Aricofood株式会社 代表取締役 管理栄養士・節約美容料理研究家・給食コンサルタントの金子あきこです。
パンって美味しいですよね。私にもお気に入りのパンがありますが、ついつい食べ過ぎてしまいます。休日にはホームベーカリーでパンを作ることもあります。家中に焼き立てのパンのいい匂いが漂うのはいい気分、食欲をそそります。
パンはいつ日本にやってきた?
日本にパンが伝わってきたのは戦国時代です。鉄砲などとともに伝えられまた。しかし当時は禁教令(キリスト教禁止令)により広がることはありませんでしたが、1854年に鎖国が終わると、神戸や横浜を中心にパン作りが広がりました。
日本で一番の老舗のパン屋は「木村屋総本店」で、銀座に1869年に開業。ここで大人気の「あんパン」が誕生しました。第二次世界大戦後、食の欧米化や給食にパンが導入されるなど、食べる機会が増えたことにより、日本においてなくてはならない主食の一つとなりました。
世界のパンが食べられる日本
日本はありとあらゆる国のパンが食べられるとてもラッキーな国です。
・アメリカ・・・ホワイトブレット(日本でいう食パン)、ベーグル
・フランス・・・フランスパン、クロワッサンなど
・イタリア・・・フォカッチャなど
・ドイツ・・・ライ麦を使ったパンやプレッツェルなど
・デンパーク・・デニッシュパン
・イギリス・・・サンドイッチ、イングリッシュマフィン、イギリスパン、スコーンなど
これら世界中のパンを、パン屋やスーパー、レストラン、カフェでいただくことができます。日本って本当に食文化が豊かなんです。食べる楽しみを知っている人が多いためでしょうね。
更にすごいのは日本独自のパンを生み出しているという点です。
コッペパン、あんパン、メロンパン、カレーパンなどです。コッペパンに焼きそばを挟んだ焼きそばパンもあります。
世界中のパンだけでなく、オリジナルのパンもいただける日本。シチュエーションや気分に合わせて味わいましょう。
美味しいパンの百科事典 http://www.panpedia.jp/world/japan.html#06 パン食普及協議会「世界のいろいろなパン」 https://www.panstory.jp/world/world.html
パンを健康的に食べるコツ
「パンを食べすぎて太った」と、学生時代にパン屋さんでアルバイトしていた妹からそう聞いたことがあります。まかないでも美味しいパンが食べられる、廃棄するパンをお持ち帰りして家で食べる、幸せなパン生活でしたが、いつしかバイト先の制服がきつくなったとか。
パンは小麦粉から作られた炭水化物ですが、バターや油、砂糖などを加えることで高カロリー、高脂質、高糖質になります。特に菓子パンや総菜パンはその傾向が強いです。またパンだけを食べているとたんぱく質や野菜が不足して栄養素のバランスが悪くなります。栄養のバランスが悪くなることで太りやすくなってしまうのです。パンを主食として食べるときは必ず代謝を促すビタミンやミネラルが豊富な野菜や果物などを一緒に取り入れるようにしましょう。
クロワッサンやデニッシュパンなど脂質の多いパンの場合はスープに野菜をたっぷり入れて食べるなど、副菜は脂質を少ないものがおすすめです。パン食に合わせやすいサラダはドレッシングを使って食べることが多いため脂質が高くなりがちです。サラダは脂質の低い食パンやフランスパンに合わせるといいでしょう。
自宅で気軽に作れるパン
パンは自宅で焼くこともできますが、いざ作ろうとすると捏ねたり寝かせたりと、力と時間が必要でなかなかハードルが高いものです。そんな時はホットケーキミックスを使うと簡単に作ることができます。
ホットケーキミックスに牛乳を加えて混ぜ、丸めてオーブンで焼くだけでできてしまいます。
今日はホットケーキミックスを使ったみそパンをご紹介します。
【みそパン】
材料 4個分
・ホットケーキミックス・・・100g
・牛乳・・・40ml~45ml
・味噌・・・大さじ1/2
作り方
下準備:オーブンを180℃で予熱する。
1.材料を混ぜて4等分に分ける。
2.鉄板にオーブンシートをひき、①を丸めてのせる。
3.オーブンに入れて180℃で15分焼く。
朝食や軽食、おやつにもぴったりです。
ホットケーキミックスは失敗しにくく、色々アレンジが可能です。ヨーグルトを加える、コーンやチーズを入れても美味しいですよ。ぜひ色々試してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
パンはお気に入りを購入する、自宅で手作りするなど楽しみ方は自由自在です。持ち歩きもしやすいため、行楽やピクニックに持っていくのもこれからの時期おすすめです。
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Aricofood株式会社代表取締役 管理栄養士。レシピ開発、セミナー、コラム執筆、メディア出演等。40代からのダイエットサポート、セッションなど女性の美に特化し行っている。著書に「ショウガ甘酒食べる健康法」(日本文芸社)「おなかぺったんこ腸筋レシピ」(リピックブック)。