パン作り初心者によくある失敗と改善のコツを合わせてお伝えしていきます。
基本のパン生地を作れるようになれば、チョコやナッツを入れて簡単アレンジでレパートリーも増えるのでまずは生地作りをマスターしましょう。
パン生地作りでよくある3つの失敗例
私自身も実際にパンの生地作りに何度も失敗していますので、生地作りに失敗したことのある方は参考にしてみて下さい。よくある失敗事例と改善のコツをご紹介します。
①生地を発酵させても膨らまない
原因:グルテンが出来ていない
ドライイーストを濡らしてしまっていたり、生地をこねる工程が短いとグルテンが出来にくく発酵時に膨らみにくいです。
コツ:生地をこねていくうちに、生地が粉っぽい手触りからなめらかに変わっていきます。
そろそろいいかな?と思ったらグルテンが出来ているかチェックしましょう。
生地をもち左右に伸ばしていくと、生地が薄くのびて透けるようになります。この時に生地がブチっとすぐに切れてしまうのは、こねるのが足りない証拠です。引き続き頑張ってこねていきましょう。
②焼いたパンの表面に亀裂が入る
原因:発酵不足、成形の問題
室温が低くて、一次発酵・二次発酵・ベンチタイムなどで発酵が十分ではない生地は焼いた時に表面がカサカサになって割れてしまうことがあります。
また生地を成形する時に閉じ方が緩いとそこから生地が広がって割れてしまいます。
コツ:せっかくグルテンが出来ていても、室温が低く十分に発酵しないまま焼いてしまうと、割れ目が出来てしまうので注意。特に冬場は人が生活するリビングなど温かい場所で発酵させるのが望ましいです。
時間を長くかけると表面が乾いてきてしまうので、短時間で発酵させるのがポイントになります。
成形するときは泥団子を作るように閉じ目が分からないくらい丸めると仕上がりがきれいです。
③ふわふわなパンにならない
原因:発酵不足、生地が痛んでしまった。
発酵させて成形する前にガス抜きをする工程で何度も強く生地を押したり、発酵のたびにこねるように生地を触ってしまうと生地が痛んでしまいます。
コツ:発酵した後の生地は優しく取り扱ってください。また発酵が十分でない可能性もありますので、一次発酵・二次発酵の時は元の生地より2倍膨らんでいるかを確認しながらパンを発酵させてください。
生地を発酵前と発酵後に同じ角度で撮影すると、膨らみを比較しやすいので初心者の方には写真に残すのをおすすめします。
それでも生地作りに失敗してしまったら?
「コツを押さえながらも、やっぱり失敗してしまったら….。」
実は失敗した生地も美味しく食べれる方法があるんです。ここからは、そんなアレンジレシピをご紹介します。
アレンジレシピ
①もちもちベーグル
1.お湯を500mlにはちみつまたはお砂糖を大さじ2入れて沸騰させます。
2.1に失敗した生地を入れて両面づつ1分ほど茹でます。
3.丸型でもドーナツ型でもOK!成形します。
4.180°に設定したオーブンで15〜20分で焼いて完成です。
②薄焼きナン
1.失敗した生地を用意します。
2.麺棒で5mmほどの薄さに引き延ばします。
3.フライパンにバター5gもしくはオリーブ油小さじ1ほどひきます。
4.生地の両面がこんがりきつね色になったら完成です。
どちらも簡単にできるので試してみて下さい。
豆知識!毎月12日はパンの日
パン屋で毎月12日にイベントやキャンペーンを行っているのをみたことはありませんか?実はパン食普及協議会で正式にパンの日が決められていて国民にパンがもっと広める活動をしています。
パン食普及協議会とは・・・・パンの歴史や全国のパン製造所の情報などパンに関する情報を網羅している協会です。
パン食の普及宣伝活動を毎月12日すると1983年(昭和58年)3月に制定したのもパン食普及協議会になります。
まとめ
パンの生地作りを失敗しにくいコツを活用してご自宅でも美味しいパンを食べてみてくださいね。こだわりがある方は小麦粉や天然酵母を使って作ってみても楽しめますので、お好みに合わせたパン生活をしてはいかがでしょうか?
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高等学校で調理師の勉強を1年勉強しています。のちに飲食店でキッチンを担当していました。現在は家事代行サービスで作り置きのご飯のご依頼を多数受けております。お子様に好評なレシピもご紹介していきます。