こんにちは。季節の恵みを味わう保存食料理家/管理栄養士のきくち りつです。

 

今回は、胃薬に配合されている漢方としても知られるフェンネルを使い、おしゃれなおつまみやドレッシングを作ってみましょう。

 

フェンネルとは?

▲フェンネルの根本

 

フェンネル」はアニスに似た独特の甘い香りを持ち、ディルとともに魚料理に合うハーブとして利用されています。

 

漢方では「茴香(ウイキョウ)」として健胃、去痰の薬効があることから、胃腸薬に生薬として配合されてもいます。

 

フランス語では「fenouil(フヌイユ)」、イタリア語では「fonocchio(フィノッキオ)」と呼ばれます。

 

▲フェンネルの葉

 

フェンネルは根元の肥大した部分は野菜、葉はハーブ、種はスパイスとして全草食用として利用される植物です。

 

栽培の歴史は古く、ギリシャでは血行を促進し利尿・発汗作用があることから痩身に効くとされ、ローマでは視力回復に効果があると書物に記されていました。

 

▲フェンネルの種

 

種は口臭予防としてインド料理屋さんに置いてある糖衣がけされたスナック「ムスクス」としても親しまれています。

 

また、フェンネルの甘い香りの成分は女性ホルモンを活性化させて、更年期症状の緩和にはたらくとされています。

 

たくさんの品種があり、スリムで小ぶりなタイプの「スティッキオ」、根元が大きく肥大する「フローレンスフェンネル」は野菜として、茶色い葉の「ブロンズフェンネル」は観賞用として流通しています。

 

今回は根元と葉の部分を使ってエスニックな香りのビールのおつまみにぴったりのスティック春巻きを作ってみましょう。少ない油で揚げ焼きするので気軽に作れますよ。

 

フェンネルとリコッタチーズのスティック春巻き

 

材料(5人分)

春巻きの皮      10枚
リコッタチーズ    100g
フェンネル      1/4本
玉ねぎ        1/4個
塩          ひとつまみ
クミンシード     小さじ1/4

 

〈のり〉
小麦粉        大さじ2
水          大さじ3

 

〈サラダ〉
ベビーリーフ     適量
ミニトマト      適量

作り方(調理時間:30分)

1.フェンネルの茎、玉ねぎは4㎝長さのスライスにする。フェンネルは水にさらしてあくを抜き、葉は飾りの分を残して刻む。

 

2.フィリングを作る。ボウルに1とリコッタチーズ、塩、クミンシードを入れて混ぜ合わせる。フィリングを平らにならし、10等分にスプーンで筋を付けて分ける。

 

 

3.春巻きの皮の上辺と左右にのりを指で塗り、下辺にフィリングを細く乗せてくるくると巻いていき、巻きとじと端を指でしっかり抑えて閉じる。

 

4.フライパンに油を少なめに入れて中火で加熱し、菜箸を入れたら細かい泡がたつくらいに温まったら春巻きを入れて揚げる。

 

 

5.器に盛り付けて上にフェンネルの葉とベビーリーフ、ミニトマトを盛り付ける。

 

 

ワンポイントアドバイス

・フィリングが柔らかく皮が破れやすいので、皮は一枚を巻いてしっかりと端を閉じます

 

・スティック春巻きなら少ない油で揚げることができます。中のフィリングは生でも食べられる物なので、周りの皮がカリッとしたら揚げ上がりです。

 

生梅とフェンネルのドレッシング

 

フェンネルの葉を使ってサラダにかけるドレッシングも作りましょう。完熟の梅は生食出来ます

 

甘さはないのですが香りと酸味があり、なかなかおいしいものです。我が家では毎年梅干しを漬ける時期に必ず作る人気のドレッシングです。

 

材料(200ml瓶 1つ分)

完熟梅       2個
オリーブオイル   150ml
砂糖        小さじ1
塩         小さじ1/2
こしょう      少々
フェンネルの葉   適量

 

作り方(調理時間:5分)

1.フェンネルの葉は包丁で刻む。

 

2.完熟梅は種を取り除き包丁でたたきペースト状にする。

 

3.ボウルに1と2とオリーブオイル、塩、こしょうを入れて混ぜ合わせる。

 

4.瓶に3を入れる。

 

保存期間:冷蔵庫で2週間

ワンポイントアドバイス

・梅の代わりにすももやキウイを使っても美味しく出来上がります。その場合は砂糖は入れなくても大丈夫です。

 

・フェンネルの代わりにミントを使っても爽やかな味わいが楽しめます。

 

まとめ

古くから栽培され食欲促進、健胃、血行促進、利尿、口臭予防、女性ホルモン活性化作用があるとして、各地で薬草として利用されてきたフェンネル。

 

スティック春巻きは普通の春巻きよりも少ない油で揚げることができますし、ドレッシングは完熟の梅を生で楽しむことができます。

 

ぜひお試しくださいね。

 

参考

・S&Bエスビー食品株式会

https://www.sbfoods.co.jp/sbsoken/jiten/search/detail/00075.html

・JAみのり

https:/ /ja-minori.jp/?page_id=1228

・株式会社東旗 かわしま屋事業部

https://kawashima-ya.jp/contents/?p=33483
・「ハーブスパイス館」小学館

P244、P245、P432

 

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