こんにちは。フリーランスの管理栄養士の飯塚陽子です。
みなさんは、さやごと食べることのできるスナップエンドウはお好きですか?
さっと茹でてから、料理に加えると彩りがきれいになりますよね。スナップエンドウの別名は、スナックエンドウです。
私は、茹でたスナップエンドウをそのまま食べて、スナップエンドウの甘みを感じることも好きです。
さて今回は、スナップエンドウの茹で方をご紹介します。また、茹でる時間や茹でた後に冷水で冷やす有無による差を実験・比較して食べ比べてみました。
スナップエンドウの茹で方の実験の条件
スナップエンドウの茹で時間と茹でた後に冷水で冷やす有無による差を調べてみました。茹でる時間は、1分30秒と2分の2通りを試しました。
条件をまとめると下記の表1の4通りです。
スナップエンドウの茹で方
1.まずは下処理です。スナップエンドウの筋を取ります。スナップエンドウのへたの部分を折り曲げ、ゆっくりと筋を取ります。
反対側の筋も同じように取りましょう。
スナップエンドウの筋を取り終えました。
2.鍋に水と塩を入れ、沸騰させます。 茹でる際の塩の量はお湯に対して0.5~1%。1Lの場合は5~10gが目安です。
塩を多めに入れて茹でると、スナップエンドウに塩の風味がつきます。お好みで調整してください。塩を入れることで、きれいな緑色に茹でることができます。
3.スナップエンドウを鍋に入れ茹でます(今回は、茹で時間の比較を行うため1分30秒茹でるものと2分茹でるものの2通りです)。
水から茹でると、歯ごたえや見た目が悪くなってしまうので沸騰後にスナップエンドウを入れましょう。ぬるいお湯で茹でると、緑色があせてしまうため沸騰してからスナップエンドウを入れましょう。
茹でていくと、お湯が黄緑色になってきました。
4.茹でたスナップエンドウを冷水で冷やします(今回は、冷水で冷やす有無を比較するため、冷水で冷やさないものもあります)。アクの少ないスナップエンドウは冷水で冷やし、ザルに上げましょう。
スナップエンドウを茹でた後のお湯は、こちらです。透明だったお湯が黄緑色になりましたね。
スナップエンドウの茹で方の実験の結果
今回は、下記の表1の4通りの方法でスナップエンドウを茹でました。
茹でたスナップエンドウを比較した写真がこちらです。
結論。茹で時間のベストは1分30秒!
見た目を比較してみると、冷水で冷やしたA・Cはシワが少ないです。一方で、冷水で冷やさなかったB・Dはシワが多く、さやがへこんでいる部分もあります。
食べてみたところ、1分30秒茹でたA・Bはシャキシャキとして歯ごたえがありました。
一方、2分茹でたC・Dは、やわらかい食感でした。また、スナップエンドウの筋を取ることで隙間が生じ、水分がさやの中に入りやすいようです。
そのため、茹でた後冷めてからキッチンペーパー等にスナップエンドウの端をとんとんと当て、中に入った水分を落とすと良いでしょう。
まとめ
スナップエンドウの茹で時間が30秒違うことで、食感に違いがありました。また、冷水で冷やすことでシワやへこみの少ない見た目に仕上げることができました。
そのため、シャキシャキとした食感を楽しみたい際は1分30秒茹でましょう。見た目をきれいに仕上げるためには、茹でた後に冷水で冷やしましょう。
なんとなく茹でて食べていたスナップエンドウを自分好みの茹で加減や見た目にアレンジしてみてくださいね。
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フリーランスの管理栄養士
幼少期から食べることや畑が好きで管理栄養士に。
大学時代は小学校の栄養教諭になることを目標として、栄養教諭の教職課程やアシスタントティーチャーとして小学校で学習支援のボランティアを行う。また、在学中に食育指導士を取得し、社会人になり上級食育指導士を取得。小学校の栄養士を経験し、2020年から管理栄養士で料理家のアシスタントを行いつつ、フリーランスの管理栄養士に。