私は祖父の家がほぼ自給自足の生活をしており、裏山に罠をしかけて鳥やたぬき、猪を狩って解体までしているような環境で育ちました。
小学生の時にはじめて食べた猪鍋の独特な味や香りが忘れられず、そこから猪肉に対して美味しいイメージがないまま過ごしてきていたのですが、「美味しいジビエ」にこだわっている宇佐ジビエファクトリーさんが提供している猪肉が美味しそうで試してみたくなりました。
今回はそれでは実際にセットの内容を見ていきます。
「絶対美味しい!!ファクトリー限定ジビエの食べ比べセット」の内容は?
購入してから4日ほどで到着しました。セット内容はこんな感じ。
・シカソーセージ5本(100g)×2P
・イノシシソーセージ5本(100g)×2P
・イノシシハンバーグ40g×5個
・シカメンチカツ100g×2P
全て冷凍で届きます。小分けになっているため、使い勝手がよかったです。
栄養とアレルゲンについて
生ソーセージは化学調味料など添加物を極力使用せず作られており、さらに7大アレルゲンの小麦・卵・乳・そば・落花生・エビ・カニを使用せずに作られているそうです(チーズソーセージのみ乳を使用)。
アレルギーがあるお子様を含め、どなたでも楽しめる生ソーセージです。
販売元の情報によると、鹿肉は脂質が少なく、タンパク質・鉄分が豊富。猪肉は、ビタミンB群、コラーゲン、不飽和脂肪酸が豊富で、タウリンなどの含有量も多く滋養強壮の効果が期待できる、とのこと。
私は筋トレにはまっているので、たんぱく質が豊富な鹿肉と体の弱っているところを強くしてくれる猪肉のコンビはいいことづくしでした。
いよいよソーセージやハンバーグ、メンチカツを調理して食べてみます。
ジビエの食べ比べセットを調理して実食
ジビエ料理を簡単にアレンジしてみました。
今回作ったアレンジ料理一覧はこちら!
・猪の生ソーセージを使ったポトフ鍋
・鹿の生ソーセージパイ
・ソースが美味しい猪肉チーズハンバーグ
・鹿肉のメンチカツバーガー
ひとつひとつ解説していきます。
猪の生ソーセージを使ったポトフ鍋
土鍋とまな板と包丁だけで洗い物も少ないので気軽に作ることができました。切って並べて煮るだけで美味しいポトフができるので、時間がない時などに便利そうです。
【材料】3人分
猪の生ソーセージ 1P
じゃがいも 3個
人参 1/2個
ミニ白菜 10枚
玉ねぎ 1玉
無添加コンソメ 5g
ローリエ 2枚
水 800ml
塩胡椒 少々
【作りかた】
1.ミニ白菜を外の葉から10枚剥ぎ取って洗いざく切りにします。
2.人参は乱切り、玉ねぎは薄切りします。
3.じゃがいもは煮崩れしにくいメークインやスノーマーチを使うのがおすすめです。じゃがいもの皮をむいて1cmの厚切りにします。
4.土鍋に水を入れて沸騰するまで沸かします。
5.水が沸騰したら1.2.3.と生ソーセージをそのまま入れて、コンソメとローリエをのせます。
6.野菜に火が通るまで約15分加熱します。
7.竹串で人参、じゃがいもに火が通っていることを確認して塩胡椒で味を整えて出来上がりです。
【実食の感想】
猪のソーセージは加熱されて焦げ茶色になっていて、箸で持ち上げると身がしっかりしています。一口食べると濃い肉の旨味が口内に広がりました。
油を加えているので硬くなりすぎずジューシーに感じました。豚と比べると噛みごたえがありますが、臭みがなくて食べやすいので驚きました。
スープにも旨味が滲み出ているので最後はリゾットにしても美味しいです。
鹿の生ソーセージパイ
すぐにできるのでおやつにや朝食にもぴったり。
【材料】3人分
鹿の生ソーセージ 1P
卵黄 1個
冷凍パイ生地 5枚
【作りかた】
1.パイを常温に戻しておきます。
2.オーブンを210°の15分に設定して余熱を開始しておいて下さい。
3.1に切り込みを入れていきます。
4.中央に鹿の生ソーセージを乗せて、切り込みを入れた生地を交互に合わせ編み込みしていきます。
5.鹿の生ソーセージを包み込んだら黄身をパイ生地に刷毛で塗り込みます。
6.オーブン板にオーブンシートを敷きパイを間隔をあけて並べます。
7.余熱が完了したオーブンの中へ6を入れて15分焼き上げます。
8.パイがこんがり色になったら出来上がりです。
【実食の感想】
鹿の生ソーセージは肉が柔らかく食べやすかったです。
出来立てもパイがサクサクで香りもよく美味しいのですが、翌日に温め直すとパイにソーセージから滲み出た油と旨味がしみしみになっているのも美味しいので是非2度楽しんで頂きたいです。
大人だけで食べる時はソーセージを包み込む前にマスタードを塗っておくと風味が加わってさらに違う味になるのでおすすめです。
チーズを入れて包んでもこってり濃厚なソーセージパイを味わえます。
ソースが美味しい猪肉チーズハンバーグ
生ハンバーグでお肉感たっぷりです。
つなぎが入っているお肉と比べると硬めの仕上がりになります。
【材料】3人分
猪肉ハンバーグ 40g×5個
赤ワイン 30ml
ケチャップ 大さじ2
スライスチーズ 2枚
【作りかた】
1.猪肉ハンバーグを自然解凍しておきます。
2.中火で温めたフライパンに油を引かずに猪肉ハンバーグを入れます。
3.表面を焦げ目がつくまで焼きます。
4.ひっくり返して蓋をして7〜8分蒸し焼きにします。
5.竹串をさして中から透明な肉汁が出ているか確認して、赤みがある汁が出てきたら中に火が通るまで再加熱して下さい。
6.ハンバーグに火が通ったら赤ワインとケチャップを入れてアルコールが飛んで汁気がなくなるまで中火で煮詰めます。
7.お皿に移してスライスチーズを乗せたら出来上がりです。
【実食の感想】
ハンバーグを焼くと1個あたり3〜4cmサイズになります。小さめサイズですが猪肉は味がしっかりしているのでチーズを乗せてコクをアップすると小さくても満足度が高いです。
猪肉から出た脂身と赤ワインとケチャップの組み合わせが良く旨味が強いので、濃厚でも食べやすいハンバーグ出来上がります。家族で分けましたが5個1人で食べられるくらい美味しいです。
トマト煮込みにしても美味しいので、アルコールが気になる方は赤ワインをトマトピューレに変えて煮込んでみて下さい。
鹿肉のメンチカツバーガー
ポテトも付け合わせしたら立派なハンバーガーセットになります。
【材料】1人分
鹿肉のメンチカツ 1個
キャベツ 10g
ケチャップ 大さじ2
カシスマスタード 小さじ1
イングリッシュマフィン 1枚
スライスチーズ 1枚
【作りかた】
1.鹿肉メンチカツを170°の油できつね色になるまで7〜8分揚げます。
2.1を揚げている間にマフィンをトースターで軽く焼き目が着くまで温めて半分に割っておきます。
3.焼けたマフィンにカシスマスタードをケチャップを塗っておきます。
4.揚ったメンチカツをバッドに移して余計な油分を落としてから3.にのせます。
5.4にスライスチーズとキャベツをのせて片方のマフィンで閉じて出来上がりです。
【実食の感想】
合い挽きを使ったミンチよりあっさりしています。
衣はザクザクとして食感が良く贅沢にメンチカツにレモン汁をかけて揚げたてを頬張るのもおすすめです。
マスタードは通常の粒マスタードでも美味しいですがお肉と相性が良いカシスマスタードがあれば合せると程よい酸味とフルーティー風味が加わってワンランクアップした味わいになります。
まとめ
宇佐ジビエファクトリーさんのジビエは、臭みを最小限まで抑えて味も食べやすく大満足でした。美味しいジビエを手軽に味わいたい方は、ぜひお試しください!
農林水産省:ジビエの魅力 栄養成分について https://www.maff.go.jp/j/nousin/gibier/miryoku.html わかやまジビエ振興協議会(和歌山県 農林水産部 農業生産局 畜産課):ジビエの栄養価 https://wakayama-gibier.jp/gibier/nutritive-value/ 食べチョク:㈲サンセイ 安心院ソーセージ 宇佐ジビエファクトリー
高等学校で調理師の勉強を1年勉強しています。のちに飲食店でキッチンを担当していました。現在は家事代行サービスで作り置きのご飯のご依頼を多数受けております。お子様に好評なレシピもご紹介していきます。