り方
1.米は洗って炊飯釜に入れ、2合の目盛りまで水を注ぎ、30分以上浸水させておきます。
2.とうもろこしは皮をむき、包丁で実をそぎます。芯に残った身はスプーンなどでこそぎ取ります。
3.1に塩と2の実を加えてさっと混ぜ合わせ、2の芯を上にのせて通常通りに炊飯します。
4.炊き上がったら芯を取り除き、無塩バターを加えてさっと混ぜ合わせ、5分ほど蒸らしたら完成です。
とうもろこしの芯には旨みがありますので、一緒に炊くとより美味しく仕上がります。ひげ根が気になる方は予め取り除いてください。
https://www.kurashiru.com/recipes/3ac2dfe0-955f-443e-b654-2dd924854ca3
カレーと好相性!夏野菜混ぜごはんのアレンジ
ごはんに直接野菜を混ぜ込むことで、より野菜の食感や風味を楽しめます。
筆者が実際作ってカレーにあうと思った、まぜごはんにおすすめの夏野菜をご紹介します。
炊きたてのご飯とまぜるのがポイントですので、ぜひ作ってみてください!
・枝豆…塩茹でしてさやから取り出し、ごはんと混ぜる。豆の甘さがひきたち、お子さんも好きな味です。冷凍の枝豆も使えます。
・しそ…しそは洗って千切りにしてごはんと混ぜる。さわやかな風味のごはんは、夏バテ気味の時にもおすすめです。
・みょうが…千切りにして水につけてから、ご飯と混ぜます。一緒に白ごまを混ぜ込むとおいしさがアップ!
まとめ
スパイシーなカレーは夏野菜のおいしさをひきたて、食欲をそそります。
野菜をたっぷり使えば、ボリューミーなカレーも少しだけヘルシーにいただくことができ、うれしいですよね。
おいしい夏野菜をセレクトして特別なカレーを作り、旬野菜の味わいを堪能してもいいかもしれません。
レトルトや市販のルーを活用するだけでも十分楽しめるので、夏野菜とカレーという最強の組み合わせを活かして、今年の夏はスタミナ補給してください。
元化粧品会社のブランドディレクターで美容好き。「おいしく食べてきれいになる」を日々追求しています。短大の食物栄養学科卒/野菜ソムリエ/日本化粧品検定1級