マコモダケはイネ科の植物の茎!キノコの仲間ではありません。

 

こんにちは。会社員のかたわら、フードコーディネーターとして活動している千葉恵美です。

 

今回取り上げるのは、マコモダケです。

名前だけ聞くとキノコを想像してしまうかもしれませんが、キノコの仲間ではありません

 

マコモダケは、イネ科の水生植物であるマコモの若い茎が黒穂菌によって肥大化したものを指します。

マコモは草丈2mほどあり、巨大なイネのような見た目です。

東アジアや東南アジアに広く分布していますが、日本でも河川や沼などの水辺に生えています。

 

マコモダケの旬は9月中旬〜11月で、日本の主な生産地は三重県や石川県などです。

なかでも三重県三重郡菰野町は国内随一の生産量で、マコモダケの特産化に積極的に取り組んでいます。

 

マコモダケは筍とエリンギを足したような食感で、味にクセがなく、アクもありません。

 

生でも美味しく食べられますが、加熱すると甘みが増すので、グリルや炭火などで素焼きにするのもおすすめです。

油との相性も良いので、炒め物や天ぷらにも最適です。

汁の実にしても食感を損なうこともないので、幅広いメニューに活用できます。

 

参照:旬の食材百科(https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/makomodake.htm)

 

 

冷蔵なら1週間!マコモダケの基本の保存方法

 

冷蔵保存の場合は、新聞紙などの紙に包んでから、保存袋に入れましょう。

マコモダケの根元を上にして立たせた状態で保存すると、鮮度が長持ちすると言われています。

 

1週間くらい経つとどんどん味が落ちていくので、なるべく早めに食べることをおすすめします。

 

冷凍保存の場合は、あらかじめ用途に応じて切り分けてから、さっと固めに下茹でするか、蒸し器で数分蒸して、バットに薄く広げて凍らせます。凍ったものを保存袋に移して冷凍しましょう。生のまま冷凍するとフカフカとした食感になってしまうので要注意です。

 

 

ピーラーで簡単に剥ける!マコモダケの下処理の手順

 

 

 

 

マコモダケは外側の緑色の硬い皮を剥いて、中身の白い部分を食べます。

外側の緑色の硬い皮が付いた状態です。

 

 

手で外側の緑色の硬い皮が剥いた状態です。あとは薄く緑色になっている表面をピーラーで剥いていきます。

 

薄く緑色になっている表面をピーラーで剥いて、根元の固い部分を切り落としたら、下処理は完了です。

 

 

【作ってみた!】マコモダケの美味しい食べ方2選

マコモダケのおすすめの食べ方はたくさんあります。生のままでサラダにしても美味しいですし、炊き込みご飯や炒め物、天ぷらまで楽しみ方はさまざまです。

実際に作ってみた料理の中から特に美味しかった食べ方をレシピとともにご紹介します。

 

「マコモダケと豚肉のオイスターソース炒め」

 

材料(4人分)

・マコモダケ 250g
・ピーマン(緑) 2個
・ピーマン(黄か赤) お好みで
・豚こま切れ肉 200g
・サラダ油 大さじ2
・☆オイスターソース 大さじ2
・☆豆板醤 お好みで
・☆砂糖 小さじ1

 

作り方

1.下処理をしたマコモダケとピーマンを細切りにします。
2.サラダ油を熱したフライパンで豚こま切れを炒め、火が通ったら工程1を加えます。
3.マコモダケがしんなりしてきたら、☆の調味料を加えてさっと炒めて完成です。

 

 

「マコモダケの炊き込みご飯」

 

材料(2合分)

・米 2合
・マコモダケ 4本
・人参 5cm
・油揚げ 1枚
・☆醤油 大さじ1
・☆塩 小さじ1/2
・☆和風顆粒だし 小さじ1
・☆水 調味料と足して2合分

 

作り方

1.米を洗って、☆の調味料を入れて、軽く混ぜておきます。
2.下処理をして斜め切りにしたマコモダケ、短冊切りにした人参、1cm幅の細切りにした油揚げを工程1に乗せて、炊飯したら完成です。

 

 

 

オイスターソース炒めと炊き込みご飯はとても簡単なので、是非試してみてください。

新鮮なマコモダケは素焼きにしてお好みの味噌につけて食べると、素材の味が存分に味わえて贅沢です。

 

マコモダケを購入するなら断然ネット通販が便利です!

 

マコモダケは残念ながらスーパーで見かけることはほとんどありません。

JAの直売店や道の駅やマルシェでたまに見かける程度なので、買いに行こうと思うと見つけるのが大変です。

 

珍しい野菜であればあるほど見つけるまでの労力と時間、そして場合によっては交通費などもかかります。

 

なので、少し送料がかかってしまってもネット通販のほうがストレスなく、欲しい食材を手に入れられると思います。

 

例えば、食べチョクでは和歌山県田辺市にある「くま野良」さんがマコモダケを販売しています。

農薬や化学肥料・動物性有機肥料を使ってないようなので、安心して家族で食べられますね。

 

国産マコモダケはこちら

 

まとめ

マコモダケは秋の短い期間にしか食べれないのが残念なほど、本当に美味しくてクセになる野菜です。

マコモダケにまだ出会えてない方には是非食べてみて欲しいです。

今はまだまだ認知度は低いですが、近い将来はメジャーな野菜と一緒にスーパーに並ぶ存在になると思います。

どんな調理法でも合う万能な食材なので、少し多めに買っても色んな料理に活用できると思います。

 

皆さん、今が旬のマコモダケを楽しんでみてください。

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