インスタ発!スイートポテトのトレンドは「個性豊かな形」
【@nagae1003さんの画像】
秋の味覚、さつまいもを使ったスイーツといえば、スイートポテト!ほくほくとした甘さで、こどもも大人も大好きなおやつです。スイートポテトは、さつまいもを使った生地が扱いやすく、手作りが比較的簡単なのが特徴です。
インスタグラムで #スイートポテトと検索すると、見慣れた楕円形はむしろ少なく、様々な形のスイートポテトの写真が投稿されています。どうやらスイートポテトは、形をアレンジして楽しむスイーツへと進化しているようです。特筆すべきは、それらは個性豊かなのに、どれも特別な道具が必要なさそうということ。
今回は、インスタグラムで見つけた、スイートポテトのバリエーション豊かな“成形スタイル”を5つピックアップしてご紹介します。さつまいもの美味しい時期、一緒に食べる人や調理時間に合わせて、スイートポテトを作る際の参考にどうぞ。
成形スタイル1. キューブ型
スタイリッシュでかわいい、キューブ型のスイートポテト。一口サイズで食べやすく、ホームパーティーの手土産にも喜ばれそうです。
▶︎型なしでOK!キューブ
成形の手間度★★☆
【@mayu._.u._.uさんの画像】
キューブ型は、少し固めにスイートポテト生地をつくるのがポイントです。四角い棒状に成形したら、ラップで包み冷蔵庫で少し寝かせ、お好みのサイズにカットします。底に砕いたクッキーを敷いたり、天面に黒ごまを飾るのもおすすめ。写真のように、紫芋バージョンもつくって、交互に並べるとおしゃれです。
成形スタイル2. ボール型
ころころとしたまん丸のスイートポテトは、今回ご紹介する中で、成形が一番簡単! 生地を手で丸まめるだけなので、お子さんと一緒に作るのもおすすめです。
▶︎一口サイズのころころボール
成形の手間度★☆☆
【@___uki21さんの画像】
少し固めに仕上げた生地を一口サイズに丸めるだけの簡単成形。焼き色をつける前、天面にくるみなどのナッツをのせると、風味がましておいしくなります。仕上げにチョコペンで顔を書いても楽しいかもしれません。お子さんのお弁当にも、ぴったりのサイズです。
成形スタイル3. 動物&キャラクター
見慣れたスイートポテトが、一手間でこんな愛らしいおやつに変身するなんて! インスタグラムでは、生地の成形しやすさを活かし、様々な人気キャラクターのスイートポテトが投稿されていました。お子さんの好きな動物やキャラクターの成形に、チャレンジしてみてはいかがでしょう。
▶︎キュートすぎるハリネズミ
成形の手間度★★★
【@candystorejunさんの画像】
スイートポテトだと思えないくらい、キュートな仕上がりのハリネズミ型。毛の部分は、洋裁用など先の細かいハサミでカットし、焼くと毛が立ってくるので無理に生地を立てないことがポイントです。黒ごまのつぶらな目に、鼻先や毛先が程よく焦げ目がかわいく、子どもウケは間違いありません。インスタでは、針の部分に短く切ったプリッツを差して応用したり、いのししやきつねの形のスイートポテトも見かけました。
▶︎しあわせを運ぶスマイル
成形の手間度★☆☆
【@mipopo5783さんの画像】
生地を平べったい丸に成形し、黒ごまの目と、口の形をスタンプしたスマイル型。とっても簡単なのに、見た目の愛嬌は抜群です。
口の部分のスタンプは、上の写真を撮った
さんの場合、市販の生クリームについている円形の絞り口をカットして使ったそう。ペットボトルのふたなど、身近な物を活用すれば、簡単にスマイルの口型が作れそうです。スタンプの代わりに、竹串などで手書きしても、味のある仕上がりになりますよ。
※口部分のスタンプを手作りする際は、注意して行ってください。
成形スタイル4. 器やカップにいれる
成形せずに器やカップに盛り付けると、簡単なのに豪華に見えるから不思議です。今回ご紹介した他にも、耐火性ある小皿にいれて焼き色をつけスプーンで食べたり、市販のミニタルト台に入れるだけでも素敵に仕上がりそうです。
▶︎豪華見え!さつまいも容器
成形の手間度★★★
【@nagae1003さんの画像】
生地に使う芋をスプーンでくりぬき、皮の部分を容器にしたこちらは、さつまいもの切り方で全くイメージが変わるのが面白いポイントです。さつまいもを横にカットすると(写真上)、ポップでかわいらしい印象に。縦に長くにカットすると(写真下)、高級レストランのデザートのように上品に仕上がります。
【@horizaki_oyatsuさんの画像】
どちらも芋の容器からはみ出すくらい、こんもりと生地を盛るのがおいしそうに魅せるコツです。きれいな形のさつまいもが手に入った時には、ぜひチャレンジしてください。
▶︎食べ応え抜群、カップ盛り
成形の手間度★☆☆
【@shiho____mamaさんの画像】
スイートポテト生地を、スプーンでカップにのせて焼くだけのこちら。カップケーキ用のアルミ型をお持ちの方にはおすすめの簡単成形スタイルです。生地の固さを調整して、上の写真のようにたっぷり盛ると、食べ応え抜群で食欲をそそるスイートポテトが完成します。さつまいもを、あえてあらめにつぶして食感を楽しむのも良さそうです。
成形スタイル5. 絞り器を使う
絞り器を使えば、柔らかめの生地も美しく成形することができます。絞り袋や凝った絞り金を持っていなくても、100円均一で売っている商品で大丈夫。生クリームに付属している絞り機も使えますよ。
▶︎初級編!定番、星口金で縛る
成形の手間度★☆☆
【@keicyon.meguさんの画像】
星口金は、デコレーションの基本の金口と言われ、生クリームを買うとついてくる絞り器もこちらが多く採用されています。少し柔らかめのスイートポテト生地を、一口サイズのカップに絞るだけなので、誰でも簡単に挑戦できます。絞り袋へは、7分目以上生地をいれないのがコツです。
▶︎上級編!凝った絞り金や技を使う
成形の手間度★★★
【@reiko09110611さんの画像】
お菓子作りが得意な人は、ぜひその技やこだわりの口金を駆使し、華やかなスイートポテトに仕上げることをおすすめします。市販のスイートポテトは、スタンダードな形のものが多いので、豪華に仕上げると、食べる人の記憶に残る一品になるはず。
▶︎応用編!モンブランの絞り金活用
成形の手間度★★☆
【@a_miutoさんの画像】
応用編として、モンブラン専用の口金を使うのもおすすめです。生地をゆるめに作る上に、口金の細かい穴から絞るため口溶けがよくなり、いつものスイートポテトとは違うおいしさが楽しめます。仕上げには、ぜひ黒ごまをふっておめかしさせてください。
まとめ
【@shiho____mamaさんの画像】
本格的なスイートポテトのレシピは、さつまいもを裏ごしします。でも、手作りする時はつぶすだけでも十分。お子さんがお手伝いする時は、蒸した芋を密閉できる袋にいれれば、手で押しつぶせますよ。
インスタグラムでは、成形スタイルだけだなく「つぶしたさつまいもにバニラアイスを混ぜるだけの時短スイートポテト」という、目から鱗が落ちるレシピも発見。また、スイートポテト生地の固さを用途にあわせ、牛乳などで微調整しているというコメントを多くみかけました。インスタグラマーさん達の柔軟な発想から、わくわくするようなスイートポテトは生まれているようです。ぜひ、自分の好きなレシピを見つけ、バリエーション豊かなスイートポテトを作ってみてください。
せっかくの機会なので、旬のさつまいもを農家さんからお取り寄せするのもおすすめです。また、さつまいもの種類に迷ったら、こちらの記事が参考になります。
元化粧品会社のブランドディレクターで美容好き。「おいしく食べてきれいになる」を日々追求しています。短大の食物栄養学科卒/野菜ソムリエ/日本化粧品検定1級