タイ料理・シンプルクッキング研究家、サクライチエリです。
突然ですが、お子さんのいらっしゃる方、子どものエプロン、どういったものを選んでいますか?
現在私が教えている幼稚園のクッキングクラスのお子さん方は、ママの手作りや、市販のかわいいものなど、それぞれ素敵なエプロンをつけてお料理します。
さて、我が娘が幼稚園の頃はというと、私がお裁縫が苦手、でも、母の好みのエプロンをつけさせたい、と、軽く葛藤していたら、意外に身近なもので、不器用でもそれなりのエプロンが出来てしまい、娘自身も気に入り、周りの大人からも「かわいい!」とおほめに預かりました。
その「身近なもの」とは。IKEAの麻布巾です。
ずぼらな私が型も取らずに縫い上げた、超絶簡単な子どもエプロン作りをご紹介します。
IKEAの布巾で、胸当てつき子どもエプロンを縫う方法
ではまず、胸当て付きのエプロンの作り方です。
【材料】
・IKEAの布巾 1枚
・ボタン 1個
・柔らかめの布紐 *お好みですが、1.5mもあれば十分
図解で説明すると、ざっくりと、こんな風に作ります。
1.一度洗った布巾を、大体の黒色の実線ように折ってみて、子どものサイズに合ってるのを実際に当ててみて確認したら、折りしろ分の目星をつけて、生地をカットします。
2.折りしろをきちんと畳んで、アイロンでビシっと跡をつけます。
3.そのままミシンで一直線に縫う!
4.胸当ての首の所は、子どもの頭が入るくらいに見当をつけて切り、縫い付けます。
首の紐の長さを調整したい場合は、胸当て上部にボタンホールを付け、紐の方にはボタンを縫い付けます。
5.切り落とした部分で、余力があれば、ポケットを付けても良い感じになりますよ。
出来上がりは、こんな感じです。
モデルは4歳当時の我が娘です。
このエプロンで幼稚園のお料理行事を乗り切り、その後、布の大きさを変えて、同じスタイルで小6の今も、母の手作りエプロンを使用しています。
(モデル画像は、娘が10歳当時のものです。)
IKEAの布巾で、カフェエプロンも
次は、もっと簡単かもしれません。
直線に縫うだけの、短めのカフェエプロンです。
1枚の布から、画像のようなエプロンが出来ます。
裁ち方、縫い方は、以下の通りです。
直線に切って、縫い代をしっかりアイロンがけして、一気に縫う!
その他、簡単小物の作り方
1枚約100円の布巾で、シンプルでおしゃれな子ども用エプロンが作れるようになったところで、その他、小物も作ってみましょう。
子どもクッキングにて、エプロンとセットで揃えたい三角巾。
正方形の布から三角に折りたたんでミシンがけし、三角形の45度の2辺の間にゴムを渡して、簡単に被れるようにしました。
これもまっすぐ縫うだけです。
エプロンを作った余り布は、長めの太い紐状に切ってから2つに折り、並縫いしながら糸をぎゅぎゅっと引っ張りながら丸く成型していくと、バラの花のようになります。
後ろに安全ピンをつけると、首紐の調整にもなり、エプロンのアクセントにもなります。
まとめ
1枚約100円の布巾から作る、子ども用エプロンの作り方、作れるような気になれましたでしょうか?
お料理もお裁縫も、最初は簡単なものから始めると、作っていくうちに、だんだん色々作りたくなってくるというものです。
特に、子どもは「ママが作ってくれたんだ!」と、手作りものは嬉しくて、多少失敗したものでも喜んでつけてくれます。
そのエプロンをつけてお手伝いをしてくれて、だんだんお料理も上手になり、小学4年生で「得意料理はオムライスです」と、学校の自己紹介文を書いたのは、はい、我が娘です。
お子さんの食育や、数年後、子どもに作ってもらうことでご飯作りが楽になる為にも、子どもエプロン作り、「失敗したら布巾に戻ってもらいましょう」位の気負いのなさで、トライしてみてください。
タイ、バンコクにて8年間、料理教室コーディネーターなどをしながら、世界各地で料理を学ぶ。
日本帰国後は、タイ料理教室を主宰しつつ、日本の美味しい農産物とアジア料理とのコラボレーション・イベントを企画運営するなど、日本のクオリティの高い食材と出会う活動を行う。また、一児の母としての経験も基に、子ども向け食育ワークショップなどの活動にも力を注ぐ。