旬のものを食べるのがいちばんの健康法!
季節が移り変わると、見かける食材にも少し変化があります。今はきゅうりやトマト、茄子などの夏野菜も通年で買えますが、からだを冷やす効果のある夏野菜はやっぱり暑い夏に食べたいですね。
そこで今回は、夏野菜の一つであるきゅうりを使った酢の物レシピを紹介します。暑い夏を乗り越えるさっぱりした味わいのレシピを是非試してみてください。
【レシピ】きゅうりと薬味の二杯酢
材料
きゅうり……2本
大葉……10枚
みょうが……1本
二杯酢……醤油と酢を1:1で合わせておく
それでは、きゅうりを使って酢の物を作っていきましょう。
じっくり漬けておく時間があるのなら、きゅうりをぶつ切りにしてもいいのですが、さっと食べたいときには薄打ち(ごく薄切り)にして、塩を振っておきます。
こうすることできゅうりの水分が抜け、調味料が入りやすくなります。
塩を振ったら軽く混ぜて5分ほど置いておきましょう。水分が出てきたら軽く絞ります。
千切りにした大葉と輪切りにしたみょうがを加えて和えます。
二杯酢を加えてよく混ぜ、馴染ませるために15分ほど冷蔵庫で冷やしましょう。
酢のもの上手になろう
二杯酢とは、同量の醤油と酢を混ぜたもの。さっぱりしているので、ピクルスのように野菜を漬け込んでおくのもおすすめです。
一方、三杯酢とは二杯酢に同量のみりん(または砂糖)を混ぜたもの。三杯の調味料を合わせるから、三杯酢っていうんですよね。みりんを使う場合は一度沸騰させてアルコール分を飛ばしてから使います。
こちらは甘みがあるぶん酸味がおさえられるので、揚げた魚や野菜などを漬けて南蛮のようにしたり、お刺身をいただくときのタレとして使ってもおいしいですよ。
二杯酢と三杯酢を覚えておくと、それを基本にして、すり胡麻を足したり、練り辛子を加えたり、隠し味に味噌を入れたりアレンジができるので、味の幅が広がっていきます。
また、お酢の種類を米酢や穀物酢ではなく、りんご酢にしたり、バルサミコ酢にするだけでも味に変化があるので、試してみてくださいね。
旬のきゅうりを味わう
今回ご紹介した「きゅうり」は今が旬です。きゅうり本来の味味わいを楽しめるこの時期に、ご堪能ください。
食のライター・料理家。
書籍や雑誌、webなどで執筆と料理の仕事をしている。アウトドア好きが高じて『メスティンBOOK』(山と渓谷社)、『キャンプでしたい100のこと』(西東社)でアウトドア料理のレシピ監修も行う。『こねこのコットン チアーカフェストーリー』(学研プラス・7/6発売)では、児童向け小説の執筆と、おはなしの中に登場するレシピの開発をしている。5歳と13歳の母。