ベトナム風サンドイッチ「バインミー」
バインミーの特徴は、なんといってもボリューミーな具材。具材に決まりはありませんが、レバーパテ、大根や人参のなます、ハム類にパクチーなどの香草をサンドし、味の決め手にベトナムの魚醤であるニョクマムなどを使ったレシピがスタンダードです。
ベトナムのフランスパンは、日本で「バゲット」として食される外がガリッとハードタイプのフランスパンに比べると、ふんわり軽やか。かぶりついて具材ごと頬張れるくらい、外側は程よいカリカリ感、中は柔らかく焼き上げられています。
もともと米食文化のベトナムですが、約100年に及ぶフランス統治時代にフランスパンが普及。今ではベトナムの街中にたくさんのバインミー屋台があり、定番メニューのひとつになっています。
好きな具材をはさんで、お家バインミー!
ベトナムで日常的に食べられていると言っても、お家でアジアンテイストなサンドイッチを作るのは、少しハードルが高く感じられます。そんな中で、インスタグラムを見ていると、毎日のメニューのひとつとしてバインミーを楽しむ様子をアップしている方がたくさんいらっしゃいました。
そこで、今回はインスタグラマーさんに聞いた、お家でできるバインミーの具材アイディアを3つご紹介します。
焼いた牛肉を挟んで満足感たっぷり
@namero._さんのInstagram
ちょっぴり豪華な牛肉のバインミーですが、お家で作れば低価格で楽しむことができます。牛細切れ肉をナンプラー、ニンニクチューブ、砂糖、塩胡椒でさっと炒めて、ごまで和えて挟めば、食べざかりのお子さんも大満足の1品に。
ベトナムでは味付けにニョクマムを使いますが、日本で比較的手に入りやすいナンプラーも同じカタクチイワシで作られた魚醤です。大きく味が違う訳ではないので、お家バインミーの味付けは、ナンプラーでの代用をおすすめします。
お好みのハムやソーセージで本場屋台風
@hiropei5 さんのInstagram
本場ベトナムの屋台ではベトナムハムやソーセージ、焼豚などをサンドするのが人気です。お家では、冷蔵庫のロースハムやソーセージを使えばOK! 調理時間の手間を省いて、挟むだけでバインミーが完成します。
インスタグラムでは、生ハムやベーコン、サラミなど様々なハムやソーセージを挟んだバインミーを見かけました。いつもサンドイッチに使うハムやソーセージを、バインミーにしてみると新しい発見があるかもしれません。
ヘルシーな鶏肉でごちそう級バインミー
@kaori_angieさんのInstagram
カロリーが気になる方は、ヘルシーな鶏肉バインミーをどうぞ。冷蔵庫にある鶏肉をソテーし、なますやパクチーと挟んで、チリソースをかければごちそう級のバインミーが完成!
また、お家バインミーでは、必ずしも専用のフランスパンを用意しなくても大丈夫。バゲットを薄めに切って焼き、サンドイッチ風にしたり、上にのせてオープンサンド風にするのもおすすめです。
まとめ
インスタグラムでは、他にもローストビーフや焼き鯖、肉団子を豪快にサンドしているバインミーも見かけました。冷蔵庫にある食材を、自由な発想でサンドして楽しめる手軽さがお家バインミーの魅力といえそうです。
また、野菜と肉や魚といったタンパク質をひとつのメニューでたっぷりと食べられるのもうれしいポイント。
ふんわりしたフランスパンに、具材をぎゅっと詰め込んで、ぜひお家バインミーを楽しんでください。
参考
日清製粉グループ https://panjyoshi.jp/knowledge/world/vol01.html
元化粧品会社のブランドディレクターで美容好き。「おいしく食べてきれいになる」を日々追求しています。短大の食物栄養学科卒/野菜ソムリエ/日本化粧品検定1級