お食い初めとは

お食い初め」は、室町時代から続く赤ちゃんの長寿と「食べることに一生困らないように」「丈夫な歯が生えるように」という願いを込めた儀式です。

 

赤ちゃんに食べ物を食べさせるマネをし、おっぱいやミルク以外のものをはじめて口にする機会となります。

 

お食い初めに用意する料理は、赤飯、お頭付きの鯛、汁物、煮物、香の物。さらに、歯固め石も一緒にお膳に乗せるのが特徴です。

 

儀式で赤ちゃんに食べさせるのは、「養い親(やしないおや)」と呼ばれる人。親戚の中で一番長寿な人とされていますが、最近では祖父母が担うことが多いようです。

 

食べさせる順番は決まっており、お赤飯からはじめて、最後に歯固め石を食べさせます。

 

お家でできる、失敗しない鯛の焼き方

筆者の家では、娘のお七夜とお食い初めの2回、鯛を生から焼いてみました。お七夜の際、ヒレと尾尻を塩で焦げないように覆えば、魚焼きグリルで焼けるでしょう! と思ったら大失敗。

 

 

焼いている間中、グリルを見張って火加減を調整しましたが、身に火が入るようにするとヒレと尾尻は形も残らないほど焦げてしまい…。さんまの丸焼きのような感覚では、鯛をきれいに焼くのは難しいことを学びました。

 

《鯛を購入する時のポイント》

鯛を家で下処理するのは手間がかかります。慣れていない方は、お店で内臓や鱗を取った状態で買うのがおすすめ。鮮魚売り場の方に「お食い初めで使うので、焼くだけでOKな状態にしてください」とお願いすると間違いありません。

 

《事前に鯛を買った時の保管方法》

鯛まるごと1匹を、スーパーで買うのはなかなか難しいです。魚屋さんで注文したり、鮮魚コーナーで見かけたタイミングで購入するのがよいでしょう。

 

事前に鯛を入手した場合、さらにおいしくする保管方法をご紹介します。

 

1,鯛全体をクッキングペーパーで包む

2,その上から全体をラップで巻く

3,保存は冷蔵庫のチルド室で。1日1回、クッキングペーパーを交換する

 

鯛を調理直前に買ってきた方は、腹の内側と皮側の全体に塩と酒を振り、30分放置してから次の「失敗しない鯛の焼き方」に進んでください。

 

《失敗しない鯛の焼き方》

 

いよいよ、本番!鯛をきれいに焼く方法をご紹介します。オーブンを使用していますが、電子レンジのオーブン機能でもおいしく焼ける方法です。

 

1,魚の水分をキッチンペーパーで拭き取る

2,全体に塩をふる。ヒレや尾尻には飾り塩として多めに

3,オーブンを200度で予熱。下にクッキングシートを敷き、焦げやすいヒレと尾尻にアルミホイルを被せる

4,200℃で20分焼き、更にアルミホイルで上を覆って180℃で15分加熱。

5,盛り付けて完成!

 

20分焼いた後、上をアルミホイルで覆うひと手間を加えると、焦げないだけでなく、身がふわふわに仕上がります。

 

実際に焼いてみた

 

焼き上がった鯛は、全体的にピンクみが残り、尾先まで焦げることなくきれい。しかも、中までしっかりと火が通り、身はふっくらほくほくで余すことなくおいしくいただけました。

 

ちなみに、わが家に本格的なオーブンはないので、電子レンジのオーブン機能を使って焼いています。

 

お食い初め飾りのアイディア

まず、鯛に飾る水引。市販品で気に入るものが見つからなかったため、個人のクリエイターさんから購入できるサービスを利用しました。ハンドメイドサイトを使うのがおすすめです。

 

 

続いてお膳。見栄えを考えて、煮物の野菜は飾り切り、汁物の三つ葉は結ぶなど、素材にひと手間加えました。ちなみに「結び三つ葉」はご縁に恵まれる縁起物なんだそう。

 

わが家では煮物・汁物は手作り、他は買ってきた物を盛り付けました。本当は全て手作りしたいところですが、赤飯を炊いたりするのは大変。子育ての合間で余裕がないのもあり、惣菜を取り入れて準備のハードルを下げました。

 

ちなみに、歯固め石に紅白の水引を巻くと、とてもかわいいのでおすすめです!

 

 

小さなケーキも用意してみたら、お祝い感がアップ。テーブルがさらに華やかになりました。

 

シンプルなケーキも、ケーキトッパーを付ければ特別感を演出できます。これも水引と同じく、個人のクリエイターさんからの購入品です。

 

まとめ

家族三人で行ったお食い初めは、とても思い出深いものとなりました。育児の合間をぬって飾りを探したり、夫と役割分担して調理するのは大変な部分もありましたが、私達らしいお食い初めができて大満足です。

 

子どもにとって一生に一度のお食い初め。子育てで大変な時期ではありますが、お惣菜やネットでのお取り寄せなどを組み合わせて、楽しめる範囲で手作りするのもおすすめです。

 

【お食い初め】マダイを見る

 

参考

ベネッセコーポレーション たまひよ https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=2329

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