こんにちは。管理栄養士兼フードコーディネーターの“麻友美”です。
おいしく茹でる方法をご紹介した前回に引き続き、ご紹介するのは旬真っ盛りの「そら豆」。
そら豆と聞くと、シンプルにいただく「塩茹で」しか思い浮かばない……という方も多いかもしれませんが、実は豆板醤の原料になっていたりと、その活用方法は幅広いのです。
今回は、そんなそら豆を幅広く楽しむため、シーンにあわせたアレンジレシピを3つ紹介します。(そら豆は全て茹でたものを使用します)
そら豆の豆乳ポタージュ
鮮やかな緑色とそら豆の風味が口いっぱい広がります。パンと合わせて朝食にどうぞ。
材料(2人分)
・そら豆 さやつき400g(豆:100g)
・玉ねぎ 1/8個(50g)
・バター 10g
・コンソメ顆粒 小さじ1
・塩コショウ 少々
・水 100ml
・無調整豆乳 200ml
作り方
① そら豆をさやから取り出し茹でる。茹で上がったら熱いうちに薄皮をむいておく。
② 玉ねぎを薄切りにし、熱した鍋にバター・玉ねぎを入れてしんなりするまで炒める。
③ ②にそら豆・水を加え、煮立ったらコンソメ顆粒・塩コショウを加える。
④ ミキサーに移し、豆乳を加えてスイッチを入れる。
⑤ 鍋にもどし、沸騰させないように注意しながら温めて完成。
そら豆と桜エビのパスタ
そら豆の味を楽しむため、オイルパスタがお勧め。カルシウムが豊富に含まれる桜エビを使用することで栄養価も高く、春らしい華やかな仕上がりになります。
材料(2人分)
・パスタ 160g
・そら豆 さやつき200g(豆:50g)
・干し桜エビ 大さじ1(約6g)
・にんにく 1片
・鷹の爪 1~2本
・オリーブオイル 大さじ3
・パスタの茹で汁 お玉3杯分
・塩 少々
・黒コショウ 少々
作り方
① そら豆をさやから取り出し茹でる。茹で上がったら熱いうちに薄皮をむいておく。
② 鍋にたっぷりの水と塩を入れ、パスタを表記時間より1分短く茹でる。
③ にんにくは薄切り、鷹の爪は種を取り出し輪切りにする。
④ フライパンににんにくを入れ、弱火できつね色になるまで炒めたら取り出す。鷹の爪・そら豆・桜エビを加える。
⑤ ④に茹で汁を加えたら強火にし、茹でたパスタを加えて全体をよく混ぜる。
⑥ 塩・黒コショウで味を整えたら、お皿に盛りつけて完成。
そら豆とチーズのコロッケ
柔らかく甘みを引き出して茹でたそら豆は、チーズとの相性がばっちり。贅沢な夕食のメインに早変わりします。相性のいいじゃがいもを加えるのもお勧めです。
材料(4個分)
・そら豆 さやつき400g(豆:100g)
・玉ねぎ 1/8個(50g)
・豚ひき肉 50g
・お好きなチーズ 4個分(今回はプロセスチーズ15g使用)
・塩コショウ
*卵 1個
*小麦粉 適量
*パン粉
作り方
下準備:*がついている材料はバット等の容器に準備しておく。
① そら豆をさやから取り出して茹でる。茹で上がったらボウルに移し、熱いうちに薄皮をむいてヘラなどでつぶす。
② フライパンで、みじん切りをした玉ねぎ・豚ひき肉を炒める。玉ねぎがしんなりしたら塩コショウを振り①に加えて混ぜる。
③ 全体が混ぜ合わさったらタネを4等分にする。各タネの中心にチーズを入れて包み、形を整える。
④ 出来上がったタネを、小麦粉→卵→パン粉の順でくぐらせ、約170℃に熱した油できつね色になるまで揚げたら完成。
まとめ
いかがだったでしょうか。このようにそら豆は、様々なシーンで活躍することができます。
この他にもご飯やパンケーキに混ぜたり、つぶしてクラッカーに添えるなどアレンジ方法は無限大。
ぜひこの機会に、あなたのお気に入りの食べ方を見つけてみてください。
滋賀県出身。管理栄養士・フードコーディネーター。「頑張る人たちを食で支えたい。毎日の小さな幸せを届けたい。」の思いを形にするべく、働きながらレシピ作成やライターとしても活動中。食と旅行が大好きな人。