お母さんに感謝の気持ちを伝える母の日は、毎年5月の第2日曜日。2021年は5月9日です。そして、母の日を象徴する花といえば、カーネーション。
フリルのように波打つ花びらは、繊細でゴージャス。主役として、カーネーションがメインの花束は可憐ですが、脇役としてブーケなどにもよく使用され、日本人には馴染み深い花のひとつではないでしょうか。
「カーネーション」といえば、赤やピンクをイメージする方が多いと思います。しかし、近年は品種改良が進み、様々な色のカーネーションを見かけるようになりました。
今回は、カラーバリエーションが多いカーネションの色別に花言葉をまとめました。お母さんの好みや伝えたいメッセージによって、贈るカーネーションの色を工夫してみてはいかがでしょう?
花を贈る時は、花言葉に気をつけよう
花に思いを託して伝える「花言葉」はトルコからヨーロッパ中に伝わったといわれています。大切な人に贈る花に、メッセージを込める習慣はとても素敵ですよね。
ロマンティックなイメージがありますが、気をつけたいのは、花言葉は必ずしも前向きなものばかりではないということ。花種や色、また贈る本数によっては、ネガティブな意味を持ったりメッセージが大きく変わることもあるのです。
最近では、インターネットで簡単に花言葉を調べられるので、確認してから贈ることをおすすめします。それでは早速、母の日に使えるカーネーションの色別の意味をご紹介していきます!
母の日の定番 レッド
母の日と聞いて、まずイメージするのは赤いカーネーションです。花言葉は「母への愛」や「真実の愛」など、まっすぐにお母さんへの感謝を伝えられる言葉です。
何色をプレゼントするか迷ったら、赤を選んでおけば間違いなし! 1本でも愛らしく、花束にしてもゴージャスな雰囲気のでる母の日の定番カラーです。
高級感ある真紅
定番の赤よりも濃く、深い赤の花びらをもつ真紅のカーネーションも存在します。
でも、花言葉は「私の心に哀しみを」。同じ赤系でも、赤とは異なる意味を持つので注意しましょう。特に、花言葉を気にするタイプの方へ贈るのは、避けた方が無難です。
ただ、真紅のカーネーションはシックで神秘的。赤よりもフォーマルさを演出できるため、花言葉を気にせず贈れる間柄なら喜ばれる高級感です。
やさしい雰囲気のピンク
かわいらしく可憐なピンクのカーネーションは、やさしいお母さんを連想させるカラーです。しかも、「感謝」「気品」「温かい心」と母の日の贈り物としてもぴったりの花言葉を持っています。
ありがとうを言葉にするのが恥ずかしい方は、「花言葉を調べてね」というメッセージと共にピンクのカーネーションを贈ってみてはいかがでしょう。
ピンクのカーネーションは、赤と同じく手に入りやすいので、伝えたいメッセージによって使い分けたり、赤とミックスした花束にするのもおすすめです。
上品で凛としたホワイト
白いカーネーションは、亡くなった母親を偲んで贈る花だと知っていますか?花言葉は「私の愛情は生きている」で、亡くなったお母さんを思いながら、飾るのにぴったりです。
他に「尊敬」などの意味も持ち、見た目にも凛とした上品さがあるので、花言葉を知らないと選びそうになってしまいます。でも、一般的には亡きお母さんへお供えするカラーということをお忘れなく。ご存命のお母さんに贈るなら、違う色を選びましょう。
キュートで華やかなイエロー
「好きな色は黄色」というお母さんも多いと思います。だからといって、イエローのカーネションを贈るのはおすすめしません。
黄色は、真紅・白に続いて花言葉としては注意が必要なカラーで、「軽蔑」や「嫉妬」という意味を持ちます。
母の日以外のフラワーアレンジメントに使われることも多い黄色いカーネーションですが、花言葉を気にするタイプの方へ贈る際は要注意。花屋さんに使うのを避けてほしいと、予め伝えておくのがいいでしょう。
元気いっぱいのオレンジ
はつらつとした印象を持つオレンジのカーネーションの花言葉は「純粋な愛」。大好きなお母さんへ、元気いっぱいの感謝と愛を込めたい時にはおすすめのカラーです。
ただ、どちらかというとこの「純粋な愛」は恋人向けの愛情を表しています。お母さんとの関係性や、伝えたいメッセージのニュアンスに気をつけながら贈ってくださいね。
気品あふれるパープル
上品さあふれる紫のカーネーションの花言葉は「誇り」や「気品」。紫は昔から高貴な色とされるので、母の日では義理のお母さんへの贈るカラーとして選ばれることが多いようです。
花言葉にかけて、尊敬と感謝の思いを伝えられるのが紫のカーネーションの特徴。エレガントな雰囲気のお母さんに贈るのがおすすめです。
クールでおしゃれなブルー
青いカーネーションの花言葉は「永遠の幸福」です。世界で唯一の青いカーネーションとして「ムーンダスト」という品種が近年人気を集めており、珍しい花種が好きなお母さんにもおすすめ。
ブルーはクールなカラーですが、心温まる意味を持つので、末永い家族の幸せを願いながら贈るのも喜ばれますよ。
ただ、品種改良して生まれた「ムーンダスト」の他に、白いカーネーションを着色して作られたものもあるので、選ぶ際はご確認ください。
まとめ
色によって、それぞれに個性ある花言葉を持つカーネーション。その意味を知ると、花への印象や贈る心構えが変わるものです。
中には、母の日にふさわしくない花言葉を持つものや、一般的に亡くなった人を偲んで飾る花もあるので、意味を知っていると安心して贈ることができます。
また、相手の性格や関係性でも、花を選ぶポイントが変わります。花言葉を知るのは、贈り物上手への第一歩とも言えるかもしれません。
花言葉も考えながら、花選びをしたその気持ちは、贈る相手に届くものです。今年の母の日は、花言葉を味方につけて、お母さんにとびきりの感謝を伝えてみてはいかがでしょう。
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元化粧品会社のブランドディレクターで美容好き。「おいしく食べてきれいになる」を日々追求しています。短大の食物栄養学科卒/野菜ソムリエ/日本化粧品検定1級