管理栄養士で節約美容料理研究家の金子あきこです。
離乳食はエネルギーや栄養の摂取を徐々にミルクから移行し、食材の味を知る時期です。食材の味を知り、食べることの学びの時期だからこそ、美味しいと感じてもらえるものを与えたいものです。
野菜のえぐみなどは肥料に含まれる窒素を野菜が吸収することで感じやすくなるそうです。野菜本来の味を知るためには、肥料の使われていない有機野菜などがおすすめです。
離乳食中期の食材と食べ方
離乳食中期になると1日2回の食事になり、食材は舌でつぶせる固さにするのが適当です。
今まではお粥に野菜のペーストをのせたり混ぜたりしていたと思いますが、中期には、粥と野菜など単品に分けて、さらに素材の味を感じるようにするといいでしょう。
豆腐や納豆、しらすなど、たんぱく質の食材と合わせて少しずつ食べ慣れるといいですね。
人参
人参はいろんなメニューに合うため、細かく切り加熱したものをシリコンカップなどに入れて冷凍しておくと便利です(冷凍の場合は1~2週間以内に使い切りましょう)。
彩りがプラスされ見た目もとてもきれいになります。茹でた人参をフォークでつぶすなど粗くても食べられるようになっていきます。見た目がきれいだと食欲もそそられますよね。
人参をすりおろし、しらすとだし汁で煮た「しらすのもみじおろし」が色もとてもきれいでオススメです。
ほうれん草、小松菜
ほうれん草や小松菜は繊維が多いためしっかり刻みます。繊維を断ち切るために縦と横に包丁を入れます。ほうれん草は細かく切り一度煮こぼしてから使います。
お粥やうどん、パン粥など何でも混ぜて使いやすいのでとても便利です。ひきわり納豆に熱湯をかけ、だし汁とほうれん草を合わせれば納豆和えになります。もちろん小松菜でもOKです。
ブロッコリー
ブロッコリーは花蕾を切り落として使います。豆腐を熱してつぶしたものと花蕾を茹でたものを合わせればブロッコリーの白和えの完成です。
さつま芋、南瓜
さつま芋や南瓜は皮をむき、加熱してつぶしたものを育児用ミルクと合わせればミルク煮になります。つぶし加減や固さは育児用ミルクで調節ができるので便利です。
離乳食後期からの食材と食べ方
離乳食の後期から3回食になります。歯茎でつぶせる固さにし、主食、主菜、おかずといったように分けてあげましょう。
この時期は鉄不足にならないよう、鉄分が多く含まれる脂身の少ない肉類(鶏ささみや豚肉の赤身など)や大豆製品や小松菜も取り入れましょう。
ビタミンCの豊富なブロッコリーやじゃが芋、いちごなどと組み合わせることで吸収が良くなります。
りんご
りんごは初期から食べられますが、後期は皮をむいてスティック状に切れば手でつかみ食べやすいでしょう。もちろんスティック状が無理な時はすりおろしもOKです。
もやし
もやしはひげを取り除き、細かく切ってスープなどにいれましょう。「もやしは栄養がない」と思われていますが食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富です。
ピーマン
すこし苦味のあるピーマンも後期くらいになってくると食べられるようになります。細かく切って卵と合わせスクランブルエッグにしたり、スープに混ぜたりと少しずつ味に慣れるようにするといいですね。
かぶの葉、春菊
かぶの葉や春菊を細かく刻み、豆腐と鶏ひき肉のハンバーグに混ぜれば苦手な赤ちゃんも食べやすくなります。
刻んだ後茹でて、つぶしたじゃが芋にだし汁を加え、厚み5㎜程の丸にして焼けばじゃが芋おやきになります。手で持って食べることもできます。
まとめ
離乳食中期、後期になると食べられる食材も増えますが、大人が食べているものをうっかりとあげてしまうことのないようにしてください。
唐辛子や生姜、にんにくなどの刺激の強いものは控えましょう。
また、そば、ピーナッツ、カニ、エビはアレルギー症状が出やすい為、離乳食期は与えない方が安心です。はちみつはボツリヌス菌が含まれていることがあるため1歳までは与えないでくださいね。
いかがでしたでしょうか。
離乳食の進み具合、食べ物の固さや食べる量など個人差が大きいためあくまで目安です。素材の味が感じられる離乳食をぜひお試しください。
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参考文献
はじめての離乳食(学研パブリッシング)
栄養の教科書(新星出版社)
Aricofood株式会社代表取締役 管理栄養士。レシピ開発、セミナー、コラム執筆、メディア出演等。40代からのダイエットサポート、セッションなど女性の美に特化し行っている。著書に「ショウガ甘酒食べる健康法」(日本文芸社)「おなかぺったんこ腸筋レシピ」(リピックブック)。