後編では、保存にまわしても大丈夫な3種類のお野菜の使い方を見ていきましょう。
前編でご紹介したとおり、菊芋と葉つき玉ねぎはそんなに日持ちしないので、早めに食べきることを考えつつ、じょうずに保存していきます。
保存にまわしていいもの
にんじん……新聞紙に包んだら立てて野菜室へ
菊芋……スライスして天日干しに
葉つき玉ねぎ……新聞紙に包んで野菜室へ
にんじん
野菜の力を感じる香りの強いにんじん。いろいろな形が届いたので、子どもたちもめずらしそうに見ていました。数本はその日のおかずに使うことに。それ以外は新聞紙に包んでビニール袋に入れ、立てたまま野菜室で保存します。
ゴボウやれんこんでお馴染みのきんぴらを、菊芋とにんじんで作ってみました。どちらも生で食べてもおいしいものなので、火をしっかり入れず、半生くらいの状態で仕上げます。
コリコリシャキシャキした食感が楽しめる一品になりました。
菊芋
ゴツゴツとした見かけとは違い、中は柔らかくてみずみずしく、そのまま切ってサラダにしても食べられる不思議な菊芋。
ジャガイモやサツマイモのように保存がきくわけではないので、早めに使います。
半分はきんぴらに使い、半分はスライスして天日干しにしました。
いずれもよくブラシで洗い、皮ごと調理します。日持ちさせたい場合は、土を取らずに新聞紙で包んで野菜室に入れるか、プランターに土を入れて菊芋を埋めておくといいですよ。
【干し菊芋の食べ方】
・フライパンで少し炒ってお湯を注いでお茶に
・そのままお味噌汁に
・30分ほど水で戻して煮物や炊き込みご飯に
葉つき玉ねぎ
春先にしか食べられない新玉ねぎは柔らかくて甘いのが特徴。新聞紙で包んでビニール袋に入れ、野菜室で保存しつつ、数本はお味噌汁に使いました。
ベーコンでだしをとり、玉ねぎはそのままの味を感じられるように、縦三等分と大きめにカットしました。
これだけでひとつおかずが増えたような食べ応えがありますよ。
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食のライター・料理家。
書籍や雑誌、webなどで執筆と料理の仕事をしている。アウトドア好きが高じて『メスティンBOOK』(山と渓谷社)、『キャンプでしたい100のこと』(西東社)でアウトドア料理のレシピ監修も行う。『こねこのコットン チアーカフェストーリー』(学研プラス・7/6発売)では、児童向け小説の執筆と、おはなしの中に登場するレシピの開発をしている。5歳と13歳の母。