バタフライピーとは、どんなハーブ?
バタフライピーは、和名は英訳の「チョウマメ」。日本で主に沖縄県で生産されています。
マメ科、チョウマメ属の植物で、インドや東南アジアなどの熱帯アジアが原産地です。
緑つる性の多年草ですが、日本の気候では冬を越せないため、一年草として種から育てられていることが多いです。
バタフライピー茶の淹れ方
バタフライピー茶は、花を乾燥させたもので淹れます。
ティーカップ1杯につき乾燥花3~4個を入れ、熱湯を注いで2~3分程できれいなスカイブルーのお茶が出来ます。
好みの水色の出し方により、花の量と抽出時間を調整して下さい。飲むときには花を取り出します。お茶の味自体はマメ科らしく豆の香りがしますので、気になる場合はハチミツなどの甘味を加えると美味しく飲むことが出来ます。
また、レモン汁等の酸を加えるとバタフライピーの青い色素のもとであるアントシアニンが反応して、キレイな紫色に変わります。
同じく青い色が特徴のハーブに「マロウブルー」というアオイ科の花がありますが、バタフライピーとの大きな違いは、マロウブルーの方が水出しに適していることです。
マロウブルーが熱湯を注いだ後、時間と共に水色がゆっくり紫色に変わるのに対して、バタフライピーは酸を加えない限りはきれいな水色がキープされます。
バタフライピーの楽しみ方3選
バタフライピーはくせのない味なので、お茶として楽しむ他にも色々な楽しみ方ができます。
天然着色として
熱にも強い天然着色料として、お茶を淹れたものをスイーツとして利用する他にも、例えば、バタフライピーの花をお茶パックに入れてご飯を炊けば、青いご飯が炊き上がります。
バタフライピー自体の味は豆の香りなので、スイーツだけでなく、ごはんものにも合います。
布の染料として
タイではバタフライピーの青い色素は、古くから布を染めるためにも使われていました。
他の野菜など一緒に染めものに使って、子どもの自由研究に使ってみるのも良いでしょう。
グリーンカーテンとして
バタフライピーは暑さに強い蔓性の植物なので、グリーンカーテンに適しています。種から育てる場合は、気温が十分に上がる5月以降に、苗から育てる場合は6~7月から。
キレイな青い花を楽しむ他にも、マレーシアなどでは未熟のサヤをサヤエンドウのように食べるそうです。
まとめ
バタフライピーは、タイなど東南アジアではお茶としてだけでなく、布を染めるなど、様々な用途で活用してきました。
今は輸入ものだけでなく、国産バタフライピーも出回っているので、取り寄せてみておうちでも楽しんでみて下さいね。
参考
みんなの趣味の園芸 https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-1315
アバイブーベ https://abhai.jp/products/detail/6
JAおきなわ chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.ja-okinawa.or.jp/about/media/ajimaa/pdf/201912.pdf
タイ、バンコクにて8年間、料理教室コーディネーターなどをしながら、世界各地で料理を学ぶ。
日本帰国後は、タイ料理教室を主宰しつつ、日本の美味しい農産物とアジア料理とのコラボレーション・イベントを企画運営するなど、日本のクオリティの高い食材と出会う活動を行う。また、一児の母としての経験も基に、子ども向け食育ワークショップなどの活動にも力を注ぐ。